宇野常寛・濱野智史 『希望論』 | 流れに任せて雑然と

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宇野氏は前書きで、「こんな時代だから希望を、という話ではない」と言い切っていた。このタイトルには抵抗があったそうだ。


「今の時代は閉塞感があり、不幸だ(昔は良かった)。だから何か希望はないか。」そういう話、確かに良く耳にするし、こういう主張が共感を得るのも分かる気がする。


でも、僕はこの件に関しては、宇野氏と同意見かも。「今はそんなに悪くない」ということ。


昭和の時代へのノスタルジイみたいなのが最近特にあって、「あの頃は良かったなあ」と言うけれど、きっと今より不自由な社会だった。今は、はるかに自由。はるかに便利。


そんなに悪くない時代であることを自覚する。昭和の時代とは違う形での希望を言葉で示す。そういう想いが、宇野氏と濱野氏の議論にはあった気がした。



本書で取り上げているのは、ネットカルチャーとサブカルチャー。ここに日本社会の姿が投影されていて、ここを考え、議論することで見えてくるモノがあるという。


僕はこの分野、よく知らない。というか、つながりを考えてこなかった。


本書でいろんなヒントが得られた。考えることのきっかけを得られた。



正直、今の僕は、この本の感想を雄弁に語る力はないので、この辺にしときます。


もうちょっと深めてから、また再読したいッス!


希望論―2010年代の文化と社会 (NHKブックス No.1171)/宇野 常寛
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