文藝春秋編 『司馬遼太郎全仕事』 | 流れに任せて雑然と

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司馬遼太郎さんの本、たくさん持っているけど・・・


最初に読んだ作品が何だったのかって、全然思い出せない。


・・・うーん、司馬さんのファンのつもりなんだけど。



本書は物凄い数の作品を世に出した、司馬さんの全ての仕事を網羅した一冊。


文藝春秋さん、良い仕事です!


長編小説から短編、エッセイ、紀行文に対談まで、ありとあらゆる司馬作品について、解説を添えて紹介している。


ほんと、この方、どれだけ書いてるんや!っていう量。


「国民作家」なんて言われてるけど、まあ、この量に凄みを感じます。



さて、司馬さん初挑戦の作品もこの中にはあるはずだが、やっぱり思い出せなかった。


子どもの頃から歴史好きだった僕は、中学生の段階で司馬さんの名前は知っていた。


好きだった大河ドラマ『翔ぶが如く』の原作者だったから。


それで、恐らくだが中学のときには、何がしかの作品にチャレンジしているはず。


しかし・・・全然読めなかったというか、読み通せなかったような気がする。


司馬小説の特徴として、けっこういろんな挿話があって、話があちこちに飛ぶんですね。


それが時代背景を感じさせ、登場人物の行動の拠り所をうかがい知ることにつながるので、物語に厚みを持たせる。


挿話こそ、特徴であり魅力と言える。


だが、そういう情報を整理して重層的に理解するなんてことが、僕にはまだできなかった。


多分、あんまり深く考えずに楽しんで読むこともできるはずだが、やっぱり難しかったのだろう。


その当時にチャレンジした作品を覚えていないのは、それが理由なんじゃないか。



本格的に読み出したのは、大学生の頃だったと思う。


そして、小説より先に、『この国のかたち』というエッセイを読んだ気がする。


大学生・・・文学から哲学に関心を広げ、人間とは、この国は、とか、そういうものを鬱屈としながら考えるような時期に、エッセイという易しい形式で書かれた司馬さんの言葉はスッと入ってきた。


満を持して読んだ小説が、『坂の上の雲』全八巻。


どっぷりはまって興奮して読んで。


次に、『竜馬がゆく』全八巻、『翔ぶが如く』全十巻と、代表的な長編小説を読破して。


気がつけば、すっかりファンになっていた。



それから今まで、たくさん読んできたつもりだけど、今回、まだまだあるなぁと痛感した。


読みたい本、いっぱい見つかりました!


かつて読んだ作品も、年齢を重ねてから読むと、また違う味わいがあるかもしれないし。


今年、自分で勝手に「村上春樹イヤー」としてるけど、いつか「司馬遼太郎イヤー」もやろうかな。。


(要は、その作家の作品を集中して読むということ)


本書を良きガイドブックとして、手元に置いておこう!



(写真)


タリーズコーヒーのトールサイズはでかい気がする。僕はタリーズ好きです。読書とコーヒーはセットということで・・・本文とは基本、関係アリマセン。。


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