最近またまた余震頻発です。
地震酔いについては前にも書きましたが、相変わらずの社会現象です。
地震だか自分が揺れて？目まいふらつきなんだか判断が付かなくなっている人は多いですね。
自分に自信がなくなって照明のひもなんかを地震計代わりにしている人も多いのではないでしょうか？
当院では目まいふらつき等の地震酔いに対して、カイロプラクティック的には三半規管（上部頚椎）のバランス調整をメインに行ないます。
今回の地震でずれが酷くなった方も居ますが、多くは元々頚椎に問題があった方が多いでしょうか。
しかし実際、頚椎の矯正でほとんど治る方は２，３割程度と思われます。
多くは心理的な要因を伴っている事がほとんどです。
当院ではメンタルカウンセリングも併用していますが、地震酔いに対しては、メンタルケアーに半分以上費やしている事がほとんどです。
また目まいふらつき以外でも、情緒、心理不安、不定愁訴、諸々メンタル的な症状を訴える方も増えています。
ご主人が奥様に認知症かも？と検査をさせてみたら脳外科的には何も問題はなく、ただ地震や社会不安からのストレス性障害だったりする事もあるようです。
症状の酷い方で多いのが、本震時に１人で部屋に居て、人生初めて死の恐怖を味わったという方です。
小さいお子さんなんかでもありますね。
御家族でそのような方が居られたら身内が出来る１番の治療法は手当て！ですよ。
子どもなら抱きしめてあげる！信頼関係をより築けるような愛情表現の言葉を掛けてあげる！これは夫婦関係でも同様です。
ご年配の世代になると恥ずかしがる方も居ますが、今回の事例はそんな事言ってられる場合ではありません。
当然症状が酷ければ心療内科等医師の診断を仰ぐ必要もありますし、我々頚椎のアジャストメントが出来るカイロプラクターだったり、メンタルカウンセラー等色々な治療家のお手伝いが必要な場合もあるでしょう。
それでもまずは家族内での心理不安を和らげるのが一番肝要ですよ。
しかし相模原でこれだけ問題を抱えている人が多いのですから、こっちでは本震１回だけだった震度５の地震に連日苛まれている方々の苦労は計り知れませんね。