~曽野木地区 10社ー~
★「天野 神明宮」
場所・ 新潟県新潟市江南区天野1500
創建・ 慶長年間 江戸時代
竣工・ 古そう
構造・ 木造 流れ作り 瓦葺き 石造、木造明神系宗忠鳥居
祭神・ 大日孁貴尊 (天照大御神の別名)
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.10
新潟市の内陸部、中央区や西区との区境にある天野地区の神明宮は、信濃川右岸堤防上の天野バス停の北500mに東向きに鎮座します
かつての信濃川は天野と舞潟・平賀の間を流れていました
周辺の農村集落 大きい農家と蔵がある地域
つまり天野地区は川の左岸に位置し、白根郷(新潟市南区)と地続きだったのだそうです
この神明宮のすぐ東を信濃川が北上していたのだそうです
元治元年(1864)の刻印のある古いこま犬
「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡天野新田字屋敷前 無格社 神明宮」とあるそうです
慶長年間の創立で、天野新田の産土神です
祭神は大日孁貴尊です
狛犬は小ぶりで古雅なもので、台座には「元治元年」(1864)と刻されています
本殿は、流れ造りのしっかりしたものです
なお、大正2年(1913)に字前川原の稲荷社(宇賀魂命)を合祀しました
しかし今は稲荷社(天野二丁目)も独立して存続(上の稲荷社)しているようです
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寺が多い農村集落の路地の寺前が入口で、奥に長い境内です
周囲は大きい農家だらけで、それぞれ森があり、秋は柿のオレンジ色が枯れた風景に映えてきれいです(こういうのが旅中に癒される)
社殿は古くこじんまりしていますが、第二鳥居まであり豪華です
何より元治元年という古いこま犬があるところが、この農村の歴史を物語っています
木に囲まれた神社で、雰囲気があります
神社・神明・こま犬好きの方にもおススメです(^^♪
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★「曽川 諏訪社」「勘五郎神社」「曽川 神明宮」
場所・ 新潟県新潟市江南区曽川291
創建・ 江戸時代
竣工・ 古そう 門は昭和初期から大正期
構造・ 木造 流造 瓦葺き 木造明神系両部鳥居、石造神明系鳥居、木造閂門ぽい鳥居
祭神・ 健御名方命、天照大御神、勘五郎さん
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.10
新潟市の内陸部の農村地帯、信濃川に面した江南区の曽川地区の諏訪社は、曽野木中学校の北西に南向きに鎮座します
「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡曽川村字居付 無格社・諏訪社」とあるそうです
創建の時期は不詳ですが、旧曽川村の一部の産土神です
祭神は健御名方命で、大正2年(1913)、村内の字居付の神明宮(豊受大神)を合併しました
境内は広く、社殿も大きいです
拝殿の右奥に小社があり、合併した神明宮の社殿が別に残されているのか、詳細は不明だそうです(上画像が多分そう)
諏訪宮の拝殿左奥には、この地の用水整備に功績のあった堀勘五郎を祭る勘五郎神社が鎮座します(下画像)
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寺が多い古い農村の奥に位置し、昭和3年の「御大典記念」と書かれた石門があります
左右に1社ずつ社殿があり、3社でお得な神社です
境内の左側には大きな寺も見えますが、こちらも寺のように立派で負けてはいません
周辺の道路に若い住職さんが歩いていたのも、やはり寺が多いんだなあと思いました
この辺の人は昔から信心深い人が多いのかな
まるで寺院のような神社の昭和3年(1928)の門
ここは大きめで立派な神社、門も素敵なので見ると良いと思います(両部鳥居だし、ここも雰囲気的に元寺院かも知れませんね)
この地域に貢献した人を祭っているのは他でも見ましたが、こうしてのちの世まで祀られて感謝されるなんて立派な方がいたのですね
神社・諏訪社・門好きの方にもおススメです(^^♪
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★「嘉木 諏訪社」
場所・ 新潟県新潟市江南区嘉木162
創建・ 応徳3年(1086)
竣工・ 古そう
構造・ 木造流れ造り 瓦葺き 木造明神系両部鳥居
祭神・ 健御名方命
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.10
新潟市の内陸部、江南区の信濃川沿いの農村地帯にある諏訪社は曽野木中学校の南約500mに南向きに鎮座します
社地は完全に集落の中であり、見つけにくいです
「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡嘉木村字屋敷付 無格社・諏訪社」とあるそうです
嘉木村の産土神で、建御名方命を祭り、創立は応徳3年(1086)とも伝わるそうです
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古い農村集落の一角にあり、こじんまりとした神社で、注連縄が太く立派ですが、やはり位置が低い、、、 社殿は古めで鄙びています
この辺では一番創建が古い神社かも知れません、1000年以上ってすごいです
周辺の水田風景、農村集落と共に味わうと、鄙びていてとても癒される地域です
なんだか、基本、お諏訪様は南向きのような気がしてきました
やはり農耕の神なので、太陽の方向なのか、それとも本社のある長野県の方向を向いているのか
諏訪社・農村・注連縄好きの方にもおススメです(^^♪
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★「丸潟新田 諏訪社」
場所・ 新潟県新潟市江南区丸潟新田593
創建・ 寛永15年(1610)江戸時代
竣工・ 石の部分は新しい平成期
構造・ 木造流れ造り 瓦葺き 石造明神系台輪鳥居
祭神・ 健御名方命と豊受大神を合殿
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.10
新潟市の内陸部、農村地帯の江南区にある諏訪社は、県道新潟亀田内野線の丸潟新田交差点付近に北向きに鎮座します
「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡丸潟新田字居浦 無格社・諏訪社」とあるそうです
丸潟新田の一部の産土神で、創立は寛永15年(1610)です
健御名方命と豊受大神を合殿で祀っています
小さな境内社が左側にあり、こちらも新しいです
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県道沿いにあるので、車の通りが激しく、通行するときは注意をしないと怖いです
県道沿いで、この辺りの交通安全を守ってくれているのかも知れません
社殿は手入れがされていて、石の灯篭や鳥居も白く新しい、気持ちの良いものです(上画像は境内社)
社殿はこじんまりとしていて、境内もこじんまりとしています
諏訪社・合祀・豊受大神好きの方にもおススメです(^^♪
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★「丸潟新田 神明宮」
場所・ 新潟県新潟市江南区丸潟新田1343
創建・ 江戸時代
竣工・ 古め
構造・ 木造流れ造り 瓦葺き 木造明神系鳥居 屋根つき
祭神・ 豊受大神
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.10
新潟市の内陸部、農村地帯の江南区の神明宮は、磐越自動車道と県道新潟亀田内野線が交差する場所に南向きに鎮座します
「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡丸潟新田字江崎 無格社・神明宮」とあるそうです
丸潟新田の一部の産土神で、祭神は豊受大神で、創立年月は不詳です
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農村地帯の真ん中にあり、ポツンとある感じの神社です
県道からは近く、走っていると見えます
鄙びていて、こじんまりとした神社です
上の諏訪社と近いので、セットでどうぞ
神明宮ですが、祭神は豊受大神なのですね(普通は市内だと天照大御神が多い)
神明宮・農村・豊受大神好きの方にもおススメです(^^♪
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*神社のデータの参考サイト(© niigata-u.com)
リンクの仕方がわからないので、サイト名を表示しました。