ソウルで日本語を教えている龍子です。

 

 

私の大好きな도깨비(トッケビ)節分

 

台本にしては足りないし、

あらすじというにはまとまってないし、

セリフも日本語訳もミスがありますが、ご容赦ください。

自分のために。それだけです。

 

 

トッケビ あらすじ 1話1〜63話1〜23〜10はこちら

 

 

도깨비 3話3〜6

 

 

3.夜、軽食屋で、トッポッキを挟んでトッケビとチウンタクが向かい合わせに座っている。トッポッキが出来上がり、火を止める。

 


 

지은탁:왜 아직 안 떠났어요? 떠나신다면서요. 

チウンタク:何でまだ出発してないの?行くって言ってたくせに。

 

도깨비:조만간.

トッケビ:近いうち。

 

지은탁:아. 신경 쓰지 마세요. 뭐, 엄청 궁금해서 물어본 거 아니에요. 

チウンタク:あ、気にしないで。その、ものすごい気になって聞いたんじゃないの。

 

 

도깨비:알아.

トッケビ:わかってる。

 

지은탁:근데 어떻게 왔어요? 나 아까 라이터 못 불었는데.

チウンタク:でもどうやって来たの?私さっきライター吹けなかったのに。

 

도깨비:글쎄. 그냥 들린 것 같은데? ‘살려주세요’, 뭐, 그런 거.

トッケビ:さぁ。ただ聞こえた気がしたけど。「助けて」とかそんなの。

 

지은탁: 속으로 생각한 건데?

チウンタク:心の中で思ったんだけど。

 

도깨비:속으로 생각을 크게 하는 편인가 보지.  

トッケビ:心の中で思ったことを大きく叫ぶほうみたいだな。

 

지은탁:안 올 수도 있었잖아요.

チウンタク:来なくてもよかったでしょ。

 

도깨비:안 올 이유가 없었어. 

トッケビ:来ない理由がなかった。

 

지은탁:죄송하네요. 이렇게 신부도 아닌 저를 바쁜 와중에 구하러 와 주시고. 제가 수소문을 좀 해봤는데요. 전에 저한테 덤으로 산다고 하신 거요. 쯧, 그 말 맞더라구요. 19년 전에 저랑 엄마 살려 주셨다면서요? 그래서 저, 덤이라도 괜찮아졌어요. 태어난 덕에 엄마도 만났으니까. 그래서 이제 아저씨 미워 안 할라구요. 

チウンタク:すみませんね。こうして花嫁でもない私を忙しい中助けに来てもらって。私ちょっと、あちこち聞いて回ってみたんだけど、前に私に「おまけで生きてる」って言ったこと。その言葉合ってたよ。19年前に私とお母さん助けてくれたらしいね。だから私、おまけでもよくなったんだ。生まれたおかげでお母さんにも会えたから。だからもうおじさんを嫌わない。

 

 

도깨비:미워하는 것 같은데? 

トッケビ:嫌ってるようだけど。

 

지은탁:아니거든요? 혹시 만나게 되면 꼭 말씀드리고 싶었어요. 안 만나길 바라셨겠지만. 

チウンタク:違うよ。もし会ったら絶対言いたかったの。会わないことを願ってただろうけど。 

 

도깨비:미워하는 거 맞는 거 같은데.

トッケビ:嫌ってるってので合ってるようだけど。

 

지은탁:아니고요. 앞으로 소환도 안 하고 생각도 안 하고 아무것도 안 할 테니까 마음 푹 놓고 잘 떠나시고요, 가내 두루 평안하시고요, 꼭 좋은 분 만나셨으면 좋겠어요. 진정한 자기 자신을 발견해 주는 그런 막 예쁜 분. 아, 얼굴 말고 마음이요. 얼굴 안 보신댔으니까. 다 끓었으니까 이제 드세요. 그럼 전 이만.

チウンタク:いいえ!この先は召喚もしないし、考えもしないし、何もしないから、安心して去って、家も安らぎに満たされて、必ずいい人に出会ってほしい。本当の自分自身を見つけてくれる、そんなすごくきれいな人。あ、顔じゃなくて心がね。顔は見ないそうだから。もうできたから食べて。じゃ、私はこれで。

 
チウンタクはリュックを持って立ち上がる。
 

도깨비:어, 저기. 이거 나 안 먹었는데 내가 내? 

トッケビ:あ、おい。これ、おれ食べてないけど、おれが払うのか?

 

지은탁:아저씨가 먹자 그랬잖아요. 저도 안 먹었어요. 그리고 저 돈 없어요. 

チウンタク:おじさんが食べようって言ったんでしょ。私も食べてない。それに私お金ない。

 


 

도깨비:그럼 돈은 내가 낼 테니까 넌 시간 내. 먹고 가.

トッケビ:じゃあ、お金はおれが出すからお前は時間を出せ。食べてけ。

 

지은탁:지금 저 저녁 먹이시는 거예요?

チウンタク:今、私に晩ご飯おごるつもりなの?

 

도깨비:어. 그자들이 뭐 밥 먹이고 납치했을 리도 없고. 

トッケビ:ああ。あいつらがご飯食べさせて拉致したはずもないし。

 

지은탁:싫어요. 저 아저씨랑 먹기 싫어요. 정 그러심 싸 주세요. 떡볶이만 감사히 받을게요. 

