東京競馬場開場記念日 | ペコちゃん

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2023年11月8日は、東京競馬場が目黒の地から現在の府中市に移転して開場してから90周年と節目の年になります。

 

1933年(昭和8)の開場から90年を迎えたと同時に、東京優駿(日本ダービー)は第90回の節目を迎えました。

 

東京の都心から西へ少し離れた多摩川のほとり。古くから交通の要衝として発展してきた府中の地にその場所はあります。鍛え上げられた馬の奔走に夢を乗せ、大群衆が力の限り声を上げる。そんな大人たちのテーマパークが、東京競馬場です。

 

世界に名だたる大都市・東京の名を冠し、世界に知られるこの競馬場は、長きに渡って日本競馬の歴史を彩り続けてきました。今回は、そんな東京競馬場の魅力をあますことなく伝えられるよう、開催レースと施設特徴を中心に紹介していきます。
 

その立地から府中競馬場とも呼ばれる東京競馬場は、日本ダービーやジャパンカップといったビッグレースが数多く開催され、「日本競馬の顔」とも賞されています。

 

1907年に前身となる目黒競馬場が開場し、1933年には現在の府中に移転して東京競馬場として開場した歴史を持ちます。以来日本を代表する競馬場として様々なドラマの舞台ともなりました。

1980年代から続いたハイセイコーやオグリキャップら名馬の活躍によって沸いていた、競馬ブーム真っ盛りの1990年第51回東京優駿には、世界最高記録となる19万6517人の観衆が東京競馬場に押し寄せ、売上金は前年を100億円も上回る397億円を記録するほどの盛況を見せました。

 

JRA(日本中央競馬会)全10競馬場のうち、新潟に次いで2番目のサイズを誇る芝コースは、1周2,083.1m(Aコース使用時)、直線の長さは525.9mあります。起伏に富んだユニークな構成でも知られており、ゴール前の直線には高低差2mの長い上り坂、通称「だんだら坂」があり、東京競馬場の名物となっています。

東京競馬場で開催されるGⅠレースは実に8レース。日本で行われる全26のGⅠのうち、実に3分の1近くがこの東京競馬場で行われている計算となります。GⅡが8レース、GⅢが12レースと、その他の重要レースも数多く実施されており、名実ともに日本トップクラスの競馬場であるといえるでしょう。


●GⅠフェブラリーステークス
開催時期:2月中旬の日曜

その名の通り2月に開催されるフェブラリーステークスは、JRAのダート重賞競走で最も古い歴史を持つレースです。1984年にGⅢとして創設されると、1994年にはGⅡに格上げされ、2007年にGⅠとして格付けされました。


●東京優駿(日本ダービー)
開催時期:5月末の日曜

一般的に日本ダービーとして知られる東京優駿は、多くの競馬関係者が1年最大の目標に掲げる、日本競馬界を象徴するレースとされています。1932年に英国のダービーステークスを参考に創設されると、長らく日本最大のレースの座を保持し続けました。現在も1着賞金額が有馬記念、ジャパンカップに次ぐ日本第3位の2億円であるなど、日本有数の大レースに数えられます。


"最も幸運に恵まれた馬が勝つ"とされる東京優駿は、国際競馬統括機関連盟 (IFHA)が発表する「世界のトップ100GⅠレース」で全体24位、日本国内では5位に位置しています。

●安田記念
開催時期:6月初旬の日曜

安田記念は明治から昭和にかけて日本の競馬界に多大な貢献を残し、JRAの初代理事長も務めた安田伊左衛門の業績を称えるために1951年に創設されたGⅠレースです。芝1600mで争われるこのレースは中央競馬における上半期のマイル*王決定戦としても位置付けられています。世界ランキングでは全体30位、日本7位に位置しています。
※マイルとはヤード ポンド法の距離の単位で、マイルレースと言えば1マイル=1600mのレースを指す。

●天皇賞秋
開催時期:10月末の日曜


芝2000mの距離で行われる天皇賞(秋)は、中距離最強を決定するレースとして位置づけられています。その起源を1905年(明治38年)のエンペラーズカップにまでさかのぼる、日本で最も長い歴史と伝統を持つGⅠレースです。世界ランキングでは全体19位、日本3位に位置しています。

 

2012年大会は「エンペラーズカップ100年記念」と題し、今上天皇陛下と美智子妃殿下が東京競馬場に訪問され、初めて天皇賞をご観戦されました。

 

