こんばんは、ウスイです。
10月に入ったこともあり
テレビ業界では、秋の番組改編で
新ドラマやバラエティ番組など
装いも変わってきましたね。
毎クール、なにかしら話題になるドラマが
いくつかあるものですが
個人的に毎週楽しみに見ていたのは
鈴木亮平さん主演の
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」でした。
関連用語がトレンド入りしたり、
何かと話題にもなっていたので
見てた方も多いのではないかと思います。
これ、小説や漫画などの原作がない
ドラマオリジナル作品だったようですね。
ベタな展開や鉄板に近いお約束の流れなど
人によって賛否はあるかもしれませんが
僕としては楽しめた作品でした。
医療ドラマではありますが
作品中に紡がれる言葉の中には
いろいろ考えさせるものや学ぶものも多く
最終回でもしっかりそれがありました。
「やっぱり喜多見チーフがやってきたことは
間違ってませんよ。」
ドラマを見ていない方もいると思うので
少しだけ説明を。
※ネタバレあります。
最終回の終盤に差し掛かる前
菜々緒さん演じる蔵前夏梅(くらまえなつえ)が
鈴木亮平さん演じる喜多見幸太(きたみこうた)に
かけた言葉です。
喜多見は過去、
「誰であっても目の前の命を救う」
という信念のもとに
テロリストを救ったことがあります。
しかし、その結果、大切な人を失い、
多くの犠牲者を出すことにもなってしまった。
その事実が、
喜多見を精神的に追い詰めていきます。
「本当にオレたちのやってきたことは、
正しかったんでしょうか。
涼香は救えませんでした。
何もできないまま、死にました。
オレのせいですね。
オレが椿さんを助けなきゃ、
涼香は死ななかった。
危険を冒して誰かを救うなんて
間違っていたんですよ。
もうMERは解散するべきだと思います。」
突きつけられた現実に、無力さを感じ
何も出来ないまま、時間我だけが過ぎていく。
新たな災害が発生し、悲鳴を上げる現場へ
向かうことが出来ない。
しかし、自分がいない場所で
命がけで頑張る仲間の姿や
背中を押してくれるパートナーの言葉で
「自分に出来ることをやる」
そのために、再び現場へ向かいます。
「自分に出来ることをやる」という言葉は
喜多見が作中を通して、仲間やライバルなど、
たくさんの人に伝えてきた言葉でもあります。
喜多見がいない現場で仲間が頑張れたのは
「喜多見チーフに教えてもらってきたことを
やっていきます。」
という作中の言葉を
それぞれが体現したものでした。
喜多見が戻り、光の射した現場でしたが
救助者の数、残された時間、対策の限界など
打つ手なしと思われた瞬間
過去にMERが救ってきたライバルたちが
現場に駆け付ける、といった展開でした。
その光景を見つめる喜多見に対し
夏梅が伝えた言葉が、さきほどの
「やっぱり喜多見チーフがやってきたことは
間違ってませんよ。」
という言葉です。
ここに至るまでに、いろんな場面で、
喜多見と関わり、心を動かされた人たちが
救命現場以外も含む、様々な場面で、
「自分に出来ること」をやっている。
仕事に限らず、私生活においても、
人はたくさんの失敗をします。
その時はそれが最善で、
良かれと思ってやってきたことや
貫いてきたことなどもあるはずです。
今、仕事も順調で
プライベートも充実している。
そういう人でも
そこに至る積み重ねの上に今があります。
もしあなたが、自分のやってきたことに、
今、自信を持てなくなっていたとしても
今置かれているその状況が
あなたの存在を否定する理由にはなりません。
その時、誰かのためを想い、
してきたことなら、なおさら、
やってきたことは無駄ではないってことです。
個人的なことですが
ドラマを見ながら、この言葉を耳にした時、
昨年、いろいろチャレンジしてきたことが
脳裏に浮かびました。
コロナ禍で世界が混乱していた昨年の春
オンラインの交流会やセミナー、
コラボイベントや他者のセミナー主催など
人に会えなくなったあの時期に
自分が出来ることとして
出逢いの場、学びの場を創り出し
いくつも提供してきました。
2020年も夏を過ぎてきた頃、
オンラインイベントは飽和状態になり
多くの人がイベントを開催していましたが
自主開催イベントは、年末まで詰め込み
たくさんの人と出逢うこともできたし
人と人、人と学びの出逢いにも
微力ながら、貢献できたかなと思っています。
今年に入り、出逢った人すべてと
密度の濃い付き合いを
しているわけではありませんが
僕が話す機会の減った人達の中には
当時開催したイベントで出逢ったのがきっかけで
今、その人にいろいろお世話になってますとか
一緒にビジネスをするようになりましたとか
嬉しい話を耳にするようにもなりました。
まさしく、
「やってきたことは間違ってなかった」
という言葉のとおりでした。
「間違ってなかった」というより
「無駄じゃなかった」というのが
しっくりきますね。
今、人生がうまくいっている人は
素直にそう感じられる人も多いと思いますが
今、うまくいってない人にこそ
過去の自分がやってきたことに対し
「やってきたことは無駄にならない」
という「過去の行動の積み重ね」を信じ
ちょっとだけ前を向けたらと思っています。
目に見えなくても
想いを持って行動したことに
助けられた人たちは必ずいます。
直接的か間接的かの違いはあれど
想いの果てに起こした結果が
自分の気付かぬ場所で希望の芽を育てている。
・・・かもしれないと思うだけで
心が楽になり、また次へと進めます。
「私のやってきたことは間違ってなかった」
そう自信を持って言える瞬間を
たくさん集めていきたいものですね。
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