ローカル路線バス乗り継ぎの旅第24弾を見て | sa19830701

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ローカル路線バス乗り継ぎの旅のファンで、この影響を受けて、各地区が運行されるバス会社、運行する区間の国道や都道府県道の路線についても興味を持つようになりました。
私は、常に日本全国の道路地図、鉄道地図、時刻表を所持して、経路のリサーチをしています。

 7月11日にBSテレ東でローカル路線バス乗り継ぎの旅の第24弾が放送されました。

 初回放送は2016年9月24日です。

 

 

 スタートは山口県岩国市錦帯橋から、目指すゴールは太川陽介さんの出身地(京都府京丹後市(旧中郡大宮町))からすぐ近くの宮津市天橋立までを経路から見れば、中国地方の最大の壁である中国山地跨ぎをして、3泊4日で路線バスのみを乗り継いで行く行程です。

 マドンナは熊切あさ美さんです。

 

 スタート地点(山口県岩国市錦帯橋)

 

ゴール地点(京都府宮津市天橋立)

 

 スタートは山口県岩国市錦帯橋から9時00分に出るいわくにバス錦帯橋新岩国線で岩国市方面のバスに乗車、ここから9時30分に出る玖珂郡和木町に向かういわくにバス2系統和木線のバスが出てしまい、次発の10時00分発、その次が正午発の5系統玖珂郡和木町上迫行きと2時間も待ちが出るということで、乗り継ぎとしては悪くはありません。

 玖珂郡和木町に到着し、ここから広島県大竹市にかけての約3キロメートルは徒歩移動です。

 広島県大竹市に入り、栄ぐるりんバス(2018年2月末を以て廃止)が来たところを結局逃してしまい、最終的には大竹市に11時05分に到着、ここから大竹市のコミュニティバス(こいこいバス)で大竹市玖波までの先発時刻11時20分発のバスに乗車、その大竹市玖波に11時50分に到着、ここから廿日市市(旧佐伯郡大野町)のコミュニティバス(おおのハートバス)レッドライン(東西横断ルート)で廿日市市宮島への時刻が11時40分発と1日1便しかないバスが到着の10分前に出てしまい、結局次発の13時03分発の廿日市市(旧佐伯郡大野町)のバスしかなく、その待ち時間の間に広島名物のお好み焼きを堪能、気づいたら、過去にも第17弾(山口県山口市~高知県室戸市室戸岬)でも大竹市玖波に立ち寄っていたことが判明し、最終的には過去に第17弾で乗り継いだ経路で広島市に向かうことが分かりました。

 定刻になり、13時03分発の廿日市市(旧佐伯郡大野町)のコミュニティバス(おおのハートバス)レッドライン(東西横断ルート)で廿日市市(旧佐伯郡大野町)、次いでブルーライン(東ルート)で廿日市市阿品まで乗り継ぎ、ここから広島電鉄16系統阿品台線で廿日市市阿品台北へ回り、そして本数こそは少ないが16時10分に出る広島電鉄55系統阿品台線で中国地方の最大都市、広島市に辿り着きました。

 広島市からは国道54号線と国道183号線の重複区間で中国山地に向かって三次市に向かうのか、そのまま国道2号線(旧山陽道)を瀬戸内海に沿って行くのかが分岐点になります。

 仮に広島市から国道54号線と国道183号線の重複区間(広島市~三次市)で中国山地に向かった場合、まずは広島電鉄72系統上根吉田線で安芸高田市(旧高田郡吉田町)、広島電鉄グループ備北交通三城線で三次市、同じく三城線で国道183号線を通って庄原市へは行けられます。

 三次市に向かっても瀬戸内海方面への軌道修正は、両備バスグループ中国バス甲山吉舎(きさ)三次線で国道184号線を通って世羅郡世羅町(旧世羅郡甲山町)、同じく尾道市甲山線で尾道市へ行くことも可能です。

