富士急の日~遊園地の歴史 | ペコちゃん

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4年に一度、閏年にある2月29日は「富士急の日」です。山梨県富士吉田市に本社を置き、運輸・観光・不動産・流通事業などを営み「富士急」の愛称で知られる富士急行株式会社が2003年(平成15年)に制定しました。

日付は「ふ(2)じ(2)きゅう(9)」(富士急)と読む語呂合わせから。4年に1度の「富士急の日」には、富士急ハイランドや富士急行沿線において特別イベントが実施されます。


富士急行は、1926年(大正15年)9月18日に、富士山麓電気鉄道(ふじさんろくでんきてつどう)として設立され、1960年(昭和35年)5月30日に、現在の富士急行に改称しました。

山梨県の大月線と河口湖線の2路線がある富士急行線を運営する鉄道事業とバス事業などの運輸事業を創始とする企業です。しかし、これらの事業の売り上げに占める割合は2割程度で、沿線の豊富な観光資源を背景にした遊園地、ゴルフ場などの観光事業の割合が約7割を占めています。

富士急ハイランドの前身は、1961年(昭和36年)に開園した富士五湖国際スケートセンターです。同年に設置された富士急行河口湖線・ハイランド駅(現:富士急ハイランド駅)に合わせて1964年(昭和39年)に「富士急ハイランド」へ改称しました。略称は「Fuji-Q」です。

高さや最高速度などでギネスに認定されたFUJIYAMA・ドドンパ・ええじゃないか・高飛車の4大コースターを筆頭に、多くの絶叫マシンがあります。ギネス記録を更新するため、1996年(平成8年)登場のFUJIYAMA以降5年おきに新規大型コースターが導入されています。

ちなみに世界で1番最初にできた遊園地は諸説ありますが、デンマークにあるデュアハウスバッケンと言われていて、開設したのがなんと1583年(天正11年)。400年以上からすでにあったのはビックリですが、さらに驚くのが今も営業していて、森の中から忽然と現れる様は、雰囲気がありそうです。

日本で最初にできた遊園地は、ご存知東京にある浅草花やしき。
開業は1853年(嘉永6年)でなんと江戸時代。一時期存続が危ぶまれましたが、今も営業し続けています。

また、日本の遊園地のあり方を決定づけたところといえば、1911年(明治44年)にできた宝塚新温泉(のちに宝塚ファミリーランドと改称し、現在は閉園)。電車の利用客を増やすため、鉄道会社がレジャー施設を建設するビジネスモデルを作った最初と言えます。

このほか、明治・大正期の遊園地として、1912年に大阪の「ひらかたパーク」、1922年に東京の「あらかわ遊園」、1926年に「豊島園(としまえん) 」などが開設されました。

1920年の「スカイランドいこま」開業から、第二次世界大戦~終戦後の1950年代まで、遊園地の新設は一時断絶します。

やがて復興のきざしが見え始めた頃、1950年に「西武園ゆうえんち」と「甲子園阪神パーク」が開業しました。

1955年は経済白書に「もう戦後ではない」という言葉が書かれ、流行語にもなった年で、ここから大型の遊園地の開設ラッシュが60年代、70年代と続きます。

「富士急ハイランド」に続き、現在にも残る「後楽園遊園地(現東京ドームシティアトラクションズ)」「常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)」もこの時期に開設されました。

しかし、この時期に開設された遊園地は閉園されたものも多く、55年以降75年までに開設された主な遊園地で閉園となったものは以下の通りです。

・55年 大阪「さやま遊園」→2000年4月閉園
・60年 栃木「小山ゆうえんち」→2005年3月閉園
・61年 奈良「奈良ドリームランド」→2006年8月閉園
・64年 京都「伏見桃山城キャッスルランド」→2003年1月閉園、運動公園に
・64年 神奈川「横浜ドリームランド」→2002年2月閉園、公園・霊園に


・72年 大阪「エキスポランド」→2009年閉園
・74年 栃木「ウェスタン村」→2007年2月閉園
・74年 静岡「小田急御殿場ファミリーランド」→1999年9月閉園、御殿場プレミアム・アウトレットに
・75年 沖縄「沖縄エキスポランド」→2000年3月閉園

ちなみに、日本のテーマパークの元祖と言われる「明治村」も1965年に開設されています。
今は、東京ディズニーリゾート、大阪のユニバーサルスタジオジャパンと、大きなテーマパークの遊園地に人気が集まっていますが、古くから愛されている遊園地には、長く続く理由があり、趣があります。

シニアの方には懐かしく、若い方には新鮮に映ることでしょう。インスタ映えも間違いないので、お近くにお越しの際はぜひ足を運んではいかがでしょうか。 

本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました、心より感謝しています。