皮膚疾患の人は、特に脾臓付近のコリが顕著ですから、そのあたりをほぐすと良いでしょう。


また、皮膚の炎症をくい止める、ステロイドを脾臓の上にある臓器の副腎で作っていますので、ここのツボに施術するのも大切です。


このことは、「かゆいかゆい皮膚はこれで治せる」(リヨン社刊)を執筆されている医学博士西田達弘先生も


その中の副腎強化マッサージ・ツボ療法の項で、


『手のひらを36回こすり合わせ、熱くなった手のひらを副腎のあたりに何度も当てて、なお、36回そのあたりをこする』


という指導をされています。


これは生体電気を高めて光を注入するということだとも言われています。


また美容の面でもフランスの大家と言われるおばあさまは、


『30回手のひらをこすり合わせて、熱くなったそれを頬に当てることを繰り返すだけで、リフティングが行われ、肌がつややかになるのです』と指導されています。


もちろん日本のエステサロンでも行われています。

手当ての基本


今回ご紹介できたのは、この症状に苦しむ人の数からすれば、ごくわずかです。


同じように苦しむ人のためにも、脾臓のコリを取るための手技をお教えいたします。


もちろん書物で伝えても、指使いなど細かなところはわかりにくいとは思いますが、なるべくわかりやすく説明させていただこうと思います。


まず、他の手技と大きく違うことは、揉み返しとかリバウンドのような、翌日に痛みを出すことが全く無いということです。


当然、施術者がまたがったり、足で踏みつけたり、木槌で叩いたり、背中に乗って膝でぐりぐりとやったりすることもありません。


前述しましたが、小指一本おかしくても、全身を施術するのが基本です。


それは施術者が治してあげるのではなくて、治るのはご本人の内側からの健康喚起力のよるものだからです。


ですから、これは治療でも、医療でもありません。


健康工場のスイッチを入れ直すお手伝いなのです。


通りを良くするドブ掃除とも言えるかもしれません。

この生体電気は肉体の、60兆とも言われる細胞全体に帯電されています。


その量は黙って座っているときでも、一秒間に一ジュールという電気量だというのです。


これは百ワットの電球をともす程の量です。


誰もが身体全体から放射していると言うことです。


母親が痛む子供のお腹をさすりませんか?


お母さんの手は神様の手のように温かく、子供はいつか痛みを忘れて寝てしまうことでしょう。


これがまさしく、手当ての基本なのです。


慈悲と愛の心で、精神を集中させ、手指から出る、生体電気を注入することで、電位が下がった細胞に活力を与えるのです。


私の整体の師である坂井しず先生は、常にこう言っておられました。


「例え小指一本が痛くても、全身に施術しなさい。私たちが治してあげるのではなくて、


内側から治ろうとする健康喚起力を高めるのです。そのお手伝いがこの手療術なのです。」


他の指圧などでは手や指の平で幅広く押しながら揉み上げるのですが、私の施術法では指を立てて使います。


指の先端から放射されている生体電気、つまり光をハリにして差し込むイメージなのです。