目が覚めると、一面の雪景色。

 

「ウワーッスゴイ!」歓声を上げて、飛び起きて

 

夫は、外へ飛び出した。

 

玄関も、庭も、日頃観る事の出来ない雪景色。

 

自然の美しさに目を見張った。

 

冷たさを忘れて、病を忘れて童心に返ることのできる幸せ。

 

夕方、何事も無かったように、床の間の前に正座して

 

何時も通りの尺八の練習をしている余裕は、さすが。

 

一夜明けた今日は、いよいよ入院だ。

 

未知の世界に行くのに、お互いが何の不安も無く

 

旅行気分で準備をしているのが面白い。

 

昼食に、何時ものお店で好きな物を沢山食べて、

 

元気を付けて行こうと話し合っている。

 

55年も一緒にいると、こんなものなのなのかもしれない。

 

 

 

 

 

一夜明けた今日の晴天で、