裸押し合い祭の奇祭で有名な新幹線駅すぐの寺

場所・ 新潟県南魚沼市浦佐2495

電話・ 025-777-2001 裸押合い祭実行委員会HPあり

創建・ 大同2年(807)坂上田村麻呂

竣工・ 本堂 1680年 門 1831年

構造・ 木造 陽明門を象った山門など

御本尊・ 大日如来

参拝・ 日中 自由 無料

庫裏・ あり 売店あり、ご朱題あり?

 

祭礼・ 3月3日 裸押し合い祭 5月3日 11月 菊祭

最終訪問・ 2019.04

*祭が日本三大奇祭で国・無形民俗文化財

 

*本堂内部は撮影禁止 売店の方に人がいます

 


新潟県の中越地方、豪雪とコシヒカリで有名な南魚沼市の上越新幹線・JR浦佐駅近くにある越後浦佐毘沙門堂炎

 

 

お祭のときの大きな名物のろうそくを象った橋の親柱


浦佐毘沙門堂の歴史は古く、大同2年(807)に平城帝の御代、坂上田村麻呂将軍が東国平定の際に建立したと言われていますキラキラ



日光の陽明門を形どっている荘厳な山門は、天井に江戸下期を代表する絵師谷文晁師の「八方ニラミの龍」双龍図板絵があり、

 

山門ニ階には、毘沙門天二十八使者像と江戸幕府御用絵師板谷桂舟筆によるものと言われる極彩色豊かな二十四面の天井画天女の舞絵姿、釈迦出山の図、十六羅漢図がありますキラキラ

 



普光寺本堂は延宝八8年(1680)に建立され、毘沙門堂とは回廊でつながっており、江戸時代には6つの塔頭(たっちゅう)があったほどの大きな伽藍でした乙女のトキメキ

 

名物の回廊 両側に大きなろうそく 不動明王が迎える


本尊は大日如来、庫裡の一角の寺宝館には、鎌倉時代より伝わる古文書など寺宝が展示されていますウインク

 

本堂 1680年築 

 


慶応4年の戊辰戦争では、病院と西軍の本営が置かれ、戦争での薩長の死者を埋葬した歴史もあるそうですドクロ
日本国内同士で戦争をするなんて時代もあったんですよねガーン




日本三大奇祭 「裸押し合い祭」 3月3日

国の無形民俗文化財である裸押合大祭の始まりは、今から1200年前に遡ります乙女のトキメキ

 


坂上田村麻呂将軍が自身の守本尊「毘沙門天」を祭った御堂を浦佐の地に建てて「国家安穏」「五穀豊穣」「家内安全」を村人とともに祈り、そして祝宴の中で歌い踊って士気を鼓舞したことが始まりと言われています乙女のトキメキ

大きな特別な製法で作られたろうそくを抱えて男たちが裸で押し合いますお父さん
浦佐多聞青年団」という年齢の上限が30歳までの若ものが参加します星



かつては年1回初詣の正月3日に行われており、多くの信者がほかの人より早く参拝しようともみ合い押合うその熱さと、年頭にその年の除災招福を願う心から、水行(すいぎょう)をして参拝することがまじりあって、次第に裸になる人が多くなり、全員裸で御本尊に額づくようになったことが、今の裸押合大祭に受け継がれてきているそうです上矢印



日本最大の不動明王 キラキラ

山門をくぐり、大ローソクに囲まれた長廊下(回廊)をまっすぐ進むと、迫力満点の大きな「不動明王」と「うがい鉢」があります波

 

裸祭では、この冷たい湧水のうがい鉢で身を清めるのだそう


この不動明王は石像仏としては日本最大と言われており、明治初年に南魚沼市旧六日町の石工によって作られたそうですおじいちゃん
うがい鉢は大崎の坊谷山(ぼたんやま)産出の大石をくりぬいて作られています富士山

以上で、南魚沼地域振興局の記事より

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今回、私が南魚沼に来ることができたのは、約5年ぶりで、1つ目の見学地でした
チョコがけハート
まず、JR浦佐駅前の田中先生像にご挨拶をして、駅裏にある毘沙門堂へ乙女のトキメキ

 

庫裏など


浦佐駅は新幹線で何度も通り過ぎていますが、駅裏にこんな寺院があったとはてへぺろ
新幹線からとてもアクセスが良いので、行きやすいと思いますピンクハート

 


温泉は徒歩10分のところに、茶濁かけ流しの浦佐温泉「てじまや」などがありますウインク
足湯は無料で、立寄りは600円です(記事アリ)温泉

 

回廊から不動明王像のうがい鉢


この日はGWでしたが、全く混んでいず、ほぼ貸切状態でしたキラキラ
時間は午前10時くらい、ちょうど観光バスが出て行ったあとで、タイミング次第ではツアー客がいるかもしれませんガーン

 

本堂より山門、回廊方面


4月の半ばにはしだれ桜が時期なので、混むかも知れませんが、このときは散り際で、ピンクの花びらの絨毯とひらひら舞い落ちる花びらがとてもきれいでした桜

 

境内


満開でないときでも、散り際にかえって日本人は刹那を感じ、感動するのでは!?


後は、地元の法事の一族がいたくらいでしたが、そちらは隣のお寺の方の「大悲山 千手院」へ行っていましたキョロキョロ
境内にはお墓があるので、お盆には混むかも知れませんアセアセ

 

普光寺より千手院方面 左側には沢


まずPから山門へ歩いて行くと、きれいな沢が流れていて、橋の親柱があの有名な大きなろうそくを象られています炎
石の橋を渡ると、日光の陽明門を象った江戸後期の1831年築の立派な山門がありますびっくり

 


この山門は彫刻だらけで、彫刻文化の盛んな魚沼を感じました(石川雲蝶とかね)ウインク
これは石川さんの作品ではありませんが、八方にらみの龍など、見どころがあります龍
2階に上がれるようで、上がれば他にも色々見れるようです上矢印

この山門から回廊があり、これも雰囲気のある回廊で1200年の歴史を感じますニコニコ

 

桜の花びらが敷き詰められて美しい塔頭寺院


正面には日本最大と言われる不動明王像があり、ここで3月3日、まだ2m以上の雪の残る真冬の中で、男たちが水ごりをするんだそうです波
いやー、大変ですね、祭の間は裸だし、密状態だしびっくり

 


境内には他にもいろんなお堂があり、その一つ一つが鄙びていて雰囲気があります乙女のトキメキ

 

「大悲山 千手院」 桜の花びらの絨毯


本堂の方は江戸時代初期の1680年の建築で、とても立派で雰囲気があります乙女のトキメキ
中は撮影禁止なので、目に焼き付けてきましたが、大きな提灯が印象的で、独特の匂いがして、やはり世界観がありました炎


売店もあり、そこでろうそくを購入し、奉納することができます乙女のトキメキ
私は売店では、お土産用にろうそくを購入し、お守りも購入しました(しめて800円)グッ

 

上杉謙信公は「毘」という軍旗を掲げているので関係あると思うが


ここは入場料がいらないので、こういうところでお金を落とした方が良いかも知れません札束

年間を通して、お祭をやっており、GWは5月3日にお祭があるので、そのときは混むと思いますもやもや


3月3日の祭の他にも、11月は菊祭(今年は要確認です)などもあるようですが、普段はそんなに混まなそう?なので、無料だし良いかも知れませんニコニコ

 


境内も雰囲気があり、鎮守の白山神社もありました神社

隣には塔頭の名残か、真言宗のお寺がありますおじいちゃん
南魚沼観光の1つとしていかがでしょうか?

寺・観光・奇祭好きの方にもオススメです♪