第97回東京箱根間往復大学駅伝競争(往路)をご覧になって | sa19830701

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ローカル路線バス乗り継ぎの旅のファンで、この影響を受けて、各地区が運行されるバス会社、運行する区間の国道や都道府県道の路線についても興味を持つようになりました。
私は、常に日本全国の道路地図、鉄道地図、時刻表を所持して、経路のリサーチをしています。

 2021年1月2日に第97回東京箱根間往復大学駅伝競争(往路)が開催されました。

 

 

 スタートは東京都千代田区大手町読売新聞社前を皮切りに、

第1区:神奈川県横浜市鶴見区(21.3キロメートル)

第2区:神奈川県横浜市戸塚区(23.1キロメートル)

第3区:神奈川県平塚市(21.4キロメートル)

第4区:神奈川県小田原市(20.9キロメートル)

第5区:神奈川県足柄下郡箱根町芦ノ湖(20.8キロメートル)

の総計107.5キロメートルを走行します。

 

 

 サッポロビールさんの特別協賛で、地上波では日本テレビ系列で放送されます。

 

 出場する大学(前年大会で10位以内に入り、シードを獲得した大学)

1.青山学院大学(13年連続26回目)

2.東海大学(8年連続48回目)

3.國學院大學(5年連続14回目)

4.帝京大学(14年連続22回目)

5.東京国際大学(4年連続5回目)

6.明治大学(3年連続62回目)

7.早稲田大学(45年連続90回目)

8.駒澤大学(55年連続55回目)

9.創価大学(2年連続4回目)

10.東洋大学(19年連続79回目)

 2020年10月17日に予選会を制した大学

11.順天堂大学(10年連続62回目)

12.中央大学(4年連続94回目)

13.城西大学(2年ぶり16回目)

14.神奈川大学(11年連続52回目)

15.国士舘大学(5年連続49回目)

16.日本体育大学(73年連続73回目)

17.山梨学院大学(2年ぶり34回目)

18.法政大学(6年連続81回目)

19.拓殖大学(8年連続42回目)

20.専修大学(7年ぶり69回目)

オープン参加の関東学生連合

の21チームです。

 

 1位のチームが襷を繋いでから、2区、3区は10分経過した場合、4区、5区は15分経過した場合は、箱根駅伝の規定上、繰り上げスタートを実施します。

 

 レースをご覧になって、

 

 第1区は全チームが横並びとなる激戦となり、最終で法政大学と東海大学が接戦を見せ、先に襷を繋いだのはわずか6秒でしたが法政大学の鎌田航生選手が先手を取りました。

 その他、1位が通過してから1分以内で襷が繋がったのが15チームという状況になりました。

 

 第2区は各大学のエースが集う花の区間です。

 花のエース区間をご覧になれば、当然のことですが、外国人ランナーのうなぎ上りが目立ちました。

 特に毎回花の2区で外国人選手を起用する東京国際大学や創価大学や拓殖大学や国士舘大学は特にそうです。

 外国人選手はさておき、国内出身選手の中では、特に日本体育大学が大きく順位を上げて、東海大学、東洋大学と並ぶ展開です。

 先手は、東京国際大学のヴィンセント選手が繋ぎ、更には区間新記録まで塗り上げました。

 前年総合優勝の青山学院大学は二桁順位と大きく後退しました。

 

 第3区をご覧になれば、やっぱり東京国際大学や創価大学は花の2区で外国人選手の活躍以外はズルズルと後退する始末でした。

 これは過去に日本大学や山梨学院大学でも同じことです。

 この段階で、首位に立っているのは東海大学です。

 結果、先に襷が渡ったのは東海大学でした。

 総合順位を見ても、下位の大学は変動なしでした。

 区間賞は東海大学の石原翔太郎選手が獲得しました。

 

