週刊文春の4月16日号に記載されている森友学園問題の記事に、

とある財務官僚が登場しているので、簡単にご紹介させていただきます。

 

以下、週刊文春の記事から抜粋

 

江戸川の川べりからほど近い住宅街の某駅で、

ある人物が帰宅するのを待っていた。

伊藤豊氏。昨夏より金融庁監督局審議官の任にあるが、

2年前の公文書改ざん発覚時は財務省の人事を所管する秘書課長として、

改ざんに関する調査報告書を取りまとめた責任者だ。

内部調査のすべてを知りうる立場にある。

中略

2018年10月28日。1台のタクシーが神戸市内のマンションに乗り付けた。

乗っているのは、財務省秘書課長だった伊藤豊氏と、

近畿財務局の人事課長だった米田征史氏。

中略

2人は、公文書改ざんを強いられたことを苦に命を絶った、

財務省近畿財務局の上席国有財産管理官、赤木俊夫さん(享年54)の妻、

昌子さん(仮名)に、調査報告書の説明に訪れたのだ。

中略

伊藤氏は

佐川局長の指示が赤木俊夫さんに到達するまで、

途中に何人も」伝達役がいたと語る。

中略

「振り返ればいくつも判断ミスをしていてですね。

結局『国会を何とか無事に収めようとした』ということですけども。」

中略

伊藤氏は昌子さんに「関係者全員から話を聞いている

指示したか、メールとかも全部取ってます。」と言っている

内部調査の責任者だ。その伊藤氏がこう語ったということは、

改ざんに直接関わった誰か”が調査にそう話したのだろうか。

それは誰か

真っ先に思い浮かぶのは、「手記」で「すべて佐川氏の指示」と名指しされた

佐川理財局長。あるいは佐川氏の指示で現場に改ざんを強制したとされる

中村稔理財局総務課長(当時)や田村嘉啓国有財産審理室長(同)だろうか。

中略

黙って歩を進める伊藤氏に私は後ろから声をかけた。

伊藤さん、あなたは不沈空母に乗っていると思ってらっしゃるようですけど、

その空母沈みかけていませんか?」

財務省の中でもエリートコースとされる秘書課長異例の4年間も務めあげ、

今は金融庁監督局審議官。今後は金融庁長官となるか、はたまた本省に戻って

財務事務次官の目もあるか、と噂される伊藤氏は、質問には答えず自宅へと入った。

後略

 

この記事の全文が気になる読者様は、週刊文春で確認して頂ければと思います。

 

伊藤氏(平成元年入省)は、現在本省主計局次長を務める宇波弘貴氏と同期で、

事務次官レースを争っています。

 

そんな将来の事務次官候補の伊藤氏は、

なぜか昨年の人事で金融庁に出向しました。

 

このブログで以前紹介した江島氏(平成2年入省)も、

昨年の人事で文書課長から内閣府へ出向しています。

 

私は森友学園問題ではない別件で、

金融庁にいる伊藤氏の動向をウォッチしていますが、

まさかこの時期伊藤氏の事が表に出てくるとは。

 

最後に、記事の中で伊藤氏が言っていた

財務省に迷惑かかるといかんので。」という発言。

これはいったいの事を言っているんでしょうかね?

 

P・S

財務官僚の人達は、今の世間の「目」をどう感じているんですかね。

国民は今、かなり厳しい「目」であなた達を見ていますよ。

 

まともに家にも帰る事が出来ず、夜通し歩き周った事や

公園の遊具の中で朝を待った事があるんですかね。

あ、エリートな彼らは、そんな経験はした事がないか。

体調だけでなく、メンタルも落ちると本当にダメだな・・・

マイナスな事ばかり頭に浮かんできてしまう。

今は、日々生きていられる事に喜びを感じて生活していこう。