★フレンチ・ルネサンス様式の壮麗な校舎は国・重文★
場所・ 山形県米沢市城南4-3-16
竣工・ 明治43年(1910)
設計・ 中島泉次郎 文部省 建築課
構造・ 木造2階建て 下見板張り スレート及び桟瓦葺き
最終訪問・ 2020.02 米沢3回目
*国・重要文化財 *現在は敷地内立ち入り禁止
山形県置賜地方、県の最南端に位置する城下町・米沢市にあります
米沢工業学校は仙台に続く東北2番目の高等工業学校として開校されました
全長94mにも及ぶ大規模な木造下見板張りの堂々たる建物で、正面中央に張り出した玄関ポーチ上には手摺を巡らせたバルコニーとなっており、その上部を破風の一部が欠けた「ブロークペディメント」で飾る中央棟の左右には四角錐状をなす階段室の屋根とマンサードで左右にドーマー窓が付きます
中央部を一段高いマンサードを屋根とし、その両脇に尖塔屋根を立てます
正面に車寄せを設け、その上をテラスとします
左右に延びる銅部、および両端の翼部は中央部と異なり桟瓦葺きとし、上げ下げ窓が連続します
1階と2階で窓枠の形が異なり、この長大な立面に変化を与えています
・2008年10月 のときの感想
こんな立派な洋館が当時の大きさのまま残っていることに感動します
まるで今にもドレスのお姫様が出て来そうです
良家のお嬢様風に記念撮影
ここが自分の家だったら、、、
当時の、今から100年前の人たちはこんなヨーロッパの中世のお城が建って、さぞかしびっくりしたことでしょう
見学者が絶えなかったのではないでしょうか
残念ながら学校の施設なので一般公開はされていませんが、いつか中へ入ってみたいです
上杉家、米沢牛と並んで米沢市の顔だと思います
それにしても明治期の米沢はそれほど栄えていたということなのでしょう(今も観光で栄えていますよ)
12年の間に壁の色が変わったようです
上杉家の実力、恐るべし
さすがは国の重文だけあると思いました
これからも現役で大事にされて行ってほしいです
12年後の2020年に行ったら、壁の色が変わっていて、敷地内立ち入り禁止になっていました
当時は部外者も大丈夫でしたが、物騒になりましたからね
遠目に道路から見るだけにしましょう
洋館・校舎・重文好きの方にもオススメです(^^♪