☆関川で最も歴史ある湯治場の共同浴場で災害より復興☆
場所・ 新潟県岩船郡関川村湯沢温泉
電話・ 0254-64-1211
泉質・ (村有源泉湯沢1・2号泉混合)単純温泉
46度 PH7 840mg かけ流し (低張性・アルカリ性・高温泉)
開湯・ 鎌倉時代(1185)
開業・ 共同湯自体は開湯当時からある
竣工・ 昭和中期~平成期改築
構造・ 木造平屋建て P5台くらい
風呂・ 男女別 内湯1ずつ お風呂セット必要
料金・ 立ち寄りのみ 200円 6~17時
最終訪問・ 2012・01
これは2012.01に実際に訪れたときのレポートです。
新潟県と山形県の県境の関川村にある温泉の一つです
村の中心地である下関宿は昔から交通の要所として栄えてきました
大蛇伝説の残る村として毎年8月末には藁で編んだ大蛇の山車が出る「大したもん蛇(たいしもんじゃ)祭り」が有名です
国道113号沿いの道の駅「関川」には地域文化交流施設「ちぐら」、桂の関温泉「ゆ~む」があることもあり、ここには年間約65万人の観光客が訪れます
「ちぐら」とは猫の家を「猫ちぐら」というのですが、藁で編んだ籠のようなものでこれは工芸品で全て手作りのため、けっこうなお値段がしますが、何年先まで予約の埋まる人気商品です
農閑期の冬の副業として、この村に伝わってきた工芸品です
関川村に向かう途中の一面の田園風景
湯沢温泉の画像は1枚だけなので関川村の情報をば
そんな関川村の湯治色の強い温泉がこの湯沢温泉です
新潟県で湯沢というと越後湯沢温泉ですが、こちらは関川村の湯沢温泉なので注意です
開湯は鎌倉時代とこの村の温泉の中では一番歴史の古い温泉ですが、現在は営業している宿もなく、共同湯も水害で休業中です
国道113号から温泉橋を渡ると湯沢温泉と高瀬温泉へ
山形側に見える雪を被った飯豊連峰と雄大な荒川の流れ
訪れる7年くらい前から存在は知っていて何度も近くを通りすぎていましたが、ついにこの度思い切って行ってみました
普段は国道113号の方を通っているので、対岸のこちらに来るのは初めてです
するといかにも地元の共同湯といった感じの素朴な小屋がありました
車を降りると硫黄臭がして一気に期待が高まります
1月の連休に訪れたので車も多めで広くはない駐車場は埋まり気味
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明治38年築 木造2階建て 日本瓦葺寄棟造り 記事
受付で地元のおばあさんに料金を払って中に入ると内部は4人でいっぱいになるくらいの浴槽が1つあるだけのシンプルなものです
すでに地元の高齢者の先客の方がゆっくりされていたので、写真は撮れませんでした
改装されているので鄙び感はありませんが、300円という格安の料金とこじんまりした浴槽があるだけのTHE 共同湯な雰囲気が良いです
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湯は無色透明で金気臭がして白い細かい湯花(モール系)の舞う質の良いものでした
これは優しい湯で確かに湯治向きです
浴室の床や浴槽の底は金気成分で赤茶色に染まり成分の濃さを感じさせます
でも基本、単純温泉なので癖もなく毎日使うには良い湯です
もちろんかけ流しですし、温度もぬるめで入りやすかったです
浴後は肌がツルツルになりました
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旦那を待っている間は受付の中のこたつに入れてもらい、みかんやお茶などをご馳走になり地元の方との交流も楽しめました
こういう出会いが湯めぐりの楽しみでもあるのです
湯の質も良いですし、楽しい1湯となりました
ですので、ここは温泉好きの方は県外からでも来るみたいですね
共同湯・湯治場・鄙び湯好きの方にオススメです♪゜・*:.。. .:*・♪
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