2024年問題から1か月が経過して | sa19830701

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ローカル路線バス乗り継ぎの旅のファンで、この影響を受けて、各地区が運行されるバス会社、運行する区間の国道や都道府県道の路線についても興味を持つようになりました。
私は、常に日本全国の道路地図、鉄道地図、時刻表を所持して、経路のリサーチをしています。

 2024年(令和6年)4月1日より長時間労働がこれまで常態化してきた物流輸送業、旅客運送業(主にバスやタクシー)、建設業、医療機関、鹿児島県と沖縄県における砂糖製造業に関して、2019年(平成31年)4月1日より大企業で、中小企業は2020年(令和2年)4月1日より開始した残業時間の上限規制に関する5年間の猶予期間が2024年3月末を以て終了し、各業種、以下の残業時間を厳守しなければならなくなってから1か月が経ちました。

◎物流輸送業、旅客運送業(主にバスやタクシー)について

 物流輸送業は2024年(令和6年)4月1日より拘束時間が原則3,300(時間/年)以内及び284(時間/月)以内及び13時間(時間/日)以内、最大3,400(時間/年)以内及び310(時間/月)以内及び15(時間/日)以内、14(時間/日)を超えるのは2(回/週)以内、宿泊に伴う長距離貨物輸送の場合は16時間以内を2(回/週)までは延長可能、退勤から翌日の出勤時間の間隔は11時間以上継続することを基本とし、9時間以上の継続は必ず厳守すること。

 バス事業は拘束時間が原則3,300(時間/年)以内及び281(時間/月)を超える月が4か月を超えて継続することは不可、最大3,400(時間/年)以内及び294(時間/月)以内、退勤から翌日の出勤時間の間隔は11時間以上継続することを基本とし、9時間以上の継続は必ず厳守すること。

 タクシー事業は日勤の拘束時間は288(時間/月)以内及び15(時間/日)以内、14(時間/日)を超えるのは3(回/週)以内、退勤から翌日の出勤時間の間隔は11時間以上継続することを基本とし、9時間以上の継続は必ず厳守すること。

 隔日出勤の拘束時間は262(時間/月)以内及び22時間(時間/2暦日)以内及び2回の隔日出勤は平均21(時間/回)以内、退勤から翌日の出勤時間の間隔は24時間以上継続することを基本とし、22時間以上の継続は必ず厳守すること。

◎建設業について

 原則として休日労働を含め、360(時間/年)以内及び45(時間/月)以内の時間外労働を厳守すること。

 臨時的に上記について超える必要がある場合でも、

①休日労働を含め、45(時間/月)を超える時間外労働は6(回/年)以内。

②休日労働を含め、時間外労働の上限は720(時間/年)以内。

③休日労働を含め、100(時間/月)未満及び2~6か月の間で平均80(時間/月)以内

 以上、3つの条文は絶対厳守です。
 但し、2024年元日16時10分に発生しました石川県能登半島を中心に令和6年能登半島地震(その他新潟県、富山県、福井県と言った北陸地方全域を対象とする)に関連する災害の復旧や復興の事業を2024年4月1日以降もあるかと思いますが、こちらに関しましては③の条文のみ適用除外です。

 

 私の大好きなローカル路線バスの旅についても、元来であった太川陽介さんと蛭子能収さん時代(2007年10月~2017年1月)から田中要次さんと羽田圭介さんのZ(2017年3月~2022年8月)、赤江珠緒さんと三船美佳さんなどのW(2023年7月~)、対決旅(村井美樹さんと対抗する鉄道との対決旅は2019年11月から、河合郁人さん(初回のみ川﨑麻世さん)と対抗する陣取り合戦は2020年5月から、松本利夫さん(EXILE)と対抗する鬼ごっこは2021年1月から)など、これまで登場しました路線バスが放送当時はあったのが現在は路線バスの乗務員の数が足りなく、現状は平均年齢も年々増加し「入職者<離職者」という構図が成り立ち、こういう社会問題が全国的に広がり、その結果、路線系統の減便や廃止、路線経路の分割や統合、最終発車時刻の繰り上げなど、路線バスの乗務員さんの労働時間に見据えた対策を採らなければならないという非常事態にまで陥っています。

 

◎北海道で廃止になった路線バス

・夕張鉄道新札夕線(Classic第3弾、Z第14弾)(2023年9月末を以て廃止)

・宗谷バス天北線(1989年5月1日にJR北海道天北線廃線に伴う代替バス)と大岬線(Classic第3弾)(2011年10月より天北宗谷岬線に統合)

 

◎東北地方で廃止になった路線バス

・羽後交通角館田沢湖線(Classic第15弾、Z第3弾)(2023年3月末を以て廃止)

・羽後交通小砂川線(W第2弾)(2023年11月末を以て廃止し、翌月よりにかほ市コミュニティバス小砂川線に切り替え)

