★糸魚川の中では一之宮とされ重要な神社が2社並ぶ★
場所・ 新潟県糸魚川市一之宮1−3−34
創建・
竣工・ 本殿 寛政9年(1791)
構造・ 拝殿 入り母屋造り 本殿 総檜造り
祭神・ 天津彦火瓊瓊杵尊、天太玉命、天児屋根命
社務所・ あり 奴奈川神社と共同ぽい
最終訪問・ 2021.05 GW
*国・無形民俗文化財 稚児舞
JR糸魚川駅近くの一之宮にあり、茅葺の大きな社殿が印象的な神社です
旧県社(昭和18年に昇格)で、稚児舞が伝わっており、国の民俗芸能に指定されています
拝殿は一緒 背後の本殿が2社分ある
「延喜式」神明帳に頸城郡の十三座のひとつ(式内社)として「大神社」(オホムハジンジャ、オホノジンジャ)という社名が記載されていますが、所在は不明です
随神門より拝殿・本殿のライン
「大神社」にはいくつかの論社があり、この天津神社もその一つです
(妙高市の関山神社を「大神社」とする説もある)
境内から弥生式土器をはじめ、鉄・石製品・勾玉などが出土しており、この地でなんらかの祭祀が行われていたことを物語ります
拝殿 加賀の井酒造と雪鶴 糸魚川の銘酒
祭神は、天津彦火瓊瓊杵尊(アマツヒコホニニギノミコト)、天太玉命(アメノフトタマノミコト)、天児屋根命(アメノコヤネミコト)
拝殿 謙信・奴奈姫など 糸魚川の銘酒
拝殿は入り母屋茅葺の大きな建物です
本殿は拝殿の裏手に少し離れて建っています
寛政9年(1791)に改築された総ヒノキ造りの貴重な建造物で、
棟梁「相馬十郎左衛門昌信」に名が伝わります
向拝柱だけでなく、縁の下の組み物も素晴らしく、向拝部分には豪華な彫刻が見られます
拝殿 「天津社」とある扁額
本殿前のこま犬はなかなか豪壮な姿をしていて、文政6年(1823)のもの
本殿の左には奴奈川神社の本殿が並んで祀られています
*
こちらの神社は、糸魚川市街地を代表する大きな見応えのある神社です
糸魚川市街地の鎮守様でしょうね
拝殿 横から 見ごたえあり 寛永9年(1791)築
このときはGWでしたが、運よく貸切で参拝することができました
私たちが参拝を終えたら、2台の車が来て、参拝者が数名いらっしゃいました
拝殿より本殿
境内からは土器や勾玉も出土するなんて、すごい場所ですね
今でも広くて人が集まることができる開けた平地ですが、古代からここでいろんな祭祀が行われていたと思うと、、、
こま犬 糸魚川のものはゴリラ系で独特
今では静かな境内ですが、古代の雰囲気を想像できるようなうっそうとした森も脇に残っています
現在は公園になっており、市民に親しまれています
「どーも僕です」個性的なこま犬 文政6年(1823)
祭神は天津彦火瓊瓊杵尊で、中央の男神様ですね
国の文化財に指定されている稚児舞も歴史がありそうで、いつかは見てみたいものです
この神社の本殿のこま犬も角があって個性的で面白いです
糸魚川のヒスイ色の海 この日は曇りで風が超強い
何より、この茅葺の大きな拝殿が印象的でした
記念撮影もし、糸魚川の歴史ある古代の鎮守様に参拝できたことが嬉しかったです
糸魚川銘菓 「マキノ式飴」 手作りの伝統の美味しい飴
10年ぶりの糸魚川、やっと来ることができました
神話好きな方はぜひ来て頂いて、古代の雰囲気と当時から変わらないヒスイ色の美しい海や雄大な山の風景を眺めてみてほしいです
古代・神話・茅葺好きの方にもオススメです♪
*神社のデータは「にいがた神社探訪」より