 しかし、その国道54号線と国道183号線の重複区間(広島市~三次市)で三次市に向かう広島電鉄72系統上根吉田線で安芸高田市(旧高田郡吉田町)ときて、ここから広島電鉄グループ備北交通三城線で三次市への最終時刻が17時15分発と当日中に三次市に向かうことが不可能となり、結局は17時48分に出る広島電鉄グループ芸陽バス40-10系統西条広島線で国道2号線(旧山陽道)を通って東広島市西条へ、19時46分に同じく西条竹原線で国道2号線~国道432号線を通って竹原市に向かい、その竹原市には20時43分に到着しました。

 当日中はこれ以上東に行くバスはなく、翌朝は6時35分に出る広島電鉄グループ芸陽バス竹原三原線で国道185号線を通って三原市方面のバスに決まりました。

 初日目は広島県竹原市泊まりとなりました。

 

 二日目は広島県竹原市からの開始で、まずは6時35分に出る広島電鉄グループ芸陽バス竹原三原線で国道185号線を通って三原市へ向かい、ここから8時03分に出る鞆鉄道福地線で国道2号線(旧山陽道)を通って尾道市にある鳴滝登山口に行き、そしておのみちバス東西本線で尾道市に8時40分に到着しました。

 尾道市からは9時00分に出る鞆鉄道67系統で国道2号線(旧山陽道)を通って福山市に10時00分頃に辿り着いた後、ここから中国山地方面の路線バスの接続が非常に悪く、結局は岡山県方面へ、まずは両備バスグループ井笠バスカンパニーで国道2号線(旧山陽道)を通って笠岡市~笠岡市乗時までは路線バスがありますが、笠岡市乗時~浅口市(旧浅口郡寄島町)の区間は路線バスがなく、浅口市(旧浅口郡寄島町)~山陽新幹線新倉敷駅には乗り継げられます。

 その広島県福山市から両備バスグループ井笠バスカンパニー笠岡福山線で岡山県笠岡市方面の先発時刻が11時35分発と1時間30分の待ち時間となり、福山城見物をした後、岡山県笠岡市には12時30分に到着、ここから同じく笠岡竹田乗時線で笠岡市乗時への先発時刻が13時15分発と45分の待ちとなるが、笠岡市乗時から浅口市(旧浅口郡寄島町)の区間は路線バスがないことが分かり、笠岡市乗時から浅口市(旧浅口郡寄島町)までの約4キロメートルは徒歩移動です。

 15時00分に浅口市(旧浅口郡寄島町)に到着、ここから15時35分に出る両備バスグループ井笠バスカンパニー新倉敷寄島線で山陽新幹線新倉敷駅へ行き、その山陽新幹線新倉敷駅に16時20分に到着で、ここから16時50分に出る両備バス91系統で倉敷芸術科学大学へ向かいますが、山陽新幹線新倉敷駅での待ち時間の間に岡山市から中国山地を国道53号線を通って津山市~鳥取市に向かうのか、国道2号線と国道250号線を主に通って備前市~赤穂市~姫路市を通ってここから国道312号線を北上して中国山地を跨ぐのか、正に迷いどころです。

 16時50分に山陽新幹線新倉敷駅を両備バス91系統で倉敷芸術科学大学へ、同じく21系統倉敷小溝線で国道429号線を通って倉敷市、そして岡山市方面の最終発車時刻、18時45分に出る同じくE11系統旧2号線経由で当日中に岡山市に辿り着けられます。

 岡山市には19時40分に到着しましたが、この時間で両備バスグループ岡山電気軌道さん(8時00分~19時00分)も両備バスさん(8時30分~18時30分)も案内所は終わってしまいました。

 翌朝は岡山市から中国山地へ路線バスで確実に行く方法を得られる方策として、8時00分の案内所の開所を待ってからの開始ということで、二日目は岡山県岡山市泊まりとなりました。

 

 三日目は岡山市から8時00分の案内所の開所を待ってからの開始で、見つけたのが10時00分発(岡山市拠点のバスターミナル、天満屋9時45分)の中国鉄道の子会社中鉄北部バス岡山エクスプレス津山号(2017年12月より両備バスさんのみの運行)で国道53号線を通って津山市に11時34分到着、津山市からは中鉄北部バス行方馬桑線で国道53号線を通って勝田郡奈義町馬桑までは行けられますが、ここから岡山県勝田郡奈義町と鳥取県八頭(やず)郡智頭(ちづ)町の県境に魔のループ橋がある黒尾峠には路線バスがなく、もうひとつの国道179号線と国道482号線の重複区間で岡山県苫田郡鏡野町と鳥取県東伯郡三朝(みささ)町の人形峠のところも路線バスはありません。

