ショッピングモールって、どんどん増えてる気がする。
郊外にあるイオンとかが代表的だけど、今や都会の再開発には必ずと言って良いほど、ショッピングモールが建設されているような・・・。
今年も、スカイツリーのあるソラマチとか、お台場のダイバーシティとか、湘南のテラスモールとか・・・大阪も確か新しい施設ができているはず。大小様々なモノが、次々とオープンしている。
実際僕も、いくつかよく行くショッピングモールがある。
何が良いって、いろんなお店が集中してあること。ショッピングだけじゃなくて、飲食やレジャー施設も併設されていて、一日いて飽きない。イベントスペースなんかもあるし。
更に作りが新しいっていうのかな。スペースが広くとってあって、混雑していても歩きやすいし、バリアフリーもきちんとしているし。。。
僕は子供がいないけど、小さい子がいるとありがたい施設だろう。広いから少々走りまわっても良いだろうし。何となく時代にマッチしているんだろうなあって思っていた。
このショッピングモールの発展は、消費者の利便性を高めていることは間違いないけれど、都市論とか文化論的には批判があることは知っていた。
曰く、どこの街にも似たような施設ができて、街の色や顔が失われてしまったとか。
曰く、古き良き商店街はショッピングモールにお客をとられ衰退したとか。
具体的にそういう論を読んだり聞いたりはしていないけど、断片だけ見ても、まあそれなりに納得できる。その辺のところを深く考えたことはなかったなあ。。。
そして出会ったのが本書。『都市と消費とディズニーの夢』。
これ、サブタイトルが「ショッピングモーライぜーションの時代」。
意味的には、「ショッピングモールが生活スタイルや文化を形成する時代」ってことかな。。。
筆者は、ショッピングモールを通じた都市論を本書で語っていて、ショッピングモールを肯定的に見ている。タイトルにディズニーって入っているけど、その言及は一部であり、アメリカと日本のショッピングモール発達史を語りつつ、現在および今後のショッピングモール時代を論じるという内容。
新書でコンパクトなんだけど、知らなかったこともたくさん提示されていたし、これまで考えてこなかったテーマを教えてくれた。
特に共感したのは・・・東京はじめ日本の都市も、世界のグローバル競争に巻き込まれているということだ。
台湾で発行されている東京のガイドブックには、富士山や神社仏閣よりも、入間や御殿場のアウトレットが先に掲載されているという。
昨今の来日外国人客は、日本に買い物をしにきている。
そして、世界の各都市にも強いショッピングモールができていて。。。代表的なものとして、マレーシアとUAE・ドバイの超大型施設が挙げられていたけど。そんな時代なんですなあ。
筆者から言わせれば、日本はショッピングモール開発途上国。グローバル競争の中で生き残るために、更なる発展が望まれるかも。
そもそも、この視点がまだ日本人にはないという。
競争と聞くとピンチかなあと思うけど、逆にこれはチャンスなんじゃないかと思った。
何か、ショッピングモールを通じた都市の発展というか変化に、期待や希望が持てた!
これから、ただ買い物に行くのではなく、視点を変えていろいろと考えてみよう!!
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