「私が望むこと、何でも叶えてくれるんだ?凄いね。」
私が望むこと。
婚約者先生にばらして破談にする。
旦那の職場にばらす。
義母につては、私が出て行くまで引き取らなければ、どうでもいい。
大事なことは、短く伝える。
頭の中で整理整頓をする。
「あなたが1年かけて、可愛い可愛いと大事にしてきたゆったんが、私によってボロボロにされるのを指咥えて見てろってこと。
今までの不倫とはわけが違う。
周知した披露宴が破談になったら、小っ恥ずかしくて出勤できなくなるよね?
この先たとえ移動になっても、どこへ行っても知られていて、教員を続けて行くことはできないよね?
30半ばにもなる女性が破談になって無職になる、その姿を見て、私は腹抱えて指さして笑ってあげようと思って。」
「それから。
そもそもあなたは≪俺が全部悪い≫って言ってたね?
ならば、当然あなたの罰の方が重くないとおかしいよね?
ゆったん以上にあなたは職場で恥をかかなければならないし、大きなものを失わないといけない。
どんな処分が下されようと、当然の報いだよね?
なんせ≪俺が全部悪い≫んだもんね?
だっさい理由で処分されて、上司に呆れられて、部下に笑われればいいと思うよ。
どこに行っても後ろ指さされて、影で笑われながら、今までのように踏ん反り返って生きて行く?
裸の王様になれる?
プライドの高いあなたには無理だよね?
今はフリーターでも職種を選ばなければ稼げるみたいだから、子どもたちの為に頑張って。」
「お義母さんのことは言うまでもなく。
不倫した夫の母親の面倒なんて、看る義務はないから。
あなたがお義母さんを引き取ったら
私に出て行けと言ってると認識するから。」
全然短くなかったー
旦那「離婚したくない。全部それでいいよ。
で、俺は何をすればいいわけ?」
「私がやることに、意見しないこと。
やりたいようにやらせる。これが最低条件。」
「手始めにゆったん先生の裁判に証人として出てもらう。
裁判官や傍聴人の前で、
あんなことしました~
こんなことしました~
とても楽しかったですって正直に話すだけだよ。」
裁判なんて全く考えてないけれど
いつ裁判所から呼び出されるかビビっとけ~
私「失うものが多すぎるなんて思わないでね。
私が失ったものとは比べものにならないから。
あなたに対する信用も信頼も愛情も
あなた自ら奪ったこと、忘れないで。」
旦那の目に、じわ~っと涙が浮かんでくる
嘘でしょーー
泣くーー?
泣きそうになってる人を目の前にして
笑いそうになってる私の心は
相当病んでいるらしい・・・
この状況、何とかしなきゃ・・・
と、急に思いたった。
そうだ、義姉さんちに行こう(←かの有名な・・)
旦那に連絡させ、すぐさま義姉宅に向かった。
手ぶらで。