 ここは相当難儀なところでしたが、その岡山県勝田郡奈義町と鳥取県八頭(やず)郡智頭(ちづ)町の県境に魔のループ橋がある黒尾峠には勝田郡奈義町馬桑~八頭(やず)郡智頭(ちづ)町JR西日本因美線那岐駅までは路線バスがないということが分かり、結局岡山市からの先は10時00分(岡山市拠点のバスターミナル、天満屋9時45分)に出る中国鉄道の子会社中鉄北部バス(2017年12月より両備バスさんのみの運行)岡山エクスプレス津山号で国道53号線を津山市へ行くことにしました。

 仮に岡山市から国道2号線と国道250号線を主に通って備前市~赤穂市~姫路市に向かうとすれば、岡山市から宇野バス八日市片上線で備前市役所がある片上へ、備前市営バス吉永線で備前市(旧和気郡吉永町)、東備西播定住自立圏圏域バス備前ルート(神姫バスの子会社ウエスト神姫(2022年10月より神姫グリーンバスと統合してウイング神姫に改称)委託業務)で兵庫県赤穂市、同じく上郡ルート(神姫バスの子会社ウエスト神姫(2022年10月より神姫グリーンバスと統合してウイング神姫に改称)委託業務)で赤穂郡上郡町、神姫バスの子会社ウエスト神姫(2022年10月よりより神姫グリーンバスと統合してウイング神姫に改称)30番台で赤穂郡上郡町テクノ中央、同じく20番台でたつの市(旧揖保郡新宮町)、同じく50番台でたつの市(旧龍野市)、神姫バス30番台で兵庫県旧播磨国の主要都市、姫路市に接続する形になります。

 津山市に11時34分に到着、ここから中国鉄道の子会社中鉄北部バス行方馬桑線で国道53号線を勝田郡奈義町馬桑への先発時刻が13時25分発と1時間50分程の待ち時間となり、昼食の時間に津山市のB級グルメでもあるホルモンうどんを味わいました。

 定刻になり、津山市を13時25分に出る中国鉄道の子会社中鉄北部バス行方馬桑線で国道53号線を勝田郡奈義町馬桑へ向かい、ここから八頭(やず)郡智頭(ちづ)町JR西日本因美線那岐駅までの約8.5キロメートル、魔のループ橋がある標高652メートルの黒尾峠の麓から歩いて行かなければならず、非常に険しい峠超えをすることになりました。

 八頭(やず)郡智頭(ちづ)町JR西日本因美線那岐駅に16時50分に到着し、ここから智頭町民バス(すぎっ子バス)那岐線で国道53号線を通って八頭(やず)郡智頭(ちづ)町への先発時刻が17時05分発と15分後に出ることとなり、その後、日ノ丸バス91系統用瀬(もちがせ)智頭(ちづ)線で国道53号線を通って鳥取市方面の最終発車時刻が八頭(やず)郡智頭(ちづ)町に到着した5分後の17時25分発と短い待ち時間での乗り継ぎとなりました。

 しかし、乗車中のバスに電気系統の異常事態が発生し、その処置を乗務員さんが施して運行再開となり、鳥取市に18時15分に到着しました。

 鳥取市からは国道9号線(旧山陰道)を通って行きますが、19時30分発の日本交通33系統岩美岩井線で岩美郡岩美町岩井温泉行きのみで、翌朝、岩井温泉から日本交通ゆめぐりエクスプレス(2021年3月末を以て廃止で、現在は鳥取市から日本交通32系統と33系統岩美岩井線で岩美郡岩美町、岩美郡岩美町からは新温泉町のコミュニティバス(夢つばめ)で美方郡新温泉町(旧美方郡温泉町)湯村温泉に接続)で兵庫県美方郡新温泉町(旧美方郡温泉町)湯村温泉行きのバスが9時10分発があり、結局三日目は鳥取市からは19時30分発日本交通さんでこの日に宿泊する岩美郡岩美町岩井温泉に向かうことになりました。

