まさかの坂150万票ぐらいと思ってたが、300万票近く。有力候補が二人もいて、Wスコアの栄冠3回目。今回はだれがみても出馬を見送るのじゃないかと思うくらい負の材料多々、学歴詐称、7公約の未達成、温暖化助長ともいわれる神宮外苑再開発と付随して財界の大量天下り、どこを切り取っても負の材料の山もり。

しかし、それでもテレビ・新聞玄人(くろうと)予想屋は小池圧倒と出足から言っていた。これだけ負の材料があるのにあくまで小池が勝つ予想。家政婦は知っとる玄人筋は知っとる、勝採算があったのだろう。市井のその他の人々ひょっとすると蓮舫勝つかとシロウト予想。

選挙直前の非課税世帯170万世帯の1万円給付もどき、仮に1世帯2票とすると、それだけで340万票になる。穿った見方すれば都知事選の直前のバラマキにみえないことはない、非課税世帯の全部が小池を書くとは限らないが、人の金でこれほど効率のいい確実な話はない。テレビ・新聞はこのこと全く触れないほおかむり。他の有力候補2は熱波の中街頭演説で汗を流す、一方は街宣はちょっとほぼエアコンの利いた室内で余裕の大名選挙戦。

更に小池候補に塩を送ったような、有力2候補の様相。小池候補が触れては困る学歴詐称、公約達成未遂、神宮再開発案件に”どうなんだと”問糾すこともくスルー、批判力もない生ぬるい選挙戦。これじゃ強力な現職候補に勝てるわけがない。

将棋の藤井総太7冠。ろくに複雑な将棋ルール知らないと思うが、テレビが好んで取り上げる。あれだけ勝ち続けるのは、生ぬるい指しは一手もない。相手の急所痛い所を見つけてアタック、妙手、奇手、鬼手等とあらゆる手段を尽くす。

戦い終えて日が暮れて翌日朝日新聞が社説で「実績と知名度」で小池現職大勝利と書いた。朝日新聞は発行部数をあまり気にしないらしく、他で大金を稼ぐと西国のどっかのブログでみたぞ。いわば新聞屋というより”何々総業”みたいな会社だな。