関西地方などで放送されている「ごぶごぶ」という番組がある。
浜田雅功東野幸治の2人が、関西の街を散策するロケ番組だ。

ある時のロケ地は、大阪のミナミ。
下町の商店街や郊外でのロケの時は、自由気ままに道を歩き、
気になる店があれば立ち寄り、行き交う人たちとも会話をしている2人だが、
心斎橋、難波周辺の大阪有数の繁華街では、そういうわけにはいかない。

「OPAより西はダメ」「心斎橋筋はNG」「ビッグカメラより1本外側の道で」と、
混乱を避ける為、通ってよい場所は、事前に厳しく決められており、
心斎橋や千日前のメイン通りは歩けないとうことだった。

「行ってもええんちゃうん!?」という浜田を、「大変なことになりますから」と止める東野。
このような場面が、番組の中で、何度となく見られた。


そして、浜田が言った。

「なんで悪いことしてへんのに、裏通り歩かなアカンねん!?」

歩く道も自由に選べない。芸能人とは、大変な職業である。

100年に1度といわれる不況の中で、「はとバス」が好調だという。
東京観光を中心に首都圏でバスツアーを展開する同社は、
2002年6月期を底に増加に転じ、今6月期も前期比3.4%増を
達成する見通しというが、その背景にはどのようなことがあるのか。

「浅草&東京タワー」といった定番コースのみでは、客層のほとんどが
他の地方から東京に訪れた人になるため、客足を伸ばせない。

そこで、伝統料理を築地や浅草の老舗店で味わう「江戸味覚食い倒れツアー」、
おいらん見物と落語がセットの「夜のお江戸」、「講談師と行く怪談ツアー」など
ユニークなツアーで、首都圏に在住する地元顧客の開拓を図っている。
年間200コースあるが、その大半を新企画が占めているという。

そして、「自動ガイドシステム」で、車内に設置した複数の液晶画面に景色を映し出し、
備え付けのイヤホンによって英語や中国語、韓国語などで解説。
さらに、同じシステムを使って日本人向けには、画面に過去の映像が映され
“タイムスリップ気分”が味わえるようにしている。

このような工夫を凝らした斬新なアイデアで、人の心をつかんでいることが、
不況の中でも好調である理由のようだ。

5月25日、阪神タイガース久保康友今季初白星を手にした。

開幕前にロッテから期待されて移籍しローテーションの一角を担っているが、
なかなか新チームでの初勝利をあげられなかった。


ここまで7試合、打ち込まれた時もあったが、たいていは6~7回を2失点前後と、
先発投手として最低限の仕事は十分に果たしていたものの、
なぜか久保が投げる時は、味方が打ってくれなかったのだ。


新天地で期待されながら勝てない焦り、不安。
心が折れてもおかしくない状況で、「いつかは勝てるだろうと思っていた」と、
決して悲観的にならず、後ろを振り返らなかった。

「点が入らないときは僕が抑えないと。打ってもらえるときもあるわけですから」、
「僕がちゃんと投げていれば、1-0で勝てていた」と冷静に自らを反省してきた。


さらに、験担ぎについて聞かれても「神様にお願いするぐらいなら練習しますよ」と、
初勝利へ向けての努力を怠らなかった。


そして25日の古巣ロッテ戦で8度目の先発マウンドに上がった久保。
この日も5回まで無失点ながらも6回に先制を許すという、
今までと同様の嫌な展開となったがその裏味方が逆転。
そのリードをリリーフ陣が守り切った。


初登板から49日目。
腐らずに耐えて辛抱し続けた久保が、ようやくウイニングボールを手にした。