栃尾又温泉 「自在館」 したの湯、うけずの湯、夫婦欅編
この画像は貸切の「うけずの湯」 冬は雪見露天
☆子宝の湯の鄙びた湯治宿は秘湯の温湯☆
場所・ 新潟県魚沼市湯之谷栃尾又温泉 HPあり
電話・ 02579ー5-2211 アメブロあり
泉質・ (栃尾又自在館1号)
単純弱放射能泉(ラジウム泉) ラドン56マッヘ
28度 PH8 0・2771g 140L 加温とかけ流し
(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
開湯・ 奈良時代 700年代 行基により
創業・ 江戸時代 1600年代
竣工・ 大正時代(1912)~昭和中期
構造・木造2~3階建て 鉄筋コンクリート棟も 和25室 洋1室
風呂・男女別 内湯1ずつ 貸切露天1 交代制内湯2 鮮度は良い
料金・ 2食付き 大正館 9800円~ 冬は大正館不可
立寄り 8~20時 1720円 休憩室、館内着付
最終宿泊・ 2011.09 訪問は3回目
*日本秘湯を守る会
ここからは2011・09に実際に宿泊したときのレポの続きです。
14時
旦那は男湯時間の「霊泉・うえの湯」、私は女性時間の「霊泉・したの湯」へ
15時30分から入れ替えで明日の朝8時30分まで変わらないので(23時30分~5時30分は休止)今のうちに入っておかなくては
「したの湯」へは本館の地下から長い地下道を降りていくアプローチです
間接照明で雰囲気は良いし探検気分で演出はばっちりです
もうこの時点で気に入りました、この期待を煽る造りが憎いです
下の浴室へ着くと既に4人も入っていました
それでも「夢の中で見た誰も知らない秘密の魔窟」を見つけたような感じでトリップ感は満載でアニメにも出てきそうな幻想的な雰囲気です
早速中へ入ってみると右と左に2つの湯船があり左の小さい方は加熱、右のメイン浴槽が36度の温湯源泉のようです
この浴室は湯の沢川沿いに自然湧出している源泉の真上にあり無色透明でさらりとしたやわらかな鮮度抜群のラジウム泉(日本有数)が注がれています
湯船は水色のタイル貼りで大正~昭和初期の感じがたまらなく癒されます
窓枠もサッシではなく昔ながらの木製の建具です
100年も前からずっと変わらず人々を癒し続けてきたこの浴室
天井を見上げればライトに湯気が照らされ夜の雰囲気は最高だそうです。。。(旦那の自慢)
ここはライティングによる演出がうまいです
窓の外にはうけず山と湯の沢川が流れちょうど雨も降ってきて雨の音も混じり静かな「瞑想の時間」となりました
ここは1時間以上浸かってものぼせないので長湯がしきたりとなっています
なので常連さんや慣れた温泉好きの方は本を持ち込み湯の中で読んでいます
ここはそんな玄人の温泉です
私語禁止の「瞑想の時間」があったりストイックな真面目な本気な温泉宿です
少し「中途半端な奴は来るな」という雰囲気があり入り辛いのが難
子供なんて連れて行った日にはひんしゅくを買い嫌な顔をされそうです
ですが、やはりこの「したの湯」の雰囲気は最高です
一番歴史もあるし一番気に入りました
だけど私はまだ温泉道ではひよっこなので20分くらいで出てしまいました
このように皆様長湯をされ人が途切れる時間がないため、写真はありません
次は貸切露天「うけずの湯」へ旦那と行くので囲炉裏で待ちましたが全然来ません
なので源泉で入れた「どくだみ茶」を飲みながら新聞を読みました
このゆとりが今までになく温泉でゆっくりしている贅沢感がとても良かったです
14時30分になっても来ないので、部屋に帰ったら旦那は勝手に部屋に帰っていました。。。
時間になったのでフロントへ行き鍵を受け取るとやはり露天も地下から
すると長い廊下の突き当りに入口がありました
中へ入ると脱衣場は新しいきれいな造りです
脱衣カゴがどじょうすくいのようなものだったので旦那が踊り始めました。。。
実は旦那はクールなフリして陽気な奴なのです
朝から陽気に踊ることもあり、この埼玉県民はラテン(レゲエ好き)気質か
露天の方も岩風呂に提灯があり、夜の雰囲気もばっちりですが、今回は15時です
昼間の露天も、それなりに良いし夫婦貸切なのも嬉しいです
洗い場もないので、ゆっくりと浸かりあっという間に40分が過ぎました
後ろの白い建物「うえの湯」、この小屋でイワナ焼く
16時
2回続けて温泉を巡り少し疲れたので夕飯の18時まで部屋で休むことに
旦那は相変わらずTVを見ています
私は暇になったので温泉街を散策することにしたら旦那も付いてきました
でも狭いのですぐに終了
せっかく旦那が付いてきたので例の気になっていた「薬師堂」へ行ってみました
この神社には観音様が祀られており、子宝祈願の方のキューピーの人形(宿の受付で購入可)の奉納が絶えません
栃尾又温泉は「トチおまた」だけに子宝の湯として有名です
そしてここの温泉地の中心浴槽は「したの湯」です
(名前の由来は定かではありません私の想像です)
他にもかなりの樹齢と思われる太く大きな杉、ケヤキが生えていますが、この4本だけがこのような形状で、その間に「薬師堂」があり、やはりここには神がいると思うような雰囲気でした
部屋はこの通り襖1枚で仕切られている
旧館の大正館、湯治部屋の裏廊下
ここへ来た目的の1つも終了したので、また部屋へ戻り旦那は布団を敷いてさっさと眠ってしまいました
また17時から大雨が降ってきました
段々暗くなりました
長くなったので続きは夕食、たぬきの湯編へ
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