チウンタク:嫌だ。私、おじさんと食べるの嫌だ。本当にそうなら持ち帰りにして。トッポッキだけありがたくもらう。

 

도깨비:미워하는 거 맞네.

トッケビ:嫌ってるってるの合ってるな。

 

チウンタクは恨めしそうにトッケビを睨み、トッケビは笑う。

 

 

 

4.夜の薄暗いチキン屋で、冷めたトッポッキをおいしそうに食べるチウンタク。その後鏡の前でマフラーをとると、ひっかかれた跡やあざなどがある。

 

지은탁:와.. 진짜 다... 있었던 일이구나. 그게.. 나 진짜 죽을 뻔했던 거구나.. 

チウンタク:わぁ…全部本当にあったことなんだ。私本当に死ぬところだったんだ。

 

半分になった車やトッケビの剣や顔などを思い出す。

 

 

5.次の日の昼、トッケビの家の全景。

 

 

덕화 목소리:삼초온!

ユドクファの声:おじさん!

 

 

6.トッケビの家のリビングで、トッケビは座り、ユドクファはファイルを持って、テンション高く話す。

 

유덕화:자, 삼촌, 잘 들어봐. 

ユドクファ:さぁおじさんよく聞いて。

 

 

유덕화:은탁이는 어려서 부모님을 잃고요, 이모와 남매들에게 구박을 받았더래요. 샤바 샤바 아이 샤바. 얼마나 울었을까? 누가 울렸냐면, 이모와 남매들. 

ユドクファ:ウンタクは幼い頃両親を亡くして、叔母といとこの兄妹にいじめられたんだって。まるでシンデレラだよ(「シャバシャバアイシャバ」と言ってるけど、これはシンデレラの歌詞として有名な言葉で、韓国人はシンデレラをイメージする。「アイアイ」と聞くと猿をイメージする、みたいな)。どれくらい泣いたかな。誰が泣かせたかというと、叔母といとこ兄妹。

 

 

ファイルを広げ、写真を出しながら話す。

 

유덕화:이건 뭐 깊이 팔 것도 없어. 그냥 동네에 소문이 자자해. 은탁이란 애 앞으로 엄마가 남긴 보험금이 일억 오천인가 있는데 얘가 성인이 되면 그 돈을 자기 맘대로 못 하니까 애를 아주 잡는 모양이야, 이 이모가. 

ユドクファ:これは何も深堀りすることもない。そのまま町内にも噂が広まってる。ウンタクという子の将来に、母親が残した保険金が1億5千 万(1500万円)あるけど、その子が成人になったらそのお金を自分の思い通りにできないから子どもをしっかり捕まえてるみたい。この叔母が。

 

 

유덕화:왜 그렇게 봐?

ユドクファ:何でそうやって見るの?

 

도깨비:니가 쓸모 있다는 것에 놀라는 중이다. 

トッケビ:お前が役立ったことに驚いているところだ。

 

유덕화:하, 참. 재벌이라 하면 응당 돈과 권력을 이용해 남 뒷조사 한번은 해 봐야..  

ユドクファ:ふ、本当に。財閥なら、当然金と権力を使って人の裏調査を一回はしてみなきゃ…

 

도깨비:사진은 어디서 났어? 

トッケビ:写真はどこから出てきた?

 

ファイルの中の写真を見て、トッケビが聞く。

書類には叔母家族の写真や名前や年齢などが書かれているが、チウンタクは空欄。

 

유덕화:찍었지, 잠복해서. 근데 은탁이인가 걘 못 봤어. 바쁜가 봐.

ユドクファ:撮ったんだろ、潜伏して。でもウンタクって子は会えなかった。忙しいみたい。

 

도깨비:그건 뭐야? 

トッケビ:それは何だ?

 

ユドクファが持っている最後の写真を指さして聞くと、トッケビに写真を渡す。

 

 

유덕화:나. 잘 나왔길래. 

ユドクファ:おれ。うまく撮れたから。

 

 

トッケビは写真を床に叩きつける。

 

 

ユドクファは気まずそう。トッケビは体勢を整え直す。

 

 

유덕화:근데 삼촌, 이거 왜 알아 오랬어?  

ユドクファ:でもおじさん、これ何で知りたいって言ったの?

 

도깨비:벌주려고. 

トッケビ:罰を与えようと思って。

 

유덕화:어떻게?

ユドクファ:どうやって?

 

 

 

ファイルに金が現れる。
 

유덕화:삼촌, 어디 아파? 이게 벌이야? 금이지. 아니, 무슨 벌을 금으로 줘? 나는?

ユドクファ:おじさん、どっか調子悪い?これが罰?金だろ。いや、罰を金であげるの?おれは?

 

 

도깨비:넌 수고했고.  

トッケビ:お前はお疲れ。

 

유덕화:아, 왜, 나는! 나는 왜 이 벌 못 받는데, 어? 나 죄 되게 많이 짓지 않았어? 나 진짜 천벌 받아 마땅하지 않아?

ユドクファ:あぁ、何で?おれは?おれは何でこの罰受けられないんだよ。おれ罪をすごいたくさん罪を犯さなかった?おれほんとに天罰を受けて当然じゃない?

 

 

トッケビは何も答えず金塊をチウンタクの部屋の引き出しの中に移す。

 

 

チウンタクの部屋の暗い引き出しの中で輝く金塊。

 

 

トッケビ あらすじ 1話1〜63話1〜23〜10はこちら

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー