★有島が波多野秋子と情死した建物は喫茶になり公開★
場所・ 長野県北佐久郡軽井沢町塩沢湖2021-3
電話・ 0267-46-6161
竣工・ 明治末期
構造・ 木造平屋建て
開館・ 9~17時 共通券 1500円
12~1月は入園無料 12~3月 遊戯休み
休み・ 1月19日~2月28日 年末年始
12月1日~1月18日 火、水、木
最終訪問・ 2009.05 G.W
長野県最東部、高級別荘、避暑地として有名な軽井沢町の塩沢湖周辺に移築された別荘群です
この建物は小説家・有島武郎(1878~1923)の軽井沢・三笠にあった別荘を移築したものです
彼の代表作の一つ「生れ出る悩み」はこの別荘で執筆されました
そのほか軽井沢を舞台にした作品に「小さき影」や「信濃日記」などがあります
そしてこの建物は45歳の6月、有島が雑誌記者・波多野秋子と情死した建物です
現在はCAFEになっていますが人が心中した建物でお茶か~
「旧有島武郎別邸」 2階リビング 1階は客席
「ライブラリーCAFE 一房の葡萄」は古い和風建築の趣を活かしながら、存在感のあるテーブルを中心に据えたモダンなムードが印象的です
ここで味わってほしいのは、香り豊かな深煎り珈琲です
有島武郎を始め、軽井沢にゆかりのある作家の作品を手に取りながら、またはテラスから雄大な浅間山を望みながら、時間を忘れて芸術と触れ合うひとときはいかがでしょうか
ここなら軽井沢銀座のように混雑もしていないと思うので、ゆっくりできるかも知れません
なお、2階の資料室は入館料が必要となります(軽井沢高原文庫共通券で可)
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軽井沢タリアセンを出て道路を挟んだところにあり、ここは誰でも入れる立地です
この先の塩沢湖と軽井沢高原文庫があり有料になります
当日は雨が降っていてそういう雰囲気の中で見る、有島さんが情死した建物というのはなんとも哀愁のある雰囲気でした
内部は山荘らしく木造で1階にはCAFE用の鮮やかな赤の大きな机がありました
2階に上がるとまた机がありました(上の画像)
小説家さんというのはけっこう自死してしまう方がいて、それだけ大変なお仕事なんだろうなあと思います
この別荘で書かれた「生まれ出る悩み」に耐えることができなかったのでしょうか
FANの方はぜひCAFEも利用してゆっくりと彼の作品を思い出してみてはいかがでしょうか
私も機会があれば再訪してお茶を飲みたいですね
洋館・CAFE・小説好きの方にもオススメです(^^♪