なぜ痛むかと言いますと、運動している内に心臓からの血液が不足気味になると、脾臓でそれこそ秘蔵している血液を放出して補充するからなのです。


この時に脾臓が痙攣し、痛みを覚えるのです。


脾臓の仕事は2つあります。


1つはリンパ液の浄化。そしてもう1つは赤血球を破壊して鉄分を回収するということです。


赤血球は大人で1日150万個、脊髄で作られるそうです。


そうして作られた赤血球の寿命は約120日間、つまり4か月程です。


正常な脾臓でしたら、120日目のいらなくなった赤血球をやはり1日150万個破壊して鉄分を回収するので、


プラスマイナスゼロとなり、均衡が保たれるのです。


ちなみに、脾臓が摘出されると、他の器官が赤血球を破壊するようになるそうです。


ですが、脾臓の機能が低下したとしたらどうでしょう。


120日を越えた古い赤血球が体内をめぐり続けることになるわけだと考えられないでしょうか?


血液専門の書籍によれば、古くなった赤血球は中身を包んでいる皮が硬くなるのだというのです。


赤血球も1つの細胞ですから、細胞膜も当然あります。


『球』と付いていますので、ピンポン球のようなイメージを持ってしまいますが、本来は大福の真ん中をつぶしたような形をしています。


かなり自由に形を変化できるので、グニャグニャ曲がった毛細血管を通り抜けることができるのです。

【脾臓のコリが大きな原因-古い血液が全身をかけめぐる】


それでは、脾臓の働きを見てみましょう。


脾臓の位置ですが、子供のころなど、走っているとき左わき腹が痛くなったことがあるかと思います。


その痛みを出しているのが、左わき腹膵臓付近に位置する脾臓なのです。


この脾臓を圧迫するような、左側に傾く姿勢を続ける仕事などで乾癬やアトピーの症状が出る人が結構います。


ピアノの先生、歯科医師、プログラマーなどにです。


ギリシャ時代、マラソン選手は、途中で脾臓が痛くならないように、当時すでに摘出手術が行われていたと聞きます。


そうです、無くなっても死なない臓器なのです。


ですから研究が深まらないと聞いています。

他にも、気仙沼からいらした乾癬の男性で、10年程前に発症された方がいました。


詳しく聞いてみますと、この方も自動車事故を起こし、左側をハンドルに強く打ち付けたとのことでした。


その時のショックが脾臓圧迫を起こしたようで、その直後から乾癬が出始めたのです。


この方も背中の脾臓あたりがカマボコのようになっていました。


こういったことから、このような症状は脾臓の機能低下によるものではないだろうかと考えるに至ったのです。


私がこれほど脾臓の機能低下に着目するのは体内における脾臓の働きを調べてみたからなのです。


学問として扱っている方は別として、ほとんどの人は脾臓という名前くらいは知っていても、どこにあって、


何をする臓器なのかは、知らないのではないでしょうか?