・国際興業グループ秋北バス岩舘線(Z第3弾)(2022年9月末を以て廃止)

・国際興業グループ岩手県交通横3湯本温泉線(Z第3弾)(2020年9月末を以て廃止)

・国際興業グループ岩手県交通北上金ヶ崎線(Classic第6弾、Z第3弾と第17弾)(2024年3月末を以て廃止し、翌月より北上市拠点間交通(おに丸号)相去線に切り替え)

・国際興業グループ岩手県交通水沢金ヶ崎線(Classic第6弾、Z第3弾と第17弾)(2024年3月末を以て廃止し、翌月より代替路線として㈱野口が委託業務を行う)

・国際興業グループ岩手県交通北上金ヶ崎線及び水沢金ヶ崎線が2024年3月末を以て廃止されたことに伴い、事実上は胆沢郡金ケ崎町にある県南運転免許センターから北上市相去町までの約5キロメートルは路線バス空白区間となる。

・国際興業グループ岩手県交通崎浜線(Z第7弾)(2020年3月末を以て廃止)

・国際興業グループ岩手県交通釜石船越線(Z第7弾)(2019年3月末を以て廃止)

・山交バス山形楯岡線(Classic第15弾)(2018年9月末を以て廃止し、翌月より天童市を境に山形市方面は山形天童線、村山市方面は天童楯岡線に分割)

・山交バス新庄肘折線(Classic第25弾)(2017年3月末を以て廃止し、翌月より大蔵村営バスに切り替え)

・庄内交通鳥海ブルーライン快速バス(Classic第7弾)(廃止時期不明)

・庄内交通平沢線(Classic第7弾、Z第10弾)(2020年9月末を以て廃止)

・大衡村営バス(万葉バス)(Classic第6弾、Z第3弾と第17弾)(2023年3月末を以て廃止)

・本宮市広域生活バス(Classic第5弾)(2022年3月末を以て廃止)

 

◎関東地方で廃止になった路線バス

・那珂市コミュニティバス(ひまわりバス)しどり総合公園循環(Z第9弾)(2020年3月末を以て廃止)

・矢板市営バス沢線(Classic第5弾)(2021年9月末を以て廃止)

・東武系列朝日自動車グループ国際十王交通KM22系統(Classic第13弾、Z第13弾)(2020年3月末を以て熊谷市籠原から深谷市の区間を廃止し、翌月より深谷観光バス深谷日赤病院線に切り替え)

・日東交通鴨川市内線(Classic第16弾)(2019年9月末を以て誕生寺入口から勝浦市興津の区間を廃止)

・館山日東バス白浜亀田線(Z第9弾)(2019年3月15日を以て廃止)

・勝浦市民バスなかよし号松野興津線(2014年9月末を以て廃止)

 

◎北陸・信越地方で廃止になった路線バス

・頸城自動車グループ頸南バス池の平・杉野沢線(Classic第18弾)(2016年3月末を以て廃止)

・頸城自動車グループ頸南バス赤倉線(Classic第18弾)(2016年3月末を以て廃止)

・北鉄奥能登バス(Classic第14弾)(珠洲市内の全路線2022年4月よりすずバスに切り替え)

・千曲バス佐久上田線(Classic第22弾、Z第13弾)(2021年9月末を以て廃止)

・アルピコ交通三才山線(Classic第12弾)(廃止時期不明)

 

◎東海地方で廃止になった路線バス

・富士急静岡バスS243系統根方線(Classic第2弾、Z第1弾)(2019年9月末を以て廃止し、翌月より東田子の浦を境に沼津市方面は富士急シティバス943系統東海道線、富士市吉原中央方面は富士急静岡バスS251系統東海道線に分割)

・富士急静岡バスS262系統興津線(Classic第2弾、Z第1弾)(2019年9月末を以て廃止し、翌月より蒲原病院から寺尾橋の区間は静岡市由比地区自主運行バス(ゆいばす)由比・蒲原病院線に切り替え)

・遠州鉄道97系統掛塚さなる台線(Classic第2弾、Z第1弾)(2021年3月末を以て廃止)

・名鉄グループ東濃鉄道中津川線(Classic第12弾)(2021年3月末を以て廃止し、翌月より名鉄グループ北恵那交通坂本三坂線に切り替え)

・八百津町コミュニティバス(802)福地・杣沢・上飯田線(Z第6弾)(2020年9月末を以て廃止)

・名鉄グループ岐阜バスE36岐阜川島線(Classic第2弾と第14弾、Z第6弾)(2022年3月末を以て廃止)

・名阪近鉄バス大垣多良線(Z第4弾、Z第12弾)(2021年4月より綾里養北線に切り替え)

・名阪近鉄バス関ケ原多良線(Z第4弾、Z第12弾)(2021年4月より関ケ原時線に切り替え)

