過日東北の名峰鳥海山に登った家族5人。山頂を踏み下山を谷筋のショートカットコースをとる。先行した2人と離れ後続3人(大人1子供2)。先行した2人大人1子供1がショートカットコースをクリアして、尾根筋メーンの尾根コース(道明瞭)に合流無事下山。後続組の3人が谷筋特有の白いガス世界になりホワイトアウト状態間違いない。ルートを踏み外しうろうろどっかで一晩過ごしたのだろう。翌朝白いガスが消えれば視界は前面に広がる。山の形がクリアになればしめたもの、助かった。
☆ 当方もルート往路も復路も一緒になる。下山もショートカットコースの谷筋(千蛇谷)陽の当たらない谷筋雪渓が全面に残っていた。まくなく谷あいに白いガスがたちこヤバい状態、道案内のロープがあったが途中で切れていた。雪の踏み後があちことにありうろうろ、再び案内のロープを発見たどると谷筋の出口に飛び出た。助かった。一時ぱにっくりまくり、頭まっしろ。近くに人の声がするがガスで姿が見えない、これほど心細いことはなかった。15年ほど前の話だが、状況は変わってないようだ。
☆下山ショートカットコース下降の取りつき
この案内ロープ途中変な方向に向いていた
白いガス充満 有視界下降が不可能
白雪渓の千蛇谷を脱出 まもなく道明瞭な尾根筋コースから
撮った 既に白いガスが何事のなかったように消えクリア
山の怖さ思い知った クリアなら谷筋でも問題ないが
登山者3人が下降中
左奥が千蛇谷 右が尾根コース 幸運にも助かりホット一休み
ガスが消えていた
☆ 当方、往時の鳥海山山行録の一部
鳥海山(新山)片道約9キロのロングコース 登り4:20 下山3:35
2236m
山形県遊佐町
2009年7月12日 曇り 同行者 なし
登山口@@@像潟口(鋒立)→山頂(ピストン)
登山道の状況@@@山頂まで片道8キロと遠い 千蛇谷コースはガス要注意
山行録 一部抜粋
~さて下山はショートカットの谷隘を下る千蛇谷コースとった。尾根コース(メーン)を歩いた時他の登山者からの話、千蛇谷を下ったほうが早いと言われたので当コースとり、ひどい目にあった。大物忌神社から一面に立ち込めたガスで一寸先闇の状態で谷に下りる。出始めの難関は雪渓の横断、ノーアイゼン斜度がかなりある。事前に歩けるようにステップをきってありとの情報だったが、雪が溶けて緩くなっている。滑ってもおかしくないわずかの距離であったが緊張した。その後は適度にマーキングがあるので順調に下ってきた。ロープのある雪渓もクリアしてきた。しかし、突然目印であるロープが右に大きくそれたところの石に括り付けられていた。要するに雪渓を目の前に道が消えたわけである。目を凝らすと雪渓の中に「明確ではないが踏み後」があり、半信半疑でその踏み跡を探すながら歩く雪渓が大きくなかなか切れない、だんだん不安になる。その時予期しない声が後方から聞こえてくる「雪渓の中を歩いた方がいいのではないか」いう声が聞こえてきた。その時他に道があるのではと思ったが、声をかけようと思って「声か笛か」と思ったが大げさすぎるので「鈴」を鳴らした。しばらく待ったが音沙汰が無い、依然ガスが濃い再び歩き始める。なぜか、前方にロープが出現しロープに沿って踏み後が集中して濃くなっている。ロープをたどっていくとまもなく黒い土が見えてきて危機から脱出できた。後続の登山者をしばらく待ったが姿を現さなかった。
土産物屋を兼ねた食堂で750円の鳥海ラーメンを食べている、外の駐車場をなにげなく見ると赤い消防署の乗用車が止まっていた変だと思ったヘリコプターも現れ飛び立った。消防署員に直接聞いてみると2グループ道迷ったとのこと、その内に警察もやってきた。遭難騒ぎ後で聞いた話、両グループ
とも自力脱出したとのこと。具体的に遭難場所を聞かなかったが恐らく千蛇谷の巨大な雪渓の中と思いをめぐらす。晴れて視界が利けばなんでもないところだが、一歩踏み込んだ総合的な状況判断が大事、一つ学習した。
2009.7.18AM8:00記




