ブログを始めてから、気がつけば一年が経っていた。
最初から緩く書いていこうと、本当にダラダラとやってきた結果、気がつけば一年超えたという感じ・・・。読み返してみると、けっこうラフな文章だなぁ・・・
「これはうまく書けた」っていうような、手応えある文章は残念ながらない・・・当たり前か。
仕事で文章書くことはまずまずあるし、人の文章を修正したり、人の論文を評価したりなんてこともある。人事という仕事柄に加えて、僕が文学部出身ということ、読書が好きであるということがあって、わりとその辺の役目を託される。
でも、近年「自分的に快心の作文」は、残念ながら書けていない。。。
子供の頃から作文は得意だった。
このブログで何度か書いたけど、僕は読書環境の整った家で育ったおかげか、小さい頃から文章には多く触れてきて、自分で書くことも得意だった。
小学校にあがって以降、書いた作文が学校で賞をもらい、学校代表として郡や県に出品される経験も積ませてもらった。
その頃は、書くことが楽しかった気がする。それこそ、「ああ、これはよく書けたなあ」と思うこともあった。高校ぐらいまでは、そういう感覚があったと思う。
そんな、自分で書いて、それなりに自己評価した作文を、記憶に残る限り挙げてみやす。。遡る感じで。
高校時代。毎年、学校全体で、一年を振り返るような冊子が発行されていて、その巻末に各クラスの紹介をするページがあった。
担任教師の似顔絵と、紹介文を書くという構成が決まっていて。3年のとき、僕は自分のクラスの文章を書いた。何となくの記憶では、受験生ということと、卒業へ向けて最後の年という思い入れを込めて、みんなで笑って卒業しようっていうメッセージを、ちょっとセンチメンタルな文で綴ったと思う。
面白おかしく書くクラスが多い中では、一風変わった感じに仕上げられた。読んだ人がどう思ったかは不明だけど、個人的には良作かと。
中学校時代。夏休みの宿題だった読書感想文で、学校代表で出品されたもの。
山際淳司さんの『八月のカクテル光線』の感想だった。高校野球・夏の甲子園で、箕島高校と星稜高校が延長18回の死闘を演じたゲームについて描いたノンフィクションの名作である。
中学生が宿題で選ぶ本としては、渋すぎて相応しくない。「推薦図書」っぽい作品がいくらでもあり、だいたい学校代表になるのはそういう本の感想文だったから。
でも、僕は大好きな高校野球の本で、読んで面白かったので、何も考えず選んだ。おそらく気持ちが入っていたんだろう。スイスイと書けた気がする。
当時の国語の先生が変わった人で、僕の感想文を選んでくれた。校正を何度もやらされて出品した。予想通り結果は芳しくなかったけれど、この作文を代表にしてくれた先生が印象深い。
小学校時代は2本。まずは4年生のとき、冬休みの出来事についての宿題で、これも代表に。
正月に祖母の家に行って、いとこが数多く集まったときのことを書いた。最初に出したものは、あったことを時系列に並べて書いた感じだったと思うが、先生から「いとこの紹介みたいにしてみては?」というアドバイスをいただき、そのイメージで修正したのだ。
一回完成したものを書きかえるっていう経験は初めて。でも、思ったより書けたなあという印象がある。何か賞をもらったかは覚えてないが、祖母や親せきが大喜びだった。
あれから30年近く経ったが、掲載された文集は90代半ばの祖母の手元に未だにあって、時々読んでいるらしい。。。
もう1本は2年生のとき。これもいつだかの宿題で、家族で動物園に行った話を書いた。
多分分かりやすい実績は、この時が最高。県で銀賞をいただき、どっかの大きい会場で表彰された。立派な文集に掲載されたことを覚えている。
大学生の時だったか、引っ越しで荷物を整理しているときに、その文集が出てきて、10年以上ぶりに読んだ。何というか、自分で書いたとは思えないぐらい、よく書けていた。
うまい、とか、そういうことではなくて、とても生き生きとしてるっていうのかな・・・感じたことを素直に、しかも色彩も鮮やかに、子供なりの比喩を使って書いていて・・・ああ、これ、今は書けないなあと思ったのだ。
年齢を重ね、知識も増えるし、表現技術も高まる。でも、同時に失われるものがあることを、痛切に理解できた。そんな苦みの混じった後年の記憶とともに残っている。
オマケ。大学時代。作文よりも論文を書かなければならず、それこそ書くのに苦労していたが・・・。
そんな中で、今の会社の入社試験に作文があった。確か60分で、与えられたテーマについて書く作文だった。テーマもよく覚えている。
入社試験にも関わらず、僕はあまりかまえることなく、思いついたままに自然に書いた。久しぶりに、中学以前に戻った感覚で、スイスイと書けた気がする。
その選考を通過し、次の面接で面接官に言われた。「あなたの作文は非常に良かった。」
就職活動で苦闘していた時期。かまえずに自然に書いた作文を褒めてもらえた・・・これは素直に嬉しかった。この勢いのおかげか、そのまま選考を突破していき、今、この会社にお世話になっている。思い出深いデス。
よく覚えているなあって、言われるかもしれない。しかし、覚えているのはこれだけ。自分なりに手応えを感じたのが、数多くの作文を書いた中で、これだけなのかもしれない。
いや、他にもあった。よく書けたなあって思っても、あんまり評価されなかったもの・・・そっちの方が多いかな。
いつかまた、手応えを感じ、評価もされるような文章を書いてみたい。
ここで取り上げた記憶を超えるような・・・。
このブログでは、ちょっと無理かもしれないけど。。。過去の自分を超える作文を書くのが夢であります。
(ブログで思い出の曲について、歌詞を紹介しながらいくつか書いてきたけれど、どうも著作権法違反にあたるらしいので削除しました。また同じ意図で、違った形でいずれ書きたいと思います。)