・白鳥交通荘川白鳥線(Classic第14弾)(2018年3月末を以て廃止)

・名鉄グループ濃飛バス特急奥飛騨温泉郷富山線(Classic第14弾、Z第13弾)(2021年3月末を以て廃止し、現在は平湯温泉から名鉄グループ濃飛バス上宝神岡線で飛騨市(旧吉城郡神岡町)、同じく神岡猪谷線で富山市(旧婦負郡細入村猪谷)、富山地方鉄道31系統猪谷線で富山市と3本の乗り継ぎ)

・三重交通60系統上野天理線(Classic第11弾)(2016年9月末を以て廃止し、現在は天理市から奈良交通18系統天理都祁線で針インター、同じく38系統天理都祁線で山辺郡山添村、三重交通60系統上野山添線で伊賀市(旧上野市)と3本の乗り継ぎ)

・三重交通31系統名張奥津線(Classic第11弾)(2021年3月末を以て廃止)

・三重交通12系統多気線(Classic第11弾)(2021年3月末を以て廃止)

・三重交通南紀特急津線(Classic第21弾)(2017年3月末を以て廃止)

・三重交通南紀特急松阪線(Classic第21弾)(2018年9月末を以て廃止し、現在は56系統松阪熊野線(熊野古道ライン)として運行)

・三重交通20系統松阪伊勢線(Classic第21弾)(2019年9月末を以て廃止)

 

◎近畿地方で廃止になった路線バス

・湖国バス河瀬線(Classic第2弾)(2019年3月末を以て廃止)

・湖国バス菅浦線(Z第4弾)(2019年3月末を以て廃止し、翌月より西浅井コミュニティバス菅浦線に切り替え)

・京阪バス47号経路山科大津線(Classic第19弾)(2018年3月末を以て廃止)

・西日本JRバス園福線(Classic第8弾、Z第4弾)(2024年3月末を以て廃止し、翌月より桧山を境に南丹市(旧船井郡園部町)方面は中京交通園福線、福知山市方面は京都交通71及び72三和線に分割)

・丹後海陸交通27系統病院線(Classic第24弾)(2020年9月末を以て廃止)

・近鉄バス17系統阪奈生駒線(Classic第19弾)(2017年3月末を以て廃止)

・南海グループ和歌山バス那賀211系統那賀線(Classic第21弾)(2019年3月末を以て廃止)

・熊野交通(2020年1月より南海グループ御坊南海バスと統合し、熊野御坊南海バスに改称)新宮潮岬線(Classic第21弾)(2015年9月末を以て廃止)

 

◎中国地方で廃止になった路線バス

・日本交通ゆめぐりエクスプレス(Classic第8弾と第24弾)(2021年3月末を以て廃止し、翌月より岩美郡岩美町を境に湯村温泉方面は新温泉町コミュニティバス(夢つばめ)海上線、鳥取市方面は日本交通岩美岩井線に分割)

・日ノ丸バス松江線(Classic第8弾)(2020年9月末を以て廃止し、翌月より米子市から安来市広域生活バス(イエローバス)広瀬安来米子線で安来市、同じくお買い物バスで荒島駅、一畑バス42系統荒島線で松江市と3本の乗り継ぎ)

・サンデン交通秋芳洞線(Classic第9弾)(2018年9月末を以て秋芳洞から美祢市の区間を廃止し、翌月より美祢市のコミュニティバス(あんもないと号)(船木鉄道委託業務)に切り替え)

 

◎四国地方で廃止になった路線バス

・JR四国バス久万高原線(Classic第17弾)(2017年3月末を以て上浮穴郡久万高原町(旧上浮穴郡久万町)から上浮穴郡久万高原町(旧上浮穴郡柳谷村)落出の区間を廃止し、翌月より久万高原町営バス久万落出線に切り替え)

・高知東部交通甲浦線(Classic第10弾と第17弾)(2019年10月より室戸岬を境に甲浦方面と安芸市方面に分割)

・とさでん交通(旧土佐電ドリームサービス)安芸線(Classic第10弾と第17弾)(2017年10月より高知東部交通安芸高知線に移管)

・とさでん交通(旧高知県交通)G10-Y5須崎線(Classic第10弾、Z第5弾)(2019年9月末を以て廃止し、翌月より土佐市高岡を境に高知市方面はとさでん交通高岡線、須崎市方面は高知高陵交通須崎西芝線に分割)

 

◎九州地方で廃止になった路線バス

・産交バス八代水俣線(Classic第9弾)(2013年9月末を以て廃止し、翌月より道の駅たのうらを境に八代市方面は田浦線、水俣市方面は田浦水俣線に分割)

 

 上記以外にもその他、廃止や分割、路線変更などを行った経路もあります。

 詳しくは各バス会社の情報をご査収下さい。