★境内は大きめの車道に面しているが森の中は別世界

場所・ 新潟県南魚沼市八幡113

創建・ 現在地では天平6年(734)

竣工・ 明治時代以降か

構造・ 木造 石造明神系鳥居

祭神・ 大国主命、猿田彦命

 配祀として多紀理毘賣命、狭依毘賣命、多紀津毘賣命、

  足仲彦尊、氣長足毘賣尊、譽田和氣尊

社務所・ なし?

最終訪問・ 2020.10

南魚沼市の六日町地区、JR(上越本線)六日町駅の北500m、旧南魚沼郡六日町の八幡地区に鎮座します乙女のトキメキ
「神社明細帳」に「南魚沼郡八幡村字日越 村社・八幡宮」とあるそうです神社
第十代崇神天皇の御代の創立と伝える古社で、旧八幡村の産土神ですキラキラ

 

社叢の森の中に見えて来た鳥居


初め鳥坂山(坂戸山か)の山頂に鎮座しましたが、天平6年(734)に坂本の地に遷座したといいます富士山
村松藩の祖堀直寄(ほりなおより、1577-1639)が坂戸城主であったため、明治初年に至るまで村松藩の崇敬が篤かったそうですお父さん

祭神は大国主命と猿田毘古命で、配祀として多紀理毘賣命、狭依毘賣命、多紀津毘賣命、足仲彦尊、氣長足毘賣尊、譽田和氣尊ですキラキラ
明治5年(1872)、柏崎県下で村社に列せられ、翌年、郷社に昇格しました上矢印
同年「柏崎県」が配され、新潟県下で「村社」と定められました乙女のトキメキ

 

石の橋の向こうに見えて来た拝殿


このほか、境内に大宮廼賣神社、直日神社、素盞嗚神社、稲荷神社、諏訪神社が鎮座しましたが、明治10年(1877)、本社に合併されましたキラキラ


明治11年(1878)に社殿を改築しましたが、同41年の六日町大火により焼失しましたもやもや
『越後野志』などは当社を『延喜式』所載の「坂本神社」に比定しているそうですアセアセ

拝殿前の狛犬は平成19年(2007)8月に作られた新しいものですキラキラ
境内に古い石祠が並んでいます乙女のトキメキ
「明細帳」は「境内社」として6社(石祠)を記録していますが、これに当たるものでしょうか?

 

長い歴史と豪雪の中で苔むし 保存樹に指定されている


疫神斉神社(八街毘古神、八街毘賣神、岐戸神)、稲荷神社(宇迦御魂命)、八坂神社(素盞嗚尊)、淡島神社(少名毘古那命)、水神社(水速廼女命、天平年間創立と伝える)、天満宮(菅原道真朝臣、延喜八年創立と伝える)ですキラキラ

杉の古樹があり、14本が旧六日町の保存樹に指定されています(指定番号第13号、昭和51年)クリスマスツリー
創祀の地と考えられる坂戸山方向の眺望富士山
戦国期には山城が築かれていたそうです上矢印

 

六日町温泉 「龍言」の背後に見えるのが坂戸山


現在は、上杉景勝と直江兼続ゆかりの坂戸城跡として訪問者が多いようですお父さん
現在、山頂には富士権現社が鎮座しています富士山



六日町の大きめの車道に面した神社ですが、
参道沿いの杉林を入ると別世界で、とても静かで癒される空間ですクリスマスツリー
ここには、とても良い気が漂っていて、神社を出て来る頃には、すっかり心が洗われていました(そういうのもわかるようになった)キラキラ
やはり、たまにこういう社叢のある神社に来ないとだめですねてへぺろ

 

拝殿の前は開けていて広い


境内は奥に行くと広くなっていて、社殿の周りは広場になっていて、そこを杉林が囲んでいますクリスマスツリー
杉も大木で、さすがのこの神社の1300年の歴史を感じられましたキラキラ
そんなに長い間、ずっとこの地域の方が大事に受け継いできたんですねニコニコ

日本人はよく言えば、伝統を大事にする、悪く言えば、頑固で変わりにくい人たちですよねびっくり
でもまあ、自分たちの信仰を守ることは民族のアイデンティティーを守ることにつながりますし、心まではアメリカに支配なんてされませんプンプン

話がそれましたが、ここも祭礼の際には、広場に人が集まり、にぎやかになるのでしょうねキラキラ
社殿も古く歴史あるもので、大きく立派で迫力があります乙女のトキメキ

 


ていうか、この神社の元あった場所は坂戸城跡で、歴史的な場所でもあるんですねてへぺろ
上杉謙信公、直江兼続公ファンにも良い場所のようですねラブ
村松藩の堀さんといえば、村松に行った際にも、村松の神社を整備した人でしたね(基本、藩主は神社を整備することがよくある)お父さん

祭神は、八幡宮系の中央の代表的祭神ですね神社
配祀されている神社がすごく多いですねキラキラ
それも長い歴史の中で、積み重なってきたものでしょうね上矢印
式内なので、古社めぐりには欠かせない六日町の鎮守様でしたラブラブ

歴史・社叢・古社好きの方にもおススメです♪

 

 

*神社のデータは「にいがた神社探訪」より