みかんの日 | ペコちゃん

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11月3日の記念日は「みかんの日」です。全国果実生産出荷安定協議会と農林水産省が
制定しました。「いい(11)みか(3日)ん」と読む語呂合わせです。
 

「みかん」は、「甘い柑橘」という意味から漢字では「蜜柑」と表記されます。古くは「みっかん」と読まれたが、最初の音節が短くなり「みかん」となりました。

「冬みかん」または単に「みかん」と言う場合は、
通常は「ウンシュウミカン(温州蜜柑)」を指します。「温州みかん」の原産地は日本であるとされるが、柑橘の名産地であった中国浙江省の温州(おんしゅう/うんしゅう)にあやかって「ウンシュウ(温州)」の名が付けられました。
 

ところで、誰もが見たことがある「みかんの缶詰」は日本で生まれたもの、というのはご存知でしょうか?それには日本の缶詰の歴史も詰まっています。

みかんの缶詰は「みかんの薄皮を一瞬で消す」という
魔法のような技術が発明されたことで大きく進化しました。1877年(明治10年)頃に海外への輸出用の商品として開発されたのが「みかんの缶詰」でした。

当初はみかんの外皮がついたまま缶詰にしていました。
その後、上にある画像のような外皮をむいたみかんの缶詰(丸みかん缶詰)が登場しましたが、評判は低く、全く人気が出ませんでした。

それは当時のみかんの缶詰では、みかんの薄皮が
ついたまま入っており、美味しいとは言えませんでした。その缶詰の作り方は、みかんの薄皮がついたまま丸ごと砂糖で煮るというものでした。そのため、薄皮の繊維が溶け出し、味に渋みが出てしまいました。

そんな中で、昭和時代に入ると薄皮を一気にはがせる
魔法のような技術が発明されました。それは薄皮のついたみかんの果肉を、温めながら酸性とアルカリ性の水溶液に順につけるという方法です。

 

これらの溶液につけることで薄皮の成分が分解され、はがれやすくなります。溶液につけた後のみかんの果肉を水で洗うと薄皮がきれいにとれるのです。

この薄皮を一気にはがす方法が発明されたことで、
薄皮をはがす処理の効率が劇的に上がり、大量生産が可能になりました。

 

そして、渋みもなく美味しくなった「みかんの缶詰」は世界各国で評判となりました。1939年(昭和14年)には年間131万缶ものみかんの缶詰が輸出されました。

このみかんの薄皮をきれいにとる技術は、
スペインや中国など現在みかんの缶詰を製造する様々な国で採用されています。このように「みかんの缶詰」は日本で生まれたものであり、薄皮をはがす技術の発明とともに美味しく進化してきました。

 

また、みかんの加工品と言えば、ジュースですね。特に有名なみかんジュースは「ポンジュース」。愛媛県松山市に本社を置く株式会社えひめ飲料から1952年(昭和27年)に発売された果汁飲料です。「えひめのまじめなジュース」のキャッチコピーは多くの方に知られていると思います~


POM「ポンジュース」は果汁100%のジュースで、原材料の果実は愛媛県の特産品のオレンジと温州みかんです。

 

ポン(POM)の名を冠した姉妹品として、果汁100%の「アップルジュース」「グレープジュース」「フルーツミックスジュース」もあります。

「ポンジュース」の名前は、当時の愛媛県の
久松定武知事が名付け親で、<日本一(ニッポンイチ)のジュース>になるようにという意味を込めて付けられました。

 

発売当時の宣伝ポスターには「日本で生まれて世界に輝くポンジュース」とうたっていました。他にも、ポン(POM)は、オランダ語で柑橘果汁の「pons」(ポンス)、英語で文旦の「pomelo」(ポメロ)や果樹園芸学・果樹栽培法の「pomology」など柑橘に縁の深い名前であることも選ばれた理由の一つでした。「味ぽん」等「ぽん酢しょうゆ」の「ぽん」も同じ意味です(笑)
 

「愛媛県では水道の蛇口のひねるところが3つあり、青い蛇口は水、赤い蛇口はお湯、オレンジの蛇口はポンジュースが出る」というジョークや都市伝説があります。

 

えひめ飲料ではこれを宣伝に利用し、実際に「ポンジュースの出る蛇口」を完成させました。今治市のJAおちいまばり直売所「さいさいきて屋」や、松山空港の出発ロビーに期間限定で「ポンジュース蛇口」が設置されます。
 

一方、みかんには「夏みかん」もあります。「甘夏」などの品種がある「夏みかん」は5月頃から旬を迎えます。

 

実は美味しい夏みかんは冬に収穫されます。1月頃のみかん畑では冬の寒空の下で夏みかんを収穫しています。何故か分かりますか?

 

ちなみに旬の初夏まで樹になったままだと、春先に夏みかんの樹が芽や花をつけ、この時、多くの栄養分を必要とするため、果実の水分や栄養分が吸い取られ、実がスカスカになってしまいます~
 

収穫したばかりの夏みかんは、そのままの状態だととても酸っぱく、収穫したばかりの夏みかんの酸度は約1.8度です。レモンの酸度が約2度なので、収穫したばかりの夏みかんはかなり酸っぱい数値です。

 

収穫したばかりの夏みかんは酸度が高いため、貯蔵庫で保管され、「減酸」という工程で酸を抜いています。冬に収穫された夏みかんは、自分の身を守る生存本能によって果実に含まれるクエン酸を消費します。

 

夏みかんを貯蔵することで、旬を迎える初夏には「減酸」により酸度が低下します。その程よい酸味が夏みかんの甘さを引き立ててくれます。
 

つまり夏みかんをわざわざ冬に収穫するのは、実の詰まったみかんを減酸により、美味しいみかんにするためなのです~プロの技ですね(笑)


冬にコタツに入りながら食べるみかんは最高ですよね~皆様が好きなみかんの種類、みかんの食べ方があったら教えて下さいね(笑)私はみかんが大好きなので今日の記事は嬉しい内容でした(笑)

 

本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました。心より感謝しています。