★神立集落の強いパワーを持った1200年の鎮守様★
場所・ 新潟県南魚沼郡湯沢町神立字宮林487
創建・ 天平神護年間(765-766)
竣工・ 応永34年(1427)、拝殿 明和7年(1770)改築
構造・ 木造 石造明神系鳥居
祭神・ 天児屋根命、中筒男命、誉田別命
社務所・ なし
最終訪問・ 2020.11
越後湯沢温泉街から、峠方面の途中にある農村集落にあります
越後湯沢駅(JR上越線)の東南東1キロに南東向きに鎮座します
「神社明細帳」に「南魚沼郡神立村字宮林 村社・魚沼神社」とあるそうです
「延喜式」所載の「魚沼神社」(魚沼郡五座の一)の論社です
(ただし『越後国式内神社考』は当社を「式内・魚沼神社」ではなく「坂本神社」に当たるとしている。)
祭神は、天児屋根命、中筒男命、誉田別命の三神です
「神社明細帳」は以下の口碑を記録するそうです
林が雰囲気ある境内 灯篭も雪囲い
すなわち、天平神護年間(765-766)に、神託によって宮換戸(みやがいと)の地(現社地のやや西方の石白地区)に八幡・住吉・春日の三神を祭ったのが起源で、建暦年間(1211ー1212)に社殿を建て「魚沼社」と称したそうです
貞治2年(1363)に再建で、応永33年(1426)に落雷で損壊し、翌年現社地に再建したそうです
明治43年(1910)、稲荷社(倉稲魂命、大己貴命、大田命、大宮姫命)を合併したそうです
拝殿は妻入りで奥行きのある様式で、明和7年(1770)の改築で、旧称「三社宮」の額が掛かっています
本殿には雪下ろし作業のための梯子が付いています
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こちらの神社を参拝したときも、雨が嵐のように吹き荒れていて、こちらの神社の神様の強いパワーを感じられました
峠の手前にある小さな農村集落の中にある鎮守の森が印象的でした
もう紅葉の時期もすぎ、雪囲いなど「雪国」の支度がされていました
杜の中はとても雰囲気があり、一人で雨の中というのもあり、良い参拝ができました
こま犬がずんぐりむっくりの感じだったのが個性的で面白いです
1200年以上の歴史ある湯沢の式内神社、ということで、こちらもスキーや温泉の際に参拝されてみては
神社・古社・式内好きの方にもおススメです♪
*神社のデータは「にいがた神社探訪」より