★JRが交わる交通の要衝と専売公社で栄えた商業町★
場所・ 新潟県燕市吉田町 JR吉田駅周辺部
竣工・ 江戸から明治以降
構造・ 木造2階建て 町家など
見どころ・ 今井家、諏訪神社、料亭街、越後味噌醸造
最終訪問・ 2019.07 吉田町は子供の時から何度も
★「吉田新田町周辺の料亭街」
JR吉田(よしだ)駅より徒歩圏内、諏訪神社の後ろ、西川との間のエリアに料亭街があります
西川はかつて、河川交通で栄えた川で、吉田の「豪農 今井家」も関連ありです
商店街からこの橋の向こうが料亭街の境目
諏訪神社には前に来ていたのに、その後ろにこんなに素晴らしい町並みがあったとは、、、
神社の後ろに料亭街、聖と俗が共存する川べり、なんて風情がありますね
現在は営業していない、四階楼の廃墟、これは金具屋ばりに凝っていると思うのに、朽ち果てていて残念です
敷地内には今でも人が住んでいる様子ですが、、、
これだけの楼閣が建ったということは、それなりに栄えていた証拠で、正平さんが地元の方に聞いたところ、昔はJRと専売公社で栄えていたそうで、それらが下火になり、料亭と吉田は朽ち果てて行ったよう(元は吉田町、だったのに燕市に吸収される始末)
このサビさび民家の奥には、、、
玄関には「日本国有鉄道 推薦料亭」とあるので、国鉄の重役が来た時や、社員の忘年会などに使われていたのではないでしょうか
かつての料亭 「橋畔楼」 文人墨客も訪れた
他にもこのエリアには、「新田橋」から町のエリアから料亭エリアに入り、「料亭 大磯」、「旧料亭 橋畔楼」、「建部神社」などがあり、面影を残しています
西川べりに進む 左の壁が旧料亭「橋畔楼」
「大磯」さんは、大正時代からの歴史があるようです
「旧料亭 橋畔楼」さんは、今では町を盛り上げるための施設として、見学ツアーなども組まれることがあるそうで、これからの展開に期待です(中に入ってみたい)
西川から1本入ると「建部神社」が まるで家のような神社
やはり画像を見る限り、それなりに凝った造りのようです
吉田の迎賓館として、JRや専売公社、アーティストなどの賓客を迎えてきたのでしょうね
「建部神社」の門前にある料亭
今では静かな料亭街も、当時は芸妓さんがたくさんいて、三味線などの音が川べりに響いて優雅な時間があったのでしょうね
周辺には「風俗営業許可証」のプレートも残るそうです
現役なのか不明な「料亭 大磯」
遊郭跡散策で有名なサイト「あちこち郭 ぬけられます」にもこの場所は掲載されています
でも、歴史的には吉田町に遊里があったということはないそうなので、料亭町、ということかも知れません(その辺グレーか)
現役なのか不明な「料亭むさ志」
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★「吉田 諏訪神社」 吉田上町
他の記事にあり
料亭街は、この神社の裏手のエリアになります
街歩き・歴史・遊郭好きの方にもおススメです♪