なまはげの資料、実物展示、変身コーナーなど盛りだくさん

場所・ 秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢97

電話・ 0185-22-5050

竣工・ 曲がり屋は江戸時代以降?

構造・ 木造平屋建て 茅葺

料金・ 共通券 870円 8時30分~17時 冬は16時 無休

        *当時の情報

最終訪問・ 2010.06

秋田県の日本海に突き出した男鹿半島の山の上にあります富士山
男鹿半島には山が3つあり毛無山、本山、真山がありここは真山です神社

なまはげ伝説節分

昔、漢の武帝が飛車に乗り、5匹のコウモリを従えて男鹿にやって来ました中国

(中国では、こうもりは、日本語の「福」と発音だか漢字が似ていて、幸福の象徴として、ふすまなどによく描かれるモチーフだが、ここに裏の「幸福」をもたらした、という意味もあるのか)
 

コウモリは5匹の鬼に変わりよく働いたので、武帝は正月15日の1日だけ休みを与えました乙女のトキメキ
鬼たちは初めて村里へ来て嬉しさのあまり、畑を荒らし、家畜や娘たちをさらって行きましたガーン

 

なまはげの展示 個性豊かだが怖すぎるガーン


これに怒った村人は鬼退治に出かけましたが、力の強い鬼たちに散々な目に遭わされました(岡山の桃太郎みたい)えーん
困った村人は、鬼たちと「賭け」をすることにしました炎
山賭け」ができなければここでは一人前ではないそうです富士山


毎年一人ずつ娘を差し出す代わりに、五社堂まで一夜のうちに千段の石段を作ること。これができなければ2度と村へは来るな」と炎

 

鬼たちは日暮れを待って石段を積み始めました上矢印
大きな石を抱え、あれよあれよという間に石段を積み上げて行きますガーン

(差し出される娘もかわいそすぎる、しかも色白美人が多いし鬼も嬉しいと困る)

 

娘をもらうために石段造り頑張るぞー!! オー!!


あわてた村人は、物まね上手を使って鬼たちが999段まで積み上げたところで「コケコッコー」と一番鶏の鳴きまねをさせました鳥

(中国の奥地の村でも鶏を信仰の儀式に使用しているのは関係あるのか)
 

鬼たちは飛び上がって驚き、怒りそばにあった千年杉を引き抜き、まっさかさまに大地に突き刺し山へ帰って行きました富士山

 

「えー!?もう朝!?」と目を剥いてビビる鬼たちてへぺろ


それからというもの、鬼たちが再び村へ下りて来ることはありませんでしたキラキラ
今でも真山の頂上に棲むと言われていますが、ちゃんと約束を守って鬼はけっこう律儀ですねてへぺろ
(旧JR男鹿駅の方に説明書きがありました、現在は建て替え)

なまはげ習俗学習講座

なまはげ行事は毎年、大みそかの晩に男鹿半島のほぼ全域で行われます富士山
なまはげの語源は「ナモミを剥ぐ」という言葉がなまったもので、ナモミとは炉端にかじりついていると手足にできる火型(ひがた)のことです炎
 

それを剥ぎ取り、怠けをいましめるのがなまはげです節分
これらの一人一人の普段の行動は「なまはげ台帳」に書かれており山の上から監視されているのです(閻魔様みたいだ)富士山

 

これがやってみたかった なまはげに変身節分 けっこう重いのよ


なまはげ類似の習俗は全国各地に見られますが、男鹿のなまはげは真山・本山に鎮座する神々の使者と信じられています富士山
 

災難を祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす来訪神として各家では丁重に迎えもてなしますキラキラ
このときになまはげが落とした蓑の藁はお守りとなります(もらって帰ったよ)ウインク
 

中でもここ真山のなまはげは、古い伝統としきたりを厳粛に受け継いでいますキラキラ

 

現実世界では女性はなまはげになれないのでチャンス!!


伝承館ではこの真山のなまはげ習俗を体験し理解して頂くために学習講座を開設していますウインク
「男鹿のなまはげ」は昭和53年、国の重要無形民俗文化財に指定されましたキラキラ

 

民俗学・観光・鬼好きの方にもおススメです♪