 宿泊先の岩美郡岩美町岩井温泉に20時30分に到着し、翌朝、9時49分に出る日本交通ゆめぐりエクスプレス(2021年3月末を以て廃止で、現在は鳥取市から日本交通32系統と33系統岩美岩井線で岩美郡岩美町、岩美郡岩美町からは新温泉町のコミュニティバス(夢つばめ)で美方郡新温泉町(旧美方郡温泉町)湯村温泉に接続)で兵庫県美方郡新温泉町(旧美方郡温泉町)湯村温泉行きがありますが、そのバスは鳥取市を9時10分に出るバスです。

 結局は鳥取市に泊まろうが岩美郡岩美町岩井温泉に泊まろうがは全く同じことになりました。

 

  

 最終日の四日目は鳥取県岩美郡岩美町岩井温泉から9時49分に出る日本交通ゆめぐりエクスプレス(2021年3月末を以て廃止で、現在は鳥取市から日本交通32系統と33系統岩美岩井線で岩美郡岩美町、岩美郡岩美町からは新温泉町のコミュニティバス(夢つばめ)で美方郡新温泉町(旧美方郡温泉町)湯村温泉に接続)の兵庫県美方郡新温泉町(旧美方郡温泉町)湯村温泉行きのバスに乗りました。

 兵庫県美方郡新温泉町(旧美方郡温泉町)湯村温泉に10時12分に到着しましたが、ここから全但バス70系統湯村温泉線で国道9号線(旧山陰道)を通って養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)に向かう先発時刻が13時15分発、その前が到着12分前の10時00分発と3時間以上も待たなければならず、私も全但バスさんの路線図から精査しても、この先の豊岡市に向かってもいずれは養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)を通らなければなりません。

 養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)から全但バスさんで行けられるのが51系統和田山中央公園線と52系統山口生野線で国道9号線(旧山陰道)を通って朝来(あさご)市(旧朝来(あさご)郡和田山町)方面のバスはありますが、朝来(あさご)市(旧朝来(あさご)郡和田山町)から京都府福知山市へは途中の福知山市上夜久野まではバスがなく、ここから福知山市夜久野バス(ふれあいやくの号)で下夜久野、京都交通51系統と52系統夜久野線で福知山市へ行けば、ここから丹後海陸交通32系統福知山線・与謝線でゴールの宮津市天橋立(バス停は天橋立ケーブル下)には行くことはできますが、接続が微妙なところです。

 養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)から全但バス31系統八鹿出石線で豊岡市(旧出石(いずし)郡出石(いずし)町)へ行くバスはあります。

 ここから兵庫県と京都府を跨ぐ路線バスもなく、全但バスさんの最東端は33系統奥藤線で豊岡市(旧出石(いずし)郡但東町)奥藤行きの中藤までです。

 豊岡市(旧出石(いずし)郡但東町)中藤から与謝郡与謝野町岩屋まで兵庫県と京都府の境目にある岩屋峠の5キロメートルは徒歩移動です。

 京都府に入って、丹後海陸交通の最西端は27系統病院線(2020年9月末を以て廃止し、現在は京丹後市(旧中郡峰山町)から与謝郡与謝野町四辻の区間は27系統峰山四辻線として運行)与謝郡与謝野町岩屋から与謝の海病院まで行けば、同じく32系統福知山線・与謝線でゴールの宮津市天橋立(バス停は天橋立ケーブル下)には行けられます。

 定刻になり、美方郡新温泉町(旧美方郡温泉町)湯村温泉を13時15分に出る全但バス70系統湯村温泉線で国道9号線(旧山陰道)を通って養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)に向かい、14時37分に養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)に到着した13分後に同じく31系統八鹿出石線で豊岡市(旧出石(いずし)郡出石(いずし)町)、16時25分に33系統奥藤線で全但バスさんの最東端である豊岡市(旧出石(いずし)郡但東町)奥藤行きの中藤下車のバスに順調に乗り継ぎ、豊岡市(旧出石(いずし)郡但東町)中藤には16時10分に到着、ここから京都府与謝郡与謝野町岩屋まで兵庫県と京都府の境目を跨ぐ岩屋峠の約5キロメートルは徒歩移動です。

