愚策②4万円減税 | ゴルフ迷走記

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先日も書きました”4万円減税”、いよいよ来月から実施される。


まず、これで岸田総理が言った『賃上げと減税で収入増が実感できる』と我々平民が思うだろうか?
それよりなにより、経理の現場は大変でしょう。


一つの例、所得税が5,000円のサラリーマンとしよう(推定ですが、単身者で給与額面が20万円くらいの人かな?)
6月のお給料は所得税が”ゼロ”、そして¥30,000-¥5,000=¥25,000と減税額を給与明細に記載しなければならないとか?
多分、中小企業では会計ソフトを使っているでしょうが、その項目を追加?
経理担当者の範囲で処理できればいいが、プログラム変更となれば会社に費用負担が起こる。
勿論、税法上必要経費処理にはなるでしょうが・・・、”付加価値を生まない余計な仕事”を押し付けるなんてどこを見ているのか!

上記は単身者の場合で、扶養家族が3人、計4人いた場合は16万円をちまちま処理しなければならない。
更に、全ての減税は12月までに処理(完了)しなければならないとか?⇇まだ減税できない分は年末調整なのかな?
となると12月に又違った処理が発生するのでは?

よくもまあ、こんな複雑でちまちまとしたことを考え付くものだ。
そしてこれで誰が収入増を実感する?

世の中を分かっていないのが政治家、官僚?
ここからはおいらの勝手な推理だが、岸田総理は6月解散を目論んで、その6月に減税を始めれば賃上げもあって自民党にフォローの風が吹くとか思ったのでは?

この種のことは一番効果的なのがベーシックインカム(現金給付)である、それも単発ではなく矢継ぎ早に2度3度、そうなるとお金を使うし、給付以上に買い物をする人も出てくる。
また、ここでちまちま所得制限などはせぬことだ、どんなことをやっても不合理なことは何%は起こる、
言いたい人には言わせておくことだ。
トータルコストという物差しも必要だ。

 

何より、ベーシックインカムが最もシンプル、そしてこれこそ現金給付はマイナンバーカードに紐づけした口座に振り込みますと言えば、余計なプレミアムなしでマイナンバーカードを作るでしょう。
政治家がこぞって作らないマイナンバーカード、何故作らない?自分がさらけ出されるから?

 

まぁ、ベーシックインカムも所詮は一時しのぎ、大きなビジョンが大事だけど・・・


まっ、来月になるとメディアはこぞって”4万円減税”の愚策について取り上げるだろうが、その前半年もあったのだからその不備、問題点、課題、予想されるトラブル、これらを報じて施行前に改善できることは改善させるくらいのことをやっておけよ!

また、支持率が下がるだろう”4万円減税”という愚策

https://news.yahoo.co.jp/articles/e4b1339f6950108e71596105aaefea6072fd38c6