★すぐ近くの豪農「目黒邸」(重文)と一緒にどうぞ☆
場所・ 新潟県魚沼市大倉1273-1
電話・ 魚沼市観光協会 025-792-7300
竣工・ 江戸時代(1738)
構造・ 木造平屋建て 上屋造り 茅葺 150㎡
料金・ 資料代として100円 9~17時 12~3月は休業
最終訪問・ 2007.05 G・W
*国・重要文化財 *本 新潟日報社「越後の豪農巡り」掲載
「佐藤家住宅」は前出の「目黒家」住宅のすぐ近くにあります
この住宅は約250年前、1738年に建てられました
新潟県中越地方の豪雪地に分布する中門造りの形式を持つ民家の初期の遺例として昭和52年、国の重要文化財に指定されました
建設当時は、この地方の庄屋格を持った家柄であったと推察されます
いろりのある茶の間を中心に3つの部屋があります
茅葺屋根は1960年頃には守門地区でもよく見られましたが、現存するのは数軒だそうです
建物は、12本のブナの柱が家を支える上屋造り
守門地区は豪雪地帯で5m以上積もることもありますが、建物は約280年間、雪の重みに耐えて来ました
「縦の柱に横柱を貫通させる技法を使い、すじかいや金具を使っていません。この家には昔の人の知恵が詰まっています」
建物の強さは、2004年の中越地震の際にも証明されました
守門地区では全壊した家屋もありましたが、旧佐藤家住宅は砂壁にひびが入る程度に留まりました
「建物が倒れると思ったほどの揺れでしたが、建物が傾いてもすぐに引き戻された」と建物のしなやかな復元力に感心しました
佐藤家は1630年、大倉村の住人となり初代由左衛門から5代続き、4代目の時代に現在の建物が建てられました
12代目・忠の時代に明治35年、佐藤勘右衛門の次男、勘左衛門が買いうけ、平成5年守門村(現・魚沼市)が譲り受けました
現在、旧佐藤家住宅の所有権は魚沼市に移りましたが、1977年まで住んでいた当主の方がボランティアとして、観光客らに建物の特徴や昔の暮らしなどについて説明しています
目黒邸からは車で3分、急勾配の登りなのでお気を付けて下さい
この守門(すもん)というところは日本一雪深いところで全国の積雪量ナンバー3(常に3m以上)にいつも入って来ます
さすがに冬の守門には私も行ったことはありませんが
すぐ近くの豪農「目黒邸」 500円 公開 国・重文
公開は4月下旬~11月まで冬は豪雪に埋もれ休み
*
見学に行ったら蜂の巣が沢山あり怖くて入れませんでした
茅葺って蜂の巣が付きやすいんですよね、、、
魚沼市さん、ちゃんと管理して下さいよ~重文なんですから
この辺りの古民家は北信州~奥会津に続く豪雪地帯の形をしていてとても似ていると思います
この3地域は日本の原風景が見られる私の大好きな地域です
豪雪地帯=地下水、雪解け水が豊富=温泉が豊富ということです
温泉観光のついででも「目黒邸」とセットで見学してみてはいかがでしょうか
古民家・茅葺・重文好きの方にもオススメです(^^♪
- 越後豪農めぐり/新潟日報事業所
- ¥1,260
- Amazon.co.jp