 京都府に入り、丹後海陸交通さんの最西端である与謝郡与謝野町岩屋に17時12分に到着し、ここから丹後海陸交通27系統病院線(2020年9月末を以て廃止し、現在は京丹後市(旧中郡峰山町)から与謝郡与謝野町四辻の区間は27系統峰山四辻線として運行)で与謝の海病院までの先発時刻が18時27分発と何とか最終バスに辿り着きましたが1時間15分の待ちに加え、残る乗り継ぎは次に乗るバスを含めあと2本と、ゴールの宮津市天橋立(バス停は天橋立ケーブル下)に到着できるかも険しくなりました。

 定刻になり、与謝郡与謝野町岩屋を18時27分に出る丹後海陸交通27系統病院線(2020年9月末を以て廃止し、現在は京丹後市(旧中郡峰山町)から与謝郡与謝野町四辻の区間は27系統峰山四辻線として運行)で与謝の海病院行きのバスに乗り、19時00分を過ぎて、ゴールのバス停である天橋立ケーブル下に向かう丹後海陸交通32系統福知山線・与謝線で最終3つ前の19時32分発に間に合い、太川陽介さんの地元近くの宮津市天橋立に到着しました。

 しかし、天橋立ケーブルカーは17時30分で営業が終わり、最終的には天橋立ケーブル下で股のぞきを実現することになりました。

 

 

 今回は中国山地という大きな壁を跨がなければならず、どこで大きな峠を越えなければならないのか重要な局面でもありました。

 私が調べた限りでは、中国山地を路線バスで跨げられたのは、国道54号線の赤名峠を跨ぐ広島電鉄グループ備北交通赤名線で広島県三次市から島根県飯石郡飯南町赤名までの区間くらいです。

 島根県飯石郡飯南町赤名からは飯南町生活路線バス赤名吉田線で雲南市(旧飯石郡掛合(かけや)町)、雲南市民バス吉田大東線は過去に第8弾(京都府京都市東山区三条大橋~島根県出雲市出雲大社)でも利用していましたが、旧飯石郡三刀屋(みとや)町~旧大原郡大東町、一畑バス60系統と65系統大東線で松江市へ繋がりますが、但し、途中の西伯郡大山町(旧西伯郡中山町)下市から東伯郡琴浦町(旧東伯郡赤碕町)の約9キロメートルは路線バスがない区間です。

 広島市から国道261号線を通る場合は、中国JRバス広浜線(2023年3月末を以て廃止)で山県郡北広島町(旧山県郡大朝町)新庄へ行った後、ここから国道261号線の中三坂峠を邑南町のコミュニティバス(おおなんバス)で島根県邑智(おおち)郡邑南(おおなん)町(旧邑智郡(おおち)瑞穂町)へ行くか、石見交通高速バス石見銀山号の一般道区間で大田市に行けられます。

 津山市からは国道429号線を南下しますが、美咲町営バス(あさひチェリーバス津山・西川線)で久米郡美咲町(旧久米郡旭町)西川、岡山県道と国道313号線を美咲町営バス(旭川さくらバス)で真庭市(旧真庭郡久世町)、ここからは主に国道313号線を通って真庭市のコミュニティバス(まにわくん)(中国鉄道の子会社中鉄美作バス委託業務)24系統勝山・追分ルートで旧真庭郡勝山町、同じく31系統蒜山・久世ルートで旧真庭郡八束村山根、同じく27系統中曽・関金ルートで鳥取県倉吉市関金温泉を国道313号線を岡山県真庭市と鳥取県倉吉市の県境にある犬挟峠を路線バスで跨ぐことができ、その後日本交通関金山口線で倉吉市、日ノ丸ハイヤー空港リムジンバスで国道179号線から国道9号線(旧山陰道)を通って鳥取空港、日ノ丸バス20系統鳥取空港連絡バスで鳥取市まで徒歩移動もなく接続ができたのです。

