★小須戸(こすど)の河港町の寺社6寺社★
★「小須戸 諏訪神社」「稲荷大明神」
場所・ 新潟県新潟市秋葉区小須戸3732
創設・ 正治元年(1199)小須戸最古神社
竣工・ 昭和9年再建(1929)
構造・ 木造 唐破風 銅板葺き 権現造り 石造明神系台輪鳥居
祭神・ 健御名方命、稲荷大明神
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.06
新潟市の内陸部、秋葉区の信濃川沿いの河港町・小須戸にあります
河港のメイン通りからは少し離れていますが、小須戸の総鎮守で産土神です
正治元年(1199)建立と伝わり、小須戸で最も古い神社で、北向きに鎮座します
社殿は大正8年の火災後、昭和9年(1929)に再建されました
境内には忠魂碑、境内社の稲荷大明神もあります
諏訪神社 拝殿 昭和9年(1929)再建
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小須戸の中で最古、一番大きな神社、ということで楽しみに訪れました
当日は日曜だったので、中学生女子が神社の参道の真ん中にある橋に溜まって話をしていました
それだけ現代でも地元の子供に親しまれている神社、ということですね
神社の周辺もレトロな床屋さんなどあり、楽しめると思います
小須戸に来たら、神社好きの方は行くと良いと思います
境内は広めで、こじんまりとした稲荷神社、忠魂碑まであり色々と小須戸の町の歴史が感じられます
忠魂碑の門にあった菊の御紋に桜の装飾があったのが印象的でした
どうも南区、秋葉区の忠魂碑は海軍、陸軍などのマーク入りなのが特徴みたいです
きっと小須戸の祭の際には中心となり、屋台なんかも出るかもですね
社殿は大きめで彫刻も凝っていて、立派な木造で昭和9年再建ということです
これからも小須戸の町を守ってほしいですね
今年ももうすぐ終戦の日がきますが、ここでも慰霊祭か何か行われるのでしょうかね
総鎮守・稲荷社・諏訪社好きの方にもオススメです(^^♪
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★「小須戸 出雲御崎神社」
場所・ 新潟県新潟市秋葉区小須戸
創設・ 昭和7年(1932)
竣工・ 同上
構造・ 木造春日造り 瓦葺き 木造神明系宗忠鳥居
祭神・ 白蛇
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.06
新潟市の内陸部、秋葉区の信濃川沿いの河港町・小須戸にあります
小須戸町の端に位置し、こじんまりとした神社で、東向きに鎮座します
昭和7年(1932)に建立され、蛇神様として親しまれている神社です
医師の児玉鏡庵が、出雲の海辺から白蛇を持ち帰り、この地に祀ったのが起源とされます
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小須戸の隅を守る神社で、ここから小須戸の町の中心部へ入ります
周辺にも風情ある町家が残ります(下画像)
出雲系は新潟では珍しいかも、新潟は圧倒的に諏訪信仰が多いので(県北の関川村の中心神社の大蔵神社も出雲系だった)
この神社の来歴も珍しくて面白いですね
元は個人の神社だったということでしょうかね
現在は民家と民家の間にある小さな神社、という感じです
蛇神・出雲・神社好きの方にもオススメです(^^♪
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★「曹洞宗 茂林寺」(子育て地蔵)
場所・ 新潟県新潟市秋葉区小須戸
開基・ 江戸時代初期
竣工・ 同上
構造・ 木造
御本尊・
庫裏・ あり
最終訪問・ 2017.06
*重文 「子育て延命地蔵尊」
新潟市の内陸部、秋葉区の信濃川沿いの河港町・小須戸にあります
江戸時代初期、小須戸の町立と同時期に、初代庄屋・坂井家の菩提寺として開基されました
境内には重文の「子育て延命地蔵尊」、金毘羅堂もあります
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小須戸の2大菩提寺の一つで、誕生から墓場までを支える寺院ですね
子育て地蔵ということは、この町の人口を支えてきたのでしょうね
最近はなかなか時代の流れで苦戦しているようですが、重文なので見る価値はあると思います
石の門を入って、すぐ左側にこじんまりと鎮座されているので、見逃さないように
境内は広めで左奥に墓地、右側に庫裏などがあります
小須戸の寺社巡りの一環としてどうぞ
寺院・地蔵・重文好きの方にもオススメです(^^♪
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★「小須戸 金毘羅堂」
場所・ 新潟県新潟市秋葉区小須戸
開基・ 江戸時代初期
竣工・ 同上
構造・ 木造瓦葺き 石造明神系台輪鳥居
祭神・ 大国主神
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.06
新潟市の内陸部、秋葉区の信濃川沿いの河港町・小須戸にあり、茂林寺の境内に南向きに鎮座します
小須戸組初代庄屋・坂井瀬兵衛は、藩命で大阪へ赴くなど、船で移動する機会が多く、船頭たちが瀬兵衛の海上や川での安全を祈り奉納されたものとされます
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上のお寺の境内にこじんまりと鎮座する金毘羅様です
河港町だけに金毘羅さんかなと思いましたが、個人的に仕事で船で出張に行く庄屋さんが奉納されたのですね
小須戸は個人が奉納する寺社が多い気がしますが、それだけ財力のある人が多かったということでしょうか
ここも小須戸寺社巡りの一環としてどうぞ
金毘羅さん・河港・寺院好きの方にもオススメです(^^♪
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★「浄土真宗 了専寺」
場所・ 新潟県新潟市秋葉区小須戸
開基・ 享保(1716-1735)年間、江戸時代
竣工・ 同上
構造・ 木造
御本尊・
庫裏・ なし
最終訪問・ 2017.06
新潟市の内陸部、秋葉区の信濃川沿いの河港町・小須戸にあります
元和(1615年頃)に矢代田から移り、享保(1716-1735)頃、吉岡庄屋が小須戸に赴く際に現在の位置に移転したとされます
その後は、吉岡家の菩提寺となりました
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小須戸の町の2大菩提寺のうちの一つで、こちらはメイン通りに直接面していてわかりやすいです
境内も茂林寺より広く、広々としています
こちらは浄土真宗ということですね
江戸時代からとこちらもけっこう古くからある寺院なのですね
小須戸の町の寺社巡りの一環としてどうぞ
寺院・浄土真宗・町歩き好きの方にもオススメです(^^♪
*神社のデータは(© niigata-u.com)を参考にしました。
リンクの仕方がわからないので、サイト名を表示しました。