先日、地下鉄に乗っていたときのことです。



目の前に学生服を着た二人の中学生の男子が立ち話をしていました。何気なく見ていると、一人


の子が、もう一人の子の肩についていた白い糸屑を取って、そのまま自分のポケットにスッとしま


いました。白い糸屑を取った後、ポケットにしまうのではなく、そのまま床に落とすであろうと思っ


ていたところ、当たり前のように自分のポケットに糸屑をしまったその行為に私は尊敬の念を抱き


ました。    



一方で、タバコの吸い殻を平気で道路に捨ててしまう大人や、自分の言動に責任を持たず、言


いっぱなし、やりっぱなしという大人もたくさんいます。電車の中で見ていると、お年寄りや、 身体


の不自由な人に座席を譲るのも子どもの方が多いように思います。


たとえ小さな子どもであっても、その行為から私たちが学ぶべき純粋な行動がたくさんあること に


気づかされます。それは決してくだらないことではなく、私たちが幸せを感じるための大切な こと


だと思います。疲れた朝夕の通勤電車の中で、このような光景に出会うと一種の清涼感を覚 え


ます。



大人は日頃から周りのそういう行為にもっと関心を持ち、子どものそのような行為を見た際には


素晴らしい行為であることを伝え、褒めてあげるとかの配慮を持ちたいものです。


子ども達には、そういう善意の行為を当たり前のように行なう思いやりの心を小さい頃から身に


付けて行って欲しいものです。