知名度と認知度の違いが、あなたのブランディングを変える | 肩書職人のひとりごと

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おはようございます。

そのビジネスの入り口から出口まで。
売上作りを裏から支える専門家
クロコスタイルのウスイです。

ここ数回、ポジショニングやら強みやら
マーケティング的なことを書いております。

これらのことって
マーケティングの中にある
ブランディングのために必要な工程であって
仕事が取れるようになる前段階の
準備でもあります。

あなたが覚えてもらいたい
ブランディングの形が決まったら
そのタイミングでようやく
外に向けてアプローチを始めるわけですが
ここで一つ意識してほしいことがあります。

今日はその話。

マーケティングもそうだし
ブランディングもそうですが
そもそも何のために
そこに力を入れるのか?

わかりやすい目的としては
注目を引いて商品やサービスを
買ってもらいやすくするためですよね。

それはつまり
あなたの商品やサービス
あるいはあなた自身を覚えてもらう
という部分を入口として
PRしていくということです。

ここで大事なこと。


あなたはいったい
ブランディングで何を覚えてもらうのか?


日本語にはそれを表すキーワードとして
2つの似通う言葉があります。

それが、
知名度と認知度

 



この2つは一見
同じようなものと捉えられがちですが
実はその中身、結構違うものだったりします。

そもそも、それぞれを紐解くと


知名度とは文字通り
名前が知られている度合い
を言います。

一方、
認知度は
それがどういうものかを認識したうえで
知っているか?ということを指し
より理解して知られている
度合いのこと
を言います。



例えば、佐藤さんという
コンサルタントがいたとします。

あるところでは知名度が高いということで
佐藤さんを知っている人に聞いたとします。

A:佐藤さんって知ってますか?

B:あぁ、知ってるよ。
  佐藤さんでしょ。

A:どんな人ですか?

B:そこまでは知らないけど
  なんか有名な人でしょ?

これは、

知名度はあるけど深くは知らない状態で
名前以外は何も認知されていない

ということになります。

一方、別のところでの会話。

A:佐藤さんって知ってますか?

C:知ってるよ。
  有名な経営コンサルタントの人だよね?

A:そうなんですね。
  そんなに有名なんですか?

C:○○っていう企業の立て直しとか
  △△っていう会社の起業に関わってるとか。
  テレビにもよく出てますよ。

これは、この佐藤さんが

どんな人で何をしている人なのかが
しっかり認識された認知度のある状態

ということです。

つまり、
名前だけの知名度ではなく
その中身や活動なども知られている
認知度の高い状態
ということ。

何が言いたいのかというと
ブランディングを戦略として扱うために

あなたは誰に何をどう覚えてもらいたいのか?

とりあえず
名前だけ覚えてもらえれば
それでいいのか?


それとも何かとセットで
しっかり覚えてもらいたいのか?

 

それをしっかり決めた上で

ブランディング計画を立てましょうということ。

ここを理解している人は
自己紹介でも名刺の肩書でも
自らを○○の人として
しっかり打ち出していることが
ブランド構築をするうえで
大切だとわかっている人です。

それを知らずのうちにやっている人も
中には一部いるでしょうが
たとえ無意識だとしても、それはそれで
見せ方のセンスがあるのかもしれません。


ちなみに、選挙の時、
候補者がなぜあんなに名前を連呼するのか?

聞いてる方としては耳触りに思うことも
少なくないかもしれません。

それでも止めないのは
繰り返し名前を連呼されれば
否が応でも、名前を覚えさせられてしまう。

そういった人間の心理というか
聴覚の慣れを逆手に取っています。

もっとも、マイナスイメージで
覚えられてしまったら
選挙においては逆効果ですが
それでも、一定数、
「どんな奴だよ」と
その候補者のことを調べているうちに
政策や人柄を知っていく人もいます。

この場合は、認知度よりも知名度。

まずは名前だけでも覚えてほしい。

そういう戦略で
名前を連呼している場合が多いです。

実際、選挙会場に行って
知らない名前が並んでる中
その人が何をしてるのかよく知らなくても
名前を知ってる候補者がいれば
投票してしまう人もいるくらいです。

あなたが何かしらビジネスをしている人なら
名前でも特徴でもなんでもいいですが
何一つ覚えてもらえないのは、
かなりヤバい状態であるということで
危機感を持っておいた方がいいと僕は思います。

本来、あなたにとってビジネスチャンスの時に
見込み客には、あなたの顔も名前も
何も浮かべてもらえないってことですからね。

そう考えると結構ヤバいと思いませんか?

ちなみに、名前を連呼する戦略は
何も選挙に限ったことではありません。

CMでもそういった会社を見かけますよね。

あまり表に出てこない
よくわからない会社が
やたらと社名を連呼するってやつもあれば
とにかく商品名を連呼するっていうのもあります。

最近では、AGCとか、ビズリーチとか
社名を連呼するものもあれば
チョコモナカジャンボやLINEモバイル
PayPay、出前館、楽天モバイルなど
商品やサービス名を連呼するものもあります。

企業名の場合、最初は何の会社なのか
よくわからなかった人も多いのでは?

AGCとビズリーチを初めて見た時
僕自身も、何の会社?というより
何のCM??って感じだったのを覚えています。

そしてググりました笑

見事に戦略にハマったわけです。

個人的には、AGCとビズリーチ
この2社と仕事で関わることはありませんが
それでも名前とどんな会社かは
CMをきっかけに認知したことになります。

必要とする人がこれらのCMを見た時には
見込み客と繋がるきっかけになるわけですから
知名度を先に広げるというのも
戦略としてはありだということの証明ですね。

個人起業家の場合は
かけるお金も時間も企業に比べて
大きく限られています。

そういった面から考えると
知名度を広げるのもありですが
やはり、何をしている人なのか?
どんな人なのか?
それを名前とセットで広げる方が
効率はいいですよね。

あなたのことをまだ知らない人に対し

あなたのことを何をやっているどんな人か。

それを伝えるためにはどう打ち出せばいいか?


知名度と認知度の違いを知った上で
あなたのブランディングをどうするか。

この辺りのことをしっかり考えてみるのも
認知活動には必要です。

今、あなたは
周りからどんな人と覚えられていますか?

気になったら、
周囲の人に、直接聞いてみてくださいね。

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