メイ首相は信任されたものの不透明なEU離脱協定の行方、マクロン大統領辞任まで収まりそうにない過激化した黄色いベスト運動、等々世界中に激震が走ってる今日この頃ですが。
はたまた師走の慌ただしい日々を送られている方々には申し訳ないけど、40年勤めてやっと自由になったぼくは今日もオペラです。

町田イタリア歌劇団のラ・ボエーム公演。
伸び盛りの勝又康介さんや高橋亜矢子さんも観たいけど、オペラはまだ観たことがない安保克則さんをどうしても観たくて今日の方を選択。吉田真澄さんも椿姫を観そこねてるからオペラはフィガロ以来で楽しみ。
それと柴田さんや井上雅人さんが天才だといった藝大指揮科首席卒の澤村杏太郎さんにも期待膨らみ。

そんな期待の中でのオープニングでしたが、ぼくはしばらく乗っていけませんでした。
アパートで若者たちが寒い寒いと言ってる場面で、何故か。
たぶん昨日観たオペラパレスと比べていた、思い出していた....。
オーケストラピットに東フィルがいて、豪華な舞台装置があった昨日のことが蘇って、何か物足りないないような感じがあったのでしょう。

で、そんなぼくを、ルドルフの安保さんが「冷たい手を」で引き戻した。そして真澄さんが現れて、わたしはミミと歌い、火を借りにいって恋が始まるころから、もう何の違和感もなく、我が家に戻ってきたように、小森オケに乗って流れていく町イタオペラに浸っていきました。

川上さんも合唱の皆さんも頑張っていたし、初めて聴く新井さんと普久原さんも良かった。柴田さんは演技で沸かせたし。

これまで観たのはパバロッティとフレーニ、バルガスとゲオルギュー、グリオゴーリとオポライス。
そして今日の安保さんと真澄さん。
素晴らしい。泣けました。
そう言うだけで充分でしょ。