★式内 「桃崎浜 荒川神社

 

 

北前船で栄えていた桃崎浜の鎮守様で宝物庫も残る

場所・ 新潟県胎内市桃崎浜187

創建・ 不詳

竣工・ 古め

構造・ 木造 石造明神鳥居

祭神・ 天鈿女命(アメノウヅメミコト)

社務所・ あり

最終訪問・ 2018.06

新潟県北部、胎内市の海沿いの桃崎集落にあり、「文化財収蔵庫」という表示が地図に載っていて、何だろう?と思って行ってみました上矢印
ついでに式内社だったので、行けて良かったです乙女のトキメキ



 

桃崎浜の荒川神社は、JR(羽越本線)坂町駅の北西4.2キロに鎮座します神社
荒川の左岸の河口に近い場所です波

 

「神社明細帳」(明治16年)に「北蒲原郡桃崎濱字上相子 無格社・荒川神社」とあるそうです乙女のトキメキ
祭神は天鈿女命(アメノウヅメミコト)で、桃崎浜の産土神ですが、創立年月は不詳ですお母さん

 

文化財収蔵庫 普段は人もいず見れません

 

当社は「延喜式」所載の「荒川神社」(磐船郡八座の一)の論社ですガーン
鎮座地は荒川の河口に近いですが、この場所は古代・中世には荒川の川筋ではなく、また社号も「若宮八幡宮」を享保2年(1717)に「荒川神社」に改称したとされることから、式内社とすることに懐疑的な見解もあるそうですもやもや

現在、「式内・荒川神社」として有力視されているのは、村上市小岩内の荒川神社ですが、『温古の栞』(二十七篇)は、嘉吉年間(1441−43)に小岩内の荒川神社を勧請したのが当社であるといいます乙女のトキメキ

 

第一鳥居 街道沿いにある

 

石の鳥居をくぐって参道を進むと、拝殿前の朱の鳥居が見えて来て、拝殿の屋根の形が独特です乙女のトキメキ
拝殿裏に建つ本殿は大きく、屋根がやはり独特の曲面で構成されています(拝殿・本殿全体の画像は撮り忘れ)ルンルン

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桃崎浜集落も、
海沿いの漁師町な感じで、街道沿いに古い街並みが残ります波
何だか立派な屋敷もあり、ここも近くの村上市塩谷のように北前船で潤っていたのでしょうか(文化財収蔵庫まであるしね)?
神社の鳥居は街道沿いに面しますが、境内はしばらく登って行きます上矢印

 

拝殿 向拝 彫刻が素晴らしい

 

そうすると左手に草原の広場があり、そこに文化財収蔵庫という平屋のコンクリート造りの建物がありますびっくり
式内で歴史ある神社だけに、いろんな文化財があるのかも知れません乙女のトキメキ
中は見れないので、外観だけですもやもや

境内は坂の上に本殿があり、大きく堂々としていて、彫刻も立派ですキラキラ
創立もわからず、本当に式内かどうかも不明だそうですが、立派な神社だったので良かったですウインク

 

桃崎浜の漁師町 かつては北前船で栄えたか

 

この付近の式内社は、乙宝寺内の八所神社ですが、11年前は見事に見逃していたなあガーン
また機会があれば、近くの有名な乙宝寺も再訪したいですね乙女のトキメキ

式内・港町・彫刻好きの方にもオススメです♪       

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★「
桃崎浜 三南渡(みなと)神社


場所・ 新潟県胎内市桃崎浜

創建・ 合併が明治40年(1907)

竣工・ こま犬は文政8年(1825)

構造・ 木造 石造明神鳥居

祭神・ 稲荷神社(倉稲魂命)、金刀比羅(崇徳天皇)

社務所・ なし

最終訪問・ 2018.06

上の神社の境内にあり、参道の右側に鎮座します右矢印
説明板がありましたので、そちらの画像をどうぞ乙女のトキメキ
境内社の稲荷神社(倉稲魂命)と金刀比羅(崇徳天皇)を明治40年(1907)に合併して社号を改めたものですお願い

 

鳥居もこま犬もこじんまりとして可愛い

 

狛犬は、文政8年(1825)に奉納されたもので、かつて朱鳥居の前に置かれていましたが、傷みが激しいためここに移されたそうですアセアセ                  

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こちらは元は荒川神社の境内社のようですが、合併させて一つの神社にしたのですね
乙女のトキメキ
鳥居が2mくらいしかなく、小さめで可愛いのと、狛犬も古めで良かったですラブ

 


桃崎も港町なので、「みなと」と読める名前の神社なのでしょうね波
荒川神社とセットでどうぞお願い

境内社・こま犬・鳥居好きの方にもオススメです♪

 

*神社のデータは「にいがた神社探訪」より