悪ガキ達のその後~二度と来るな! | 子ども達と自然に暮らそ!

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自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

久々に悪ガキ達のネタです(* ̄Oノ ̄*)


長い冬の間はぱったり来なくなっていた悪ガキ達。

冬も明け、春になると、悪ガキ達もやってきました。

来るなり、「鍋パーティーをしよう!」と言って、

はまぐりや、帆立の稚貝、ちかを買ってきて、

魚介鍋パーティーをした悪ガキ達。

ボスは米を持ってきて鍋で米を炊き、


ジャイアンは魚介類と肉を買ってきて、上手にさばき、魚介鍋の調理担当。



スネ夫は火の番。

それぞれこの日をものすご~く楽しみにしていたようでした。

魚介鍋つくる小学生なんて、なかなかないよ。

やっぱりこの子達おもしろすぎ!

スナック菓子やジュースを買って、ゴミを食い散らかす小学生は結構居るけど、

魚介類買ってきて調理するから火つけて、なんていう小学生、見たことない!


久しぶりに火をつけ、鍋を作り、おなかもいっぱいになった悪ガキ達。

遊んでいるうちにケンカを始めます。

このケンカの話もまた大変だったのですが、

その話はまた今度に。



そんな感じで、暖かくなり、またうちに来るようになった悪ガキ達。

来る度になにかしら怒られるようなことをしでかして、

怒ると2週間くらい来なくなり、

ほとぼりが冷めた頃にまた来ては怒られ、

またしばらく来なくなり・・・を繰り返していました。


そして昨日。


うちの庭にはさくらんぼの木があります。

12年前にホームセンターで買った1メートルほどの苗木が、
今では鈴なりの実をつけています。






自分で木登りして採れるのもまた楽しい音譜


さくらんぼが色づくと、鳥もたくさんやってくるので、

鳥に食べられないうちに、網をかけます。

木が大きくなってきてしまったので、網をかけたとこより、

網をかけてないとこの方が多いので、鳥にくれてやる方が多いです。


しばらく悪ガキ達も来ていなかったのですが、

さすが野生の嗅覚を持った悪ガキ達。

さくらんぼが色づき始めるとやってきました!

「とっていいの?!」

と、聞くが早いか木に登り、網の中に潜り込み、

もりもり食べては人にぺっぺと種を飛ばしてきます。

1日目は6時半過ぎても帰ろうとはせず、

なかなか木から下りようとはしない。

その日はなんとかうちに帰して、

翌日・・・

別の友達も連れてやってきて、またもりもり採っていく悪ガキ達。

息子も一緒になって木に登り、採っていますが、高いところは息子には届かない。

基地の上に登れば、もう少し上のさくらんぼも採れると、

息子もはしごを登り、基地の上へ。

しかし、採ってるうちに、木をわざとゆらすスネ夫。

種を息子に投げつけるボス。

やっとのことで登ってる基地だから、ゆれると怖い。

よろめく息子。

よろけたひょうしに、さくらんぼをためていたボールを転がし、

さくらんぼをこぼしてしまった息子。

「なにやってんだよ!!」と、怒鳴るボス。

泣く息子。

「こんなとこ、俺らだったら飛び降りられるのに、こんな泣き虫の4歳児みたことねえよ!」

と言うボス。

「6年生のあんたと、どれだけ年が離れてると思ってるの!

4歳児がこんなとっから飛び降りられるわけないでしょ!

ゆらしたら怖いに決まってんじゃない!泣き虫の4歳児なんて、あたりまえでしょ!」

といって助けに入り、息子を抱いて家の中にいったん入れる。

でも、大好きなとなりのゆうちゃんも外にいるので、

しばらくして落ち着くと、また息子は外へ出ます。


そうしてこの日もまた、6時半になっても帰らない悪ガキ達に、

「わかった。その採ったさくらんぼ、袋に入れて持たせてやるから、もう帰りなさい」

と言って、なんとかうちに帰ることを了承した悪ガキ達。


「あばよ!」「ば~か!」

捨て台詞を残して帰って行くボスとスネ夫。

息子とゆうちゃんはもうちょっと外にいるというので、私は一旦家の中へ。


ちょっとすると泣いて戻ってくる息子。

帰ったはずのボスとスネ夫が、息子に「早く帰れば?」って言われてむかついたらしく、

たたいて泣かして帰って行ったらしい。


さすがに堪忍袋の緒が切れる!

