学ぶことが楽しい! | 子ども達と自然に暮らそ!

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十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

【何で?は、学びの原動力】

子供たちは、

『勉強なんてしたくない』、とよく言います。

長男も、もう勉強したくないから

大学は行かないって言っています。

 

それならそれで、いいと思っています。

 

でも、好きなことを自由にできる時間がほしいというので、

それならやっぱり、

大学に行けば、好きなこといっぱいできるし、

大学時代、好きなことしていてつながった人は一生ものだよ、

って話しています。

 

今日も、大学生の子たちが、

うちに遊びに来てくれました。

みんなヒッチハイクしたり、旅をして、

面白い人にいっぱい出会って、

人生を楽しむ方法を見つけた子たち。

 

卒業後は、いずれ起業して、東南アジアで、

日本の埋もれているいいものにスポットを当てて、

流通したり、

そういうことをやっていきたいという女の子も!

 

いろんな人に出会っている彼らの視野は

めちゃくちゃ広いのです。

 

そして、大学生である彼らは、

めちゃくちゃ楽しそうです。

 

子ども達のいう勉強したくないは、

ほんとに『勉強したくない』ってわけじゃなくって、

『試験のための勉強はしたくない』っていうのが正しいんじゃないかと思います。

 

実際、

私は、最近学ぶことが楽しくて仕方がありません。

疑問に思ったことを調べてみて、

発見があると、

楽しいし、面白い。

そしてもっと知りたくなる。

もちろん、試験はないですから。

 

私が理科のアシスタントティーチャーをやり始めて四年目。

六年生の授業で、

今、地質のことを勉強しています。

地層のでき方とか、

化石とか。

 

その中で、

毎年、疑問に思っていたことがありました。

 

学校の校庭をボーリング調査した資料があるのですが、

その中に火山灰層があって、

その火山灰がいつのものなんだろう?

という疑問。

 

それまで、十和田の三本木原という土地は、

八甲田火山群起源の火山灰におおわれた台地であると

聞いていました。

 

だから、校庭で発見された火山灰層も、

八甲田火山によるものだと思っていました。

 

ところが、今年、ふと、実験室の廊下に飾ってある

『少年写真新聞』のポスターを見ていると、

宮城県の地層で、

平安時代の十和田火山の

火山灰層が発見されているという記事を発見!

 

ん?

十和田火山?

そういえば、十和田湖は火山の爆発によってできたカルデラ湖。

ってことは、

この校庭の火山灰は、十和田火山由来なんじゃないの?

 

そう思って、調べ始めると、

実は、十和田火山は、

過去2000年で、日本最大級の火山活動だったと書いてありました。

 

調べれば調べるほど、

何だかおもしろい!

 

でも、どの文献を見ても、

時系列をわかりやすく書いてあるものがなくって、

苦労したので、自分で作ってみました。

 

八甲田火山の後、

氷河期を経て、海面上昇による浸食。

少なくとも三回の大きな噴火があり、

その火砕流は、幾度も八戸方面へと流れ、

今の三本木原となったようです。

 

と、いうことで、

校庭の火山灰は、一番新しい、平安時代の火山灰なのかな?

 

 

地層とか、地質とか、

かつて試験のために習ったものは、

得に興味もなく、

面白くもなかった。

 

でも、今、

なぜだろう?から沸き起こったものは、

面白くて仕方ない。

で、それを、子ども達に伝えてあげたい。

 

 

何で?は、原動力。

学ぶのが楽しいって思える勉強をしてほしいな。