☆鹿と天使、富士山のタイル絵がレトロで良い銭湯☆
場所・ 新潟県三条市林町1丁目6-18
電話・ 0256-33-1127
創業・ 昭和元年(1925)
竣工・ 昭和期 建物から
構造・ 木造湯屋建て P4台
風呂・ 男女別 内湯1ずつ 1日・8日・15日・23日休み
料金・ 立ち寄りのみ 420円 14~23時 非温泉
*当時の御値段
日曜は8~12時(11時までに入る)もある 塩素臭強し
最終訪問・ 2015.03
新潟県の県央地域、金属産業で有名な三条市にある地元系銭湯です
三条市の鄙びた住宅街の中にあり、周りの町並も趣があります
銭湯のPからは大きな煙突が見え、いかにも昔ながらの銭湯といった佇まいが素敵です
中も鄙びていたので、多分建物は昭和期からのものでしょう
「旧外山虎松眼鏡店」 昭和27年築(1952)看板建築
三条市神明町にあるシェアスペース 小山さんが仕掛け人
入口には御主人が座っており、番台と脱衣場は完全に独立しています
この辺りは改装されて現代風になっているのかも知れません
ご主人にPの場所を聞くと親切に教えて下さいました
玄関の右にはヘア・サロンもあり同じ親族がやられてるのかも知れません
「三条市内の平入古民家」 1階は商店のよう
商店街にあり、上の洋館の向かいにある 三条市神明町
番台を挟んで左が女湯、右が男湯になります
このときは土曜の15時頃でしたが、浴室にいるのはおばあさん1人でした
新潟市中央区の銭湯だったら、この時間帯は常連のおばあさんたちで賑わっているのにここは1人だけ、、、
やはり三条市と新潟市中央区の人口密度の違いを感じました
新潟市中央区は多くの銭湯がまだ生き残っているのに、三条市は2軒だけというのはこういうところに差があるんだろうなと思いました
たまには新潟市以外の銭湯に行くと違いがわかって面白いですね
「三条市内の妻入り古民家」 妻入りと平入が混在する
裕福な家は「かぐら建て」という天井の高い家も
脱衣場もこれまた昭和のままのレトロな作りで、最初は風呂を上がった常連さん2名がこの日に開業した北陸新幹線に乗りたい、という話などをしていましたがすぐに帰って行きました
風呂場にいる1人の90歳くらいのおばあさんは1人言をずっと言いながら髪を洗っていたりして不気味だったので話すことはありませんでした
なのでこの方がずっといらしたので女湯・浴室の写真はありません
銭湯 「泉乃湯」 Pに隣接したサビアパート 風呂なし
このアパートに住めば毎日銭湯へ通えるなあ
タイル絵は男性側の鹿の絵とは違い、天使たちが描かれていました
基本的に銭湯は男湯と女湯は入れ替えがないので、永遠にどちらも双方の湯に入ることは出来ません
床のタイルは女湯は水色の花柄、男湯はベージュと白の幾何学模様のようです
一番奥に横に2浴槽ある浴槽は御影石のような素材でできていました
男女の仕切り壁には横に3枚、小さな富士山のタイル絵が男女ともあります
シャワー付きのカランは5か所、カランのみは5か所ほどあります
ここはかつて賑わっていた痕跡を残すのは、真ん中の島にもカランが6か所ほどあることです
銭湯 「泉乃湯」 Pからの煙突見上げ
浴槽の温度はやはりこの日も寒い日だったので、かなり熱くて私は足湯とかけ湯で精いっぱいでした
この後ももう1軒、銭湯を周る予定なので、のぼせ対策もあり軽めに入って浴室を後にしました
男湯の方は3人ほどいたそうですが、男湯の方なら写真も撮りやすいので、浴室の写真は男湯のものです
基本的に銭湯は常に誰かしらいるので女湯はほぼ撮影は不可能です
女の人はただでさえ洗髪に時間がかかりますし、常連同士で話し込んだりするのでどうしても滞在時間が長いですよね
それに女の人は家に帰れば家事に追われることになるので、ゆっくりできるのは銭湯の時間だけなのでしょう
たまにしか来ない一見さんはおとなしくしておいた方が良いと思いますので
ここも三条市の金属産業の職人さんたちの疲れを癒してきた銭湯なのでしょうね
三条市の産業遺産の一つとして、観光がてら町歩きの汗を流しによってみてはいかがでしょうか
きっと三条の町の素顔が見えて面白いと思います
地元の方とお話するのも旅の醍醐味、みなさん優しく気さくに迎えて下さいますよ
銭湯・昭和レトロ・産業町好きの方にもオススメです(^^♪