洋泉社編集部編 『私が愛した大河ドラマ』 | 流れに任せて雑然と

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今日も桜の写真です。飯田橋駅前・牛込橋から市ヶ谷方向を写した1枚。外堀沿いに桜が並んでいて、スバラシイ眺めなのです。


この外堀は、江戸城の遺構を今に残すもの。日常的に歴史を感じることができるわけ。こういうモノを大事にしていきたいなあと思っている。


僕は歴史好き。子供の頃から興味があって、歴史上の人物を描いた伝記をたくさん読んだなあ・・・。


本とともに影響を受けたのが、NHKの大河ドラマ。小学校6年生のときに見た、『独眼竜政宗』のストーリーや音楽、今も覚えている。


渡辺謙が圧倒的にカッコよかったこと。勝新太郎の演じた秀吉の恐ろしさ。家康は津川雅彦、石田三成を奥田瑛二、淀殿を樋口可南子・・・どれをとってもスバラシイ配役。


特に凄かったのが、最上義光を演じた原田芳雄の怪演!これは子供心に衝撃的だったなあ。。。序盤は敵役のような感じで、存在感のある「悪い感じ」が前面に出ていたけど、晩年は本当に老いてしまって、哀れさをも感じさせた。小学6年生の記憶ながら、今もしっかり根付いているのだ。


こんな具合で、『独眼竜政宗』から僕は大河ドラマファンになった。これまで全部を見てきたわけではないけど、そこそこ語れる方だと思う。


最近は、歴史の事実とどうか、ということはそれほど重視していない。エンターテインメントとして面白いか、ということと、いかにドラマといえど、歴史の空気感を大事にしているか、ということを気にしている。


今年の大河・『平清盛』は、視聴率はイマイチだそうだが、僕は自分の感覚として面白いと感じている。これまであまりスポットの当たっていない時代を、濃密に堂々と描いている気がして、なかなか味がある。


一方で、昨年の『江』になってしまうと、いくらなんでも無茶過ぎるというか、薄すぎて入り込めなかった。結局毎回見たけれど、正直見続けるのは苦しかった。



本書は、そういう大河ドラマファンが、思うところを思うままに語った構成で、「ああ、そうそう。」「なるほど、そんな感想もあるのか。」といった感じで、同じファンとして楽しんで読めた。


個人的には、よく大河ドラマの時代考証を担当されている小和田哲男さんも書いていて興味深かった。時代考証の難しさや、制作サイドとの意見のぶつかり合い、見解の相違が語られていて、「そういうことなのか。」と納得させられた。


大河ファンなら是非手にとってもらいたい一冊。


巻末についている全作品のガイドは、各作品の脚本や演出、キャストや視聴率を網羅しており、資料として秀逸。これは使える!


手元において、時折めくろうと思います。


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