7年後の2019年にも再びご観戦されています。そして本年2023年の天皇賞(秋)も、天皇皇后両陛下がご観覧されています。

●ジャパンカップ
開催時期:11月末の日曜

日本初の国際GⅠであるジャパンカップ。1981年、世界との実力差を痛感した日本競馬界が「世界に通用する強い馬づくり」をするために創設し、レベルの高い日本国外の調教馬を招待したレースを開催しています。招待範囲はヨーロッパ、北米、オセアニア、中東と幅広く、「競馬のオリンピック」との呼び声もあるほどです。

 

世界ランキングでは全体28位、日本6位に位置しています。1着の賞金額は3億円。この金額は有馬記念に並ぶ日本最高額となっています。

☆5月から6月にかけて5週連続GⅠレース!
東京競馬場が大きく盛り上がるのが、5月から6月にかけた5週間。NHKマイルカップに始まり、ヴィクトリアマイル、オークス、日本ダービー、安田記念の順番で開催されます。毎週末がビッグレース。さながらお祭り騒ぎのような5週間です。

 

●NHKマイルカップ
開催時期:5月上旬の日曜

NHKマイルカップは日本ダービーのトライアル競走として行われていたレースに起源をもちます。日本放送協会ことNHKの提供による芝1600mのこの大会は、2009年にGⅠに格上げされました。

●ヴィクトリアマイル
開催時期:5月中旬の日曜

4歳以上の牝馬による春季のチャンピオン決定戦として、ヴィクトリアマイルは2006年に新設されました。2009年にGⅠに格上げされています。

●優駿牝馬(オークス)
開催時期:5月中旬の日曜

優駿牝馬(オークス)は1938年にイギリスの牝馬レースであるオークスを模範に阪神競馬場で創設されました。その後第7回からは会場を東京競馬場に移し、今に続きます。日本のクラシック競走の一つで、スピードとスタミナを兼ね備えた牝馬が選び抜かれるレースとされています。1984年にGⅠに格付けされました。

 

2007年4月に完成した地上9階、地下1階の巨大なメインスタンドは「フジビュースタンド」と呼ばれています。天気がいい日にはこのスタンドから富士山が見えることから命名されました。


フジビュースタンドの2階にあるウエストホールは巨大なスクリーンを配置した屋内スタンドとなっています。迫力の大画面で、猛る競走馬たちの戦いを応援しましょう。天候が厳しい時には寒さや暑さをしのいで快適に観戦できるのもうれしいところです。

ゴール手前300mほどにある「メモリアルスタンド」は観客席がすべてガラス張りになっており、より快適に観戦できます。指定席のi-seatには備え付けの専用端末による馬券の購入やレース実況・動画の配信など、競馬観戦に必要なすべてを座ったまま活用することができるようになっています。まさに競馬観戦のために計算されつくしたシートで、席料は1人4,000円(税別)です。

そのほか、ゆったりと観戦ができる指定席には、1人3000円のS指定席から1人1000円のC指定席まであり、すべての指定席にモニターがついています。

東京競馬場では高さ11.2m、幅66.4m(2651型)の超大型映像スクリーンでレースの進行をチェックできます。2006年に新しく設置されたこの映像スクリーンは従来の約3倍のサイズを誇り、世界最大の大型映像スクリーンとしてギネスブックにも登録されました。
画面を分割して様々な情報を提供したり、一画面でド迫力のレースを映し出したりと、競馬の興奮をさらに激しくするのに一役買っています。

大人だけではなく、子どもにもうれしい施設やイベントが東京競馬場には多く存在します。例えば馬とのふれあいイベント。体験乗馬やホースショー、誘導馬のお出迎えといったイベントが全開催日で行われています。

その他にもマスコットキャラクターのターフィーくんを象った遊具やミニ新幹線など、レース以外でも大いに楽しむことができるアクティビティが満載。小さな子どもにはおむつ替えや授乳もできるベビー・チャイルドルームがフジビュースタンドとメモリアルスタンドにそれぞれ1か所ずつあるので安心です。

東京競馬場の敷地内にあるJRA競馬博物館では、競馬という競技の歴史や日本における競馬の普及や発展といった様々な情報を展示しています。また、競馬に関する特別展も随時行われています。

ここでは殿堂入りを果たしたオグリキャップやディープインパクト、オルフェーヴルといった競走馬や騎手、調教師に関する展示も常設。懐かしの名馬や伝説のレースの思い出に浸ることができます。

 
東京競馬場の次の大きいレースは【ジャパンカップ】です。今年も現役屈指の実力馬がしのぎを削る一戦となります。

 

本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました、心より感謝しています。