今日の帰り、電車の窓からボーっと夜の街を眺め、「あぁ、もう8月も終わりなんだな」などと思っていたら、ふと、ある記憶が蘇った。
遠い遠い記憶。。小学校の頃の夏休みの。
とにかくよく遊んでいた、あの時期のある遊びについて。
徳島で育った僕には、近所に同級生の友人がいた。
彼の兄と僕の兄も同級生。つまり、同い年の兄弟同士だったので、休みとなれば4人でよく遊んだ。
当時はファミコンが流行っていた頃で、ゲームもよくやったけれど、それよりも自分たちでいろんな遊びを開発した。
そういう、「遊び方を自分たちで創り出す」ということが、普通だったと思う。
また兄弟同士で、ある程度感性も合ったのだろう。
誰かが急に革新的に遊び方を思いつくわけじゃなくて、何気なくやり出して、やっていくうちに自分たちでより楽しくしようと工夫を重ね・・・そんな遊びが、いくつもあった。
今日思い出したのは、そのうちの1つ。ある年の夏休みに、しばし夢中になったことだ。
「段ボールで、庭に家をつくる」
・・・何がきっかけで始めたか、全く覚えてないけれど、けっこう熱中した。
僕の家に庭があって、そこに段ボールを広げて、自分たちで小さな小屋をつくろうというわけ。
それを、兄同士で1軒、僕と友人で1軒つくって、どちらが良いモノかを競い合った。
まぁ、所詮は「小学生の工作」なので、たかが知れている。
段ボールをいろいろと切り貼りして繋ぎ合わせて、子ども二人が入れるぐらいの広さを確保して、小屋仕立てにしていった。
競争といっても、輪郭はほとんど変わらない。勝負の分かれ目は中の工夫・・・そこでどれだけ「味付け」ができるかがポイントだった。
確か、兄たちはきちんと棚をつくって本棚にしたり、うまく切りぬきを入れて天窓にして、そこにビニールを貼って「明りとり」にしたり。。
僕らは、豆電球と電池をつかって「ライト」をつけたり、庭にあったホースを引っ張ってきて中に通し、「水道だ」と言ってみたり(蛇口は小屋の外にあるというシロモノ)。。
子どもなりにいろいろと考えて、互いに負けぬよう努力したのです。
結局、勝敗は特に決めず、小屋の改造にいそしみ続けた。
この遊びの行きつく先として、「小屋で泊まる」という案が出たけれど、親がまず許さないだろう、虫に刺されまくるだろう、そしてやっぱりちょっと怖いだろうと、様々な理由で実現しなかった。
最終的には雨が降って濡れてしまい、僕たちの遊びは終わった。
まずはこういう遊びを自由にやらせてくれた親に感謝!
庭に段ボールの小屋が2つあって、洗濯物とか干すときに邪魔だったろうけど、文句言われたことはなかったなぁ。。
まぁ、面倒くさがりの両親は、「そのうち辞めるだろう」ぐらいの感じで、あまり気にしてなかったんだろうけど。
あと、この遊びって実質どのぐらいの期間やってたんだろう?
多分1週間もないぐらいかな・・・子どもの時間感覚って大人より長いから、けっこうしばらくハマっていた気がするけど、実はそんなに長くなかったのではないか。
・・・うん、面白かったですね。兄や友人は覚えていないかもしれないけど。
感覚的には、少年なら憧れる「秘密基地作り」に近いものでしょうね。。
いろんな遊びができた、田舎の環境と時代に感謝です!
遠い記憶を、また紹介できたらと思います。
夏休みも終わりが近いけど、子どもさんたちには大人になってふと思い出すような、いろんな思い出をつくってもらいたいですね。