☆会津若松の豪商の館を公開、ギャラリー、
CAFE、お土産もー3★
場所・ 福島県会津若松市中町4−16
電話・ 090−9422−2924 HP、FBあり
創業・ 江戸中期 享保年間
竣工・ 江戸時代から大正3年
構造・ 蔵造り2階建て、木造2階建て
営業・ 10〜17時 冬は16時まで
料金・ 300円
最終訪問・ 2020.10
*国・登録有形文化財 *会津若松市歴史的景観指定建造物
今回、ここを知ったのは、どこかの会津の旅の途中で今までに手にしたパンフの中にありました
会津若松の町を見に来たのはもう12年前
ところてんが名物の蔵のお店(敷地内)
そのときはだいぶ初期で、まだ洋館にしか興味がなく、こちらには気が付きませんでした
外観が黒漆喰でカッコよかったので、外観の画像だけ撮りました
今回のメインとして訪れましたが、やはりメインだけあり、すごい内容で気が付いたら30分が経ち、写真60枚くらいも撮りまくりでした
自分的には10分くらいかと思ったら、楽しい時間は早いのですね
店蔵1階 会津のいいものセレクトショップ お土産店
旦那が外で「寒い中30分も待たせて、風邪ひくかと思った、すぐ来ると思ったのに」と少し怒り気味、、、(すみません)
でもなあ、旦那はお金払ってまで興味ないのに中見たくないだろうしなあ
まず、玄関を入ると重厚な御影石の踏み石
ここで靴を脱ぎ、料金を支払うと「どこから来たの」と御主人
母屋2階 廊下 天井など数寄屋の世界が始まる
「新潟からです、ここのHPのFBもマメに更新されているの見てますよ」というと、とても喜んで下さり、
「新潟からも今日はたくさん来て頂いてますよ」とのこと
内部の写真は自由に撮って良いとのことで、母屋の1階の座敷で軽くご主人の説明があり、とても熱心に語ってくれました
母屋2階 館内でも一番豪華な大広間
私がうろうろしていると「あちらは見ましたこちらからどうぞー」と案内もすすんでして下さいます
これだけ熱意が伝わってくると、こちらも嬉しいですね
とにかくここで驚いたのは、すべての木部に腐食防止もあるのでしょうが、漆塗りでピカピカに輝いていること
こんなにもピカピカに全部の木部に漆を塗った邸宅は見たことがありません
今までも江戸から昭和初期の邸宅を色々見て来ましたが、どんだけ金かかってんの、これ
会津は漆塗りが盛ん、という土地柄もあるのでしょうが、これはすごい
母屋の2階も数寄屋風味に、金のふすま、欄間も見たこともない豪華な意匠、隠し部屋のような茶室と圧倒されっぱなし
母屋2階 付け書院 鳳凰の彫刻 組子もきれいに残ってる
これは300円じゃ安いくらいの良い目の保養です
(しっかりお土産1000円ほど購入しました)
座敷蔵も、どこかの良い料亭建築や文化財の温泉旅館に来たような豪華さです(東山温泉「向瀧」が好きな方は温泉とセットでオススメ)
そういう世界が好きな方は、絶対喜べる場所だと思います
ピカピカに光る廊下の風情も満点です
大正時代には繁栄を極め、芸術家のパトロンになっていたとか、茶室で数寄仲間とお話とか、絵に描いたようなお金持ちの生活ですね
母屋2階 秘密の部屋のように廊下の隅に補築された茶室
建築としても、国の登録有形文化財で、会津若松市の歴史的景観建造物の第一号と、かなり会津の町でも重要な建造物です
店蔵の2階へは、洋風の木造螺旋階段で
この木をここまで曲げる技術もさすがです(喜多方の甲斐本家もこんなだったなあ)
2階は現在はギャラリーになっており、和室と洋室があり、天井も素晴らしいデザインで、レリーフや照明の根元飾りも素晴らしいです
この辺は大正浪漫を感じられる場所です
店蔵の1階の天井も洋風で、外観は重厚な黒漆喰の蔵造りですが、内部はハイカラなんですね
母屋1階 庭に面した廊下 天井も漆塗りで光を増幅させる
ここでお土産を購入し、玄関へ戻り、「内容がすごくて感動しました」と御主人
に伝えて屋敷を後にしました
購入したお土産
(ままどおると山塩あめは別の場所で購入)
できたら今度は時間のあるときにまた来て、「しお蔵」でお茶をしてみたいです
邸宅・洋館・大正浪漫好きの方にもおススメです♪
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