悪ガキ達を追いかけ、

「なんでわざわざ泣かして帰るの!」

と言うと、

へらへら笑って逃げようとする。

頭に来たので、

「わかった、じゃあ、今からあんた達の家に行って、お母さんと話するから。」

と言って、彼らを無視して追い抜き、彼らの家に向かってスタスタ歩く。

急にあわてる2人。

すると、スネ夫は「ごめんなさい。もうしません。」

と、まじめにすぐ謝る。

ボスは、「はいはい、謝ればいいんでしょ!ごめんなさい(へらへらしたまま)」

と、全く反省の色が見られない。

もっとあたまにきたので、ボスの手をがしっとつかまえる。

目が泳ぎ出すボス。


「あのさ、さっき木の上で息子を泣かせたとき、

そんなにあんた達のこと怒らなかったでしょ?

なんでだかわかる?泣かせて悪かったなって、

ちょっとでも思ってくれたかなって思ったからだまってたんだよ。

あんた達のことこれでも信じたんだよ。

それなのにまたわざわざ泣かせて帰るって、どういうこと?

誰のうちのさくらんぼだと思ってるの?

人んちのさくらんぼ好き勝手に採って食わしてもらって、

おみやげまで持たせたのに!おかしいでしょ?」


「じゃあいいよ、もう二度と来ないから、さくらんぼもかえすよ!」

と、逆ギレするボス。


「そういうこと言ってるんじゃないでしょ?

あんたたちのこと、これでも、来るのちょっぴり楽しみにしてたんだよ。

あんた達普通の子が考えないようなこと考えるし、見てて楽しいからさ。

あんた達のことは好きなんだよ。」


「普通じゃないって、じゃあ、俺ら、養護のやつらと一緒かよ!」とボス。


「養護の子のこと馬鹿にしてるの?!障害のある子達の方が、

あんた達よりずっと頭いいんだよ」


「わかってるよ。顔がおかしいだけでしょ」とボス。


「あんた達、養護の子達ばかにできるほどいい顔してると思ってんの?ばっかじゃないの?」

もう、このあたりのやりとりで、怒りでカラダが震えてくる私。

「あんまりあたまにきて、震えてるのわかるか?人の気持ちわかるか?

あんたたちに泣かされた息子の気持ちわかるか?」


「わかんないよ。頭に来たなら、川におれらのこと放り投げたら?」とさらにバカにするボス。


「自分の子どもを傷つけられて、平気な親なんていないよ!

あんた達のことも大事だと思ってたけど、自分の子どもは、何があっても守るよ。

それが親だよ。当たり前なんだよ!息子のこと泣かせに来るなら、

もう二度とうちに来ないで!!」


そう言って、ボスの手を放し、家に帰りました。


ここのところ、息子にいじわるしていたのを見て、もうだまっていられなくなりました。

息子も、「もうボスにうちにきてほしくない。」と。

息子が、「おかあさん、みてみて!こんなわざもできるんだよ!」と、なにかやって見せても、

「ふん、そんなの、ぜんぜんすごくねえよ!そんなのわざじゃねえよ!」

ってすぐばかにして、出来たっていう誇らしい気持ちをそぐし、

とにかく、ここのところ、息子に対する態度がひどかった。

息子に対する嫉妬心だということも分かっていたので、

息子には悪いけれど、彼らにも優しい目を向け、すこし様子を見ていました。

でもだめだった。


彼らの居場所になると決めたけれど、

ちょっとひどすぎた。


なんとも後味が悪い。

これで良かったんだろうか?

ほんとにやつらは来なくなってしまうのかな。

またほとぼりが冷めた頃にひょっこり来るんだろうか?


これでも、

どういえば通じるんだろうか?

彼らに私の想いが通じるにはどう話せばいいんだろうか?

本気で彼らや息子の未来を考えてしゃべっていることが伝わるだろうか?

そんなことを考えながら、怒りを抑えて精一杯思いやりを持って話したつもり。


ああ、なんともやるせない。