 以上は中国山地を路線バスで跨ぐことができた国道でありました。

 特に究極の選択に迫られたのは三日目の岡山市からの先で、中国山地へ国道53号線を通って津山市~鳥取市に向かうのか、国道2号線と国道250号線を主に通って備前市~赤穂市~姫路市を通ってここから国道312号線や国道175号線を北上して中国山地を跨ぐのか、ここは正に究極な選択でもあり、かなり難儀なところでした。

 仮に岡山市から国道2号線と国道250号線を主に通って備前市~赤穂市~姫路市に向かうとすれば、岡山市から宇野バス八日市片上線で備前市役所がある片上へ、備前市営バス吉永線で備前市(旧和気郡吉永町)、東備西播定住自立圏圏域バス備前ルート(神姫バスの子会社ウエスト神姫(2022年10月より神姫グリーンバスと統合してウイング神姫に改称)委託業務)で兵庫県赤穂市、同じく上郡ルート(神姫バスの子会社ウエスト神姫(2022年10月より神姫グリーンバスと統合してウイング神姫に改称)委託業務)で赤穂郡上郡町、神姫バスの子会社ウエスト神姫(2022年10月よりより神姫グリーンバスと統合してウイング神姫に改称)30番台で赤穂郡上郡町テクノ中央、同じく20番台でたつの市(旧揖保郡新宮町)、同じく50番台でたつの市(旧龍野市)、神姫バス30番台で兵庫県旧播磨国の主要都市、姫路市に接続する形になります。

 姫路市からは神姫バス71系統で国道372号線を通って加東市(旧加東郡社町)、同じく西脇急行線で国道175号線を西脇市、神姫グリーンバス(2022年10月よりよりウエスト神姫と統合してウイング神姫に改称)加美中線で多可郡多可町か中黒田線で西脇市(旧多可郡黒田庄町)まではありますが、ここから兵庫県丹波地区にかけては路線バスは繋がりません。

 姫路市から神姫バスさんで国道312号線を最北で行けられるのは84系統と86系統がある神崎郡福崎町までで、ここから神崎郡神河町寺前の間は路線バスがなく、ここから神姫グリーンバス(2022年10月よりよりウエスト神姫と統合してウイング神姫に改称)生野線で朝来(あさご)市(旧朝来(あさご)郡生野(いくの)町)、全但バス52系統山口生野線で朝来(あさご)市(旧朝来(あさご)郡和田山町)、同じく51系統和田山中央公園線で養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)(もしくは52系統山口生野線で朝来(あさご)市(旧朝来(あさご)郡生野(いくの)町)から養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)直通線あり)への繋がりとなるが、その兵庫県西播磨、中播磨、北播磨、丹波、但馬地区への接続はかなり悪いです。

 結論から見れば、中国山地をどこでどう越えるか非常に難しい選択でしたが、路線バスで跨ぐとしたら、広島市からは国道54号線を通って、まずは広島電鉄72系統上根吉田線で安芸高田市(旧高田郡吉田町)、広島電鉄グループ備北交通三城線で三次市、同じく赤名線で島根県飯石郡飯南町赤名、飯南町生活路線バス赤名吉田線で雲南市(旧飯石郡掛合(かけや)町)、雲南市民バス吉田大東線で旧飯石郡三刀屋(みとや)町~旧大原郡大東町、一畑バス60系統と65系統大東線でで松江市へと最終的には第8弾で行った島根県雲南市(旧飯石郡三刀屋(みとや)町)から兵庫県養父(やぶ)市(旧養父(やぶ)郡八鹿(ようか)町)の逆経路の方が行きやすいようには感じました。

 但し、島根県松江市から鳥取県米子市までは日ノ丸バス米子松江線という直通のバスがありましたが、そのバスは2020年9月末を以て廃止し、現在は松江市からは一畑バス42系統荒島線で荒島駅、安来市広域生活バス(イエローバス)お買い物バスで安来市、同じく広瀬安来米子線で米子市と3本乗り継がなければなりません。