今年の読書では、仏教に関する本を良く手にするようになった。
前から興味はあったけど、いざ本を読もうとすると難しいかなぁという思いが先に立ち、なかなかチャレンジできないでいた。
おそらく、そういう「ライトな関心」というニーズは多くあったのだろう。近年、わりと取っつきやすい形での仏教本が増えてきて、今年の僕のような読書も可能になったのだ。
そういう流れの中で、読んだのが本書。
新書だし、対談形式だし、タイトルからしてもきっと「ライト層」を意識しているだろうと思ったのだが・・・
けっこう難しかったッス。。
いや、僕にはレベルが高かったっていう方が適切かもしれない。
語り口は軽めだし、仏教の広さや深さからすれば、ごくごくベーシックな話しかしていないのだろうけど・・・やっぱり簡単ではないのです。
ただ、難しいながらも楽しく読めた。むしろもっと理解したいし、考えたいと思った。
特徴としては、キリスト教やイスラム教といった、他の宗教と比較して述べるスタイル。これが一貫していて、随所に差し込まれるのが面白い。
また、今まであんまり気にしてなかった、仏教の成り立ちが興味深い。インドという国で生まれたわけだけど、その国の特殊性というか、仏教という宗教なり思想が誕生する背景が書いてある。
カースト制、ヒンドゥー教・・・仏教を取り巻くインドという国家や国民、文化や風土。当然ながら影響しているわけで、そういう環境下でこそ生まれたものである。
僕らは日本という環境の中で、仏教をとらえることが多いけど、やはりその成り立ちを改めて考えることには、ちょっと新鮮で刺激的な感覚があった。
その中身をうまく語れないのは、僕の力不足です。。
まだまだ理解に至っていない仏教のお話・・・また「ライト層」に向けたような本があれば、手を出してみたいと思います。
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