 第4区は前半にて昨年最終区で大活躍した創価大学の嶋津選手が首位に上がりました。

 更には、4区スタート時では首位だった東海大学は中間を過ぎて、まずは創価大学、そして、駒澤大学に抜かれて、3位に後退し、駒澤大学は2位に上がりました。

 しかし、終盤で再び東海大学と駒澤大学の順位は度々入れ替わり、ついには東京国際大学が東海大学を抜いて、その東京国際大学は3位に上がりました。

 最終結果として、創価大学が首位で襷が繋がり、その後は駒澤大学、早稲田大学が順位を上げて、東京国際大学、東洋大学ときて、東海大学は6位と大きく順位を後退しました。

 常勝の青山学院大学はここまできても未だに総合順位は二桁と首位との差は3分半以上もあり、非常に厳しい状況が続いています。

 専修大学にとっては繰り上げスタートまで時間が迫る中でしたが、何とか30秒くらい前に襷を繋いで、往路は全チーム襷が途切れることなく芦ノ湖に向かうことになりそうです。

 区間賞は山梨学院大学のオニエゴ選手が獲得しました。

 国内出身者としては創価大学の嶋津雄大選手が最速記録です。

 

 往路最終の第5区は小田原市から箱根町にかけて高低差が非常に大きい山登り区間です。

 この山登り区間の前半で、東洋大学は5位のスタートだったのが、2位まで上り、3人抜きを果たしました。

 このペースできて、第2の柏原竜二選手になれるのか注目したいところです。

 そして、前年総合優勝だった青山学院大学は往路最終区でも依然順位は二桁と今大会は非常に険しい状況です。

 首位は依然創価大学です。

 その往路最終区である山登り区間を制したのは創価大学が箱根駅伝に初出場から6年にして、見事に往路で初優勝を果たしました。

 そして、東洋大学の宮下隼人選手は創価大学を交わすことはできませんでしたが、今回も山登り区間で非常に健闘しました。

 青山学院大学は往路で12位と首位と7分半以上もあるため、明日の復路には大逆襲できるか、厳しい状況です。

 往路最終区で山登り区間で区間賞を獲得したのは帝京大学の細谷翔馬選手が掴み取りました。

 

 明日の復路は8時に首位がゴールした順に時差スタートで、首位が到着してから10分以上過ぎている大学は首位大学が出走してから10分後に一斉スタートです。

 

 往路順位結果(首位大学との到着時間の差)

①創価大学 5時間28分08秒(初優勝)

②東洋大学 5時間30分22秒 (2分14秒)

③駒澤大学 5時間30分29秒 (2分21秒)

④帝京大学 5時間30分39秒 (2分31秒)

⑤東海大学 5時間31分35秒 (3分27秒)

⑥東京国際大学 5時間32分06秒 (3分58秒)

⑦順天堂大学 5時間33分31秒 (5分23秒)

⑧神奈川大学 5時間33分40秒 (5分32秒)

⑨國學院大學 5時間34分52秒 (6分44秒)

⑩拓殖大学 5時間35分01秒 (6分53秒)

 上記の大学までは翌年の出場権をこの場で獲得できるシード獲得圏内です。

⑪早稲田大学 5時間35分12秒 (7分04秒)

⑫青山学院大学 5時間35分43秒 (7分35秒)

⑬城西大学 5時間35分44秒 (7分36秒)

⑭明治大学 5時間36分03秒 (7分55秒)

⑮日本体育大学 5時間36分38秒 (8分30秒)

⑯法政大学 5時間37分14秒 (9分06秒)

⑰国士舘大学 5時間37分48秒 (9分40秒)

 以下の大学は、明日8時10分に一斉スタートを実施する大学

⑱山梨学院大学 5時間38分38秒 (10分30秒)

⑲中央大学 5時間39分17秒 (11分09秒)

オープン参加 関東学生連合 5時間45分46秒 (17分38秒)

⑳専修大学 5時間49分56秒 (21分48秒)