子ども時代の原風景 | 子ども達と自然に暮らそ!

子ども達と自然に暮らそ!

十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

さて、今日は朝から雨が降ったり晴れたり、

大気が不安定な一日でしたが、

子どもたちが来る頃にはすっかり晴れ渡りました。


そしてやってきた子ども達。

今日はいつもよりメンバーも少なく、

集まってはみたものの、

何をしようか、

ぶらぶらしておりました。


そこに、k君が、

落ちてた空き瓶片手にやってきました。

虫かごに中を開けると、

オタマジャクシがいっぱい!

コオイムシらしき水生昆虫も!


一気に子供たちのテンションが上がります。

図鑑をうちから出してきて、

この水生昆虫を夢中で調べているうちに、

気がつくと息子がいない。

「田んぼに行くってあいつらと走っていったよ。」

とk君。

そりゃいかん、ついていかなきゃ!

と、玄関もあけっぱなしで子ども達を追いかける。

近所の田んぼ付近にいるだろうと思ったらいなかった。

どこだ?

水路沿いを歩いていると、ずっと向こうに子どもの姿が見えた。

いたいた。

みんなで田んぼのオタマジャクシを探してる。



手を伸ばしてみるものの、

おたまに逃げられる息子。

それでも、

やっと水生昆虫をゲットし、嬉しそうに虫かごまで走る。



ふよふようごめく不思議な生物もいて、

田んぼの中は見ていて飽きない。



しばらくすると、通りかかった女の子二人、

「何してるの?怒られるよ。」

って言って通り過ぎる。

ヤバいな。また通報されちゃうかな?

そう思ったら、

また戻ってきて、

一緒に田んぼをのぞき込む。

ふと、私の顔を見て、

「あ、読み聞かせの人だ。」って。

「そうだよ~。また今度お話会に行くからね~。」って。

あちこちに子どもの友達いるみたいで、

何だかうれしい。



よく見ると、田んぼのず~っと奥に、

おじいちゃんと三年生くらいの男の子の姿が見えた。

そばに行ってみると、

このおじいちゃんと男の子も、

おたますくいをしていたようだった。

おじいちゃん、三角コーナー片手にすくっていた。


すると今度は、

道路沿いにもう一人のおじいちゃんが子ども達の声を聞いて出てきた。

田んぼの持ち主か?

怒られちゃうかな?

ひやひやしながら、そばに行くと、

家に遊びに来ていた子のおじいちゃんだった。

二人のおじいちゃんは、

「何してらんだ?」

「オタマジャクシよ。」

「むがしはオタマジャクシだげでねぐ、ホタルもいだのにな~」

って、おじいちゃん。

「ホタルは水きれいなとこでねばまいねがらな~」って。


そうなんだ~。

この辺も昔はホタルいたんだね。

そう思うと、ちょっと寂しい。



そうしてるうちに、

大騒ぎする子ども達。

何かと思えば、カエルの死体。

女の子にカエルの死体を近づける男子。

ひ~!!


そのそばでは、

すででおたまをとらえようと狙っている子。

狙い定め、すばやく水中に手をふり入れる。

「やった!捕まえた!」




もう、子どもたちがイキイキしてるのなんの。

こういうのが、

子ども時代の原風景になるんだよね。

田んぼの水のぬるさ。

オタマジャクシのヌルヌル。

みんなで歓声上げながら、走り回った田園風景。

記憶の中で、

楽しかった子ども時代として刻まれていく。

「さあ、もう六時だから、帰るよ。」

って言うと、自転車おいてあるうちの庭まで

もと来た道をダッシュで帰る子どもたち。

早いのなんの。

こんな毎日、

子ども達、ほんと楽しいよな~。