この血液を体内にくまなく流す管が血液であることは、子供でも知っています。


そして血管もお肉の一部であり、血管という厚みのあるお肉を生かすために、やはり血液が必要なのです。


だから毛細血管がびっしりと血管を取り巻いているのです。


二重三重の多重構造です。


鉄分を含んだ赤血球が流れるということは、血管内で考えますと、鉄の棒が通り抜けるようなものなのです。


そして血管を取り巻く毛細血管にもびっしりと血液が入っているのですから、これは、細い鉄の針金であるとも言えるでしょう。


中学校でも習いますが、そのときに起電力が発生するわけです。


時速60㎞にもなる、たゆみない血液の流れが常に電気を発生させているのです。


これを生体電気と呼んでいるのです。



手当て ― 生体電気とは


手当てするということが治療の原点であると、お医者様でも口にすることがあるように、


誰もが痛いところをさすったり、押さえたりして、手を当てているのではないでしょうか?


または、口で、はーっと息を吐きかけたりしたことも経験されているのではないでしょうか?


動物も痛いところや傷を舐めて治します。


なぜこうするのでしょうか?


私たちの体内を血液がかけめぐっているのは当たり前のことです。


この血液中には3つの細胞、つまり白血球・赤血球・血小板という細胞が存在します。


それぞれの働きは、白血球がばい菌を食い殺す役割。血小板が血液を固める役割で、赤血球が養分の配達と老廃物を排泄する役割です。


そしてこれらを運ぶのが血漿です。ひっくるめて血液と呼んでいます。





赤血球という粒々を運ぶには、血漿と呼ばれる液体分が必要です。


血漿には電解質の液体、尿、それにリンパ液などさまざまな物質が混入しています。


この中のリンパ液には免疫力を高める力がありますが、鬱血が始まってしまうと、免疫力が部分的に高まり、皮膚代謝が早まってしまうのです。


先に紹介した魚鱗症の男性の肌は、軽く押しただけでも、このリンパ液が幾分の血液と一緒に、非常に薄くなった皮膚から滲んでいました。


乾癬・魚鱗症の場合もこれが当てはまるのではないかと、仮説を立ててみたわけです。


実際、先にも述べましたが、乾癬・魚鱗症の方々は、脾臓付近が凝り固まっているので、


そこを念入りにほぐしていくと、症状が消えることからもそれがわかります。


また、プルーンの濃縮物や、チョコレートなどの鉄分の多い食品をたくさん摂ると、急激に症状が悪化することがあります。


これは、本来脾臓で回収される鉄分が外から入ってくるために、回収を一時停止する信号が脾臓に出され、赤血球破壊が滞るのではないかと考えられます。


これは経験からの私の仮説ですが、もしもそうであるなら、やはり、乾癬は脾臓の機能低下に関係があるのではないでしょうか。