【虫の知らせ】
(悪い)予感
そう。
全てはお知らせだったのです。
所属している交響楽団の練習が休みだったのも。
先週の金曜日が嘘のように穏やかな一日で、仕事が6時に終わったのも。
生まれて初めて、妹と待ち合わせして渋谷で買い物したりご飯を食べたりしたのも。
自動車免許を取得して半年あまり、そろそろ乗らないと元々ない腕がさらに鈍るなと思い始めたのも。
さて。
何のお知らせなのか。
それは。
母が。
仕事後。
スポーツクラブで。
バトミントンをしていて。
アキレス腱を切っちゃうよ、と。
やってくれちゃったよ母上。
詳細はこちら。
最近、母は金曜日にスポーツクラブに寄るのが習慣になりつつありました。
先週からはバトミントンも始めた様子。
私自身も金曜日はオケの練習があるので帰宅がかなり遅く、夕食は各自で、ということが増えた我が家。
ところが今日はオケ練習が休みで(…だよね?)、夕飯はどうしようかなぁと思っていた昨夜。
「練習ないの?
だったら食べに行きたいところがあるんだけど![]()
」
と妹。
「だったら待ち合わせて食べに行く?」
と姉。
おおっ。
意気投合。
ここで史上初の『姉妹でご飯』が成立。
なんと渋谷で一緒に買い物をしてから、念願の定食屋さんで夕食。
珍しいと思って注文した、桜島どりの水炊き定食。
激ウマ。
ポン酢でもいける、そのままでもいける。
サラダやご飯はもちろん、鯖の竜田揚げまで付いてる。
確実にリピーターだわ。
勤務地の近くにお店は一切ないけど(涙)。
いつリピートできるか分からないけど(泣)。
先に食べ始めた妹が時間を持て余し始めた、まさにその時。
私の携帯に非通知で着信。
でも店内は携帯禁止の表示。
律儀で真面目で小心者の私が、電話に出るはずもなく。
留守電が入ったことを確認して、再び水炊きにありつく。
非通知にしてるのなんて母しかいないんだから、十中八九彼女。
用事があればまたかけてくるでしょう。
と。
母からメール。
もー。
「アキレス腱が切れちゃったかも」
と、ここで彼女がのっぴきならない状況にあることを知ったのです。
おいおい。
妹にお願いして、店外で留守電を聞いてもらったら(あくまで律儀で真面目で小心者の姉妹)、案の定母からアキレス腱危機の電話だったようで。
妹は「元気がなかった」と評していましたが、後で私が聞いた感じ、「てへへ」みたいな口調でした。
私もちょうど食べ終わったところだったので、姉妹で「もー」と言いながら某T大病院へGO。
…残念、広すぎて迷いました(笑)。
息も絶え絶えに病院の建物に辿り着くと、出入り口より向かってきた集団から「もしかして○○さん!?」との声が。
まさか!
母上に付き添って下さっていたのですか!!
涙ものです…![]()
本当にすいませんでした…。
「緊急外来はもうすぐそこですから!」
と言われ、ようやく母上とご対面。
車椅子に座り、やっぱり「てへへ」って感じで小さくなっていました。
もー。
悪いけど笑っちゃったよ…。
生まれて初めての松葉杖に(多分)、へっぴり腰の母。
遠回りだけど最寄り駅まで一本で近付ける路線を使い、さらにそこから二駅分タクシーに乗り、深夜にようやく帰宅。
はー。
なんか「もー」ばっかり言っていた気がしますが、ホントそんな感じでした。
明日はまた病院に連れて行かなきゃいけないし。
来週末は大学オケの本番なのになぁ。
どんな生活になることやら。

