★「BEAUTIFUL NOW」 2015年 アルバム
印象的な青いアルバムジャケットに大きく書かれた「BEAUTIFUL NOW」の文字
INORANさんのソロ後半の中でも代表的な曲です
まずはアルバム冒頭から表題曲の「BEAUTIFUL NOW」は、壮大なCOLDPLAYぽい(旦那がこういう)スケールの大きなミドルテンポの曲
「僕らは次の波が来るのを知っているから また泳ぎ出す
それはいつだって価値のあることだから 風を感じて
美しき今を生きよう 終わりなんてないんだ
夢を追い求めて離さないで もっと自由に
きっと君の痛みを癒して 雑音を消してくれるから
自分の道を生きている誰もが 皆 美しいから」
という歌詞が素晴らしい曲なんです(日本語訳)
広い景色の中で、青い海を見ながら聞いても良さそうな曲ですね
このアルバムは前のアルバムからのアンサー曲なのかもしれませんね
前のアルバムで見つけたアザーサイド、それがこの「美しき世界」(さらにCOLDPLAYぽいかも)
2曲目は2012年の「ONE BIG BLUE」のようなパンクな明るいROCKな曲、「MIGHT NEVER SEE、MIGHT NEVER REACH」
3曲目は高いKEYでのINORANさんの歌から始まる「AWAKING IN MYSELF」
「時が想いを乗せて美しく回る 新しい始まりは すぐそこだよ 自由になるんだ 振り返らずに 今、僕らの中で 何かが目覚めていく」
この曲は最初のところがPUNKなSEX PISTOLSを彷彿とさせるようなカッコイイ冒頭です
INORANさんはグランジとPUNKがけっこうお得意なのかな
間奏のところのアルペジオがTHE KILLERSの「MR BLIGHT SIDE」を彷彿とさせるのが気になる、、、
「BEAUTIFUL NOW TOUR」 FINAL 45歳の誕生日
4曲目「2 LIME」という、HIP HOPなノリのカッコいい曲で、ゲストのラッパーの方のライムが印象的です
ソロの前半はHIP HOPのリズムを取り入れていたINORANさんですもんね(LIVEにも毎回DJがいる)
LIVEではきっとこのラッパーの方たちがゲストで来てくれたのでしょうね
歌詞は「今がチャンスだろ 何を待ってるんだ? 自分でためしてみなよ やってみなきゃわからない 必要なのはきっかけだけだろ 変わりたくないのか 自分自身で決めろ」
という歌詞がまたカッコいいんです
私がこのアルバムの中で一番好きで一度聞いただけで感動して泣いてしまった曲が5曲目の「FADING MEMORY」
優しいバラード調の曲で、歌詞が素晴らしいんです
「何もいらないよ シンプルに生きるんだ
僕に必要なのは 嘘のない言葉と歌うことだけ
これ以上は何もいらない 必要じゃないものを得ても
どうしようもない」
というのが素敵なんです
物質的な意味で、すべてを手に入れなくてもいいんだ、、、
いくら世間的に持っていた方が良いものでも自分に合わなければ意味がない、、、無で良い、禅の世界にも通じる観念かも
6曲目はROCKなカッコいい「LULLABY OF WINDS」、7曲目「SOMETHING ABOUT YOU」は日本語訳がないんですが、声がこの辺からHIDE様ぽくなって来ます
8曲目はインストの優しいアコギの曲で、HIDE様へのレクイエムなのかなと思います
9曲目はあのHIDE様の「ピンクスパイダー」のPUNKなカッコいいカバー曲です
元の曲よりテンポを上げて、声がINORANさんなのに、HIDE様そっくり、、、
この曲を聴けただけでもこのアルバム、買った価値あり
アルバムの〆の曲、10曲目は「ALL WE ARE」は、アルバム最後らしい、LIVEでも最後に演奏されそうなバラード系の曲(実際にそうらしい)
この曲は日本語で歌われています
サビはみんなで「YEAH!YEAH!LALALALA、、、」と歌ったんだろうなあ、、、
基本的にINORANさんは自分が歌うことよりも、みんなで歌うこと、一体感を味わうことが嬉しいらしいです
いわゆる「シンガロング」は確かに感動しますよね
間奏の展開もINORANさんらしいアルペジオの展開が好きな感じだなあ
*
★「THANK YOU」 2016年 アルバム
このアルバムからは明るめのROCK ROCKな感じは抑えめですが、今回も良い曲ばかりです
毎年、アルバムを出されているのに毎回良い曲ばかりってやっぱりすごい、、、
後半はROCKな曲も出てきますが、前半は優しい感じです
アルバムジャケはUSのまたLA周辺ぽい感じかな
USで録音されたのでしょうかね
1曲目の「THANK YOU」はアルバム表題曲ですが、前作の「BEATIFUL」のワードからの続きぽい感じで、この曲にもたびたび出てきます
ミドルテンポのスケールの大きな曲で始まる感じも似てる
日本語訳の歌詞も良くて、愛する人へ向けたような(FANにも)INORANさんらしい優しい歌詞で、「君は一人じゃない 大丈夫だよ」という感じの歌詞が良いですね
このアルバムを聴きながら旅した風景があり、その地域を思い出しますね
美しい田舎のスケールの大きな風景、、、
大好きな音楽で旅の思い出が彩られていく
2曲目の「GET A FEELING」も歌詞が良くて、
「人生で大事にしているものさえあれば
邪魔するものなんてないよ
負けたりなんて 絶対しないんだ」
という歌詞が良いですね
このアルバムの前半は愛する人へ向けた歌詞が多い感じかも
でもこの「君」というのは、自分の夢などにも代えて解釈することができると思います
とてもメロディーラインのきれいな曲で、聞いていて気持ちが良いし、程よいROCK感も良いです
3曲目の「BECOUSE OF YOU」も歌詞が
「あの押し寄せる波にのまれそうになった 何度も何度も
雨上がり晴れた夕陽 この空の半分に自分を映す
生きているって実感できる 本当に一緒にいるだけで
君が望むなら奏でるよ 新たな道を進むために」
というのが良いですね(和訳)
ここで一休みの感じの曲ですが、明るい曲調なミドルテンポな感じが素敵な曲です
4曲目の「LET IT ALL OUT」(すべてさらけだせ)で、ROCK路線のカッコいい曲になり、5曲目はアルバムの中で一番好きなきれいな歌物、「WHEREVER I GO」
この曲は女性VOがまたサビで絡んで来るのですが、メロディーもきれいなバラード風
お仕事で家を空けることが多いINORANさんなのか(うちの旦那も週の半分は帰れない)、そういった状況を考えて聞くと素敵な歌詞なんです(和訳)
「今日も 遠いどこかへ 独りぼっち
電話をかけてもつながらない ホテルの部屋
少し疲れたよ
どこへ行こうと 誰を見ても君が見える 感じるよ」
と最後の方は、日本語歌詞でも歌われて、最後の「I CAN FEEL YOU」という寂し気な終わり方がまたいい
ここでアルバム前半は終わりで、後半の6曲目のインスト「FIRST FALL」は秋らしい静かなピアノの曲で幕開け、7曲目の「SOME WAY」からはROCK路線で、歪ギターのリフがカッコいいし、サビの「SOME WAY! SOME DAY!」の叫びもカッコいい
8曲目の「TELL ME」(HIDE様の曲名にもあったなあ)は、INORANさんの歌詞ではないようですが、アルバムの後半らしい抑えめな曲ですね
9曲目「INSPIRE DREAM」は優しい感じのインスト、10曲目「COME AWAY WITH ME」はまた1曲目に